装備レビュー

【レビュー】大容量のなが~いバック『Apidura:レーシング・ロングトップチューブバック』

ロングライドやバイクパッキングでは、トップチューブ上の活用も欠かせない。アクセスがよく、小物や補給食などを収納するのにぴったりだ。

各社から様々な商品が発売されているが、中でも特徴的な製品がApiduraから発売されている。その名も「レーシング ロングトップチューブバック」。発表当初から気になっていた「ながーいトップチューブバック」で、実際に使いながらもやはり良いと感じた。

今回はこのトップチューブバックをご紹介していきたい。

<目次>
0.はじめに
1.製品概要
2.各部紹介
3.いいところ
3-1.絶妙な形状
3-2.積載力も十分
3-3.高機能で抜かりなし
3-4.比較的ずれにくい
4.残念なところ
4-1.ボルトオン非対応
4-2.取り付けられるバイクに制限
4-3.泥汚れが落ちにくい
5.まとめ

0.はじめに

本題に入る前に1つだけお断りを。それは、この製品はAlternative Bicycles様よりご提供を受けているという点。

それでも、僕のブログは『いちユーザー目線で、良いこと悪いことを正直に書く』というのをモットーにしているので、この記事でも自費購入の製品と変わらない視点で正直なレビューをしていく。

 

1.製品概要

さて、では早速ロングトップチューブバックの概要から見ていこう。

 

スペック

・容量:2L
・重量:210g
・カラー:ブラック
・価格:11,600円(税込み)
・商品ページはこちら

 

バイクパッキング用のバックで非常に人気のあるApidura。アップデートを繰り返し、様々なシリーズを経て数多くのバックを世に送り出してきた。

ノーマル(初期のもの。グレーの非防水)

・ドライ(2世代目。防水加工でグレーのやつ)

・レーシング(3世代目。防水&小型軽量系で黒いやつ)

・バックカントリー(4世代目。防水&高耐久でグレー+黒のやつ)

このロングトップチューブバックは「レーシング」シリーズ。独自素材のヘキサロンを使用し、軽量さと防水性を両立した、エンデュランス向けモデルだ。

トップチューブバックはどのシリーズにもラインナップされているけど、この位長いものは「レーシング」と「バックカントリー」の2つのシリーズのみのラインナップである。

 

2.各部紹介

続いては各部を詳しく。

全体はブラックで、アピデュラのロゴとラインが目を引くアクセントに。ラインの部分は反射素材になっている。

独自素材のヘキサロンはざらざらとした質感で、結構コシのある硬い素材だ。もちろん縫い目のない圧着加工で、防水を実現している。

ジッパーは止水ジッパー。ロングタイプなので、明け口が前と後ろの2箇所にある

ジッパータブはアピデュラでいつも用いられているオリジナルの大型タブ

 

内部は白っぽい色合いで、ベルクロがくっつく素材になっている。

付属する中仕切りを任意の位置に取り付けることが出来て、荷物が中でぐちゃぐちゃにならないようになっている。

前側にはケーブル用の穴がある。サイコンやライトを充電しながら仕様するのに便利だ。

トップチューブへの固定はベルクロで、一番前の部分が位置をずらせる仕様になっている。フレームバックとのベルトの干渉を避けたり、共締めしたりするときに有効だ。

*本来はボルトオン非対応。僕が個人的にボルトオンにしたくて、加工して穴をあけハトメ加工している。

このトップチューブバックは長いので、ヘッドとシートポスト両方に固定する。それにより、バックのずれを防ぐ効果もある。

 

3.いいところ

では、実際に使ってみて感じた良いところを書いていきたい。これまでの使用シーンは、冬季北海道ライドや日々の中~長距離ライドなど。

 

3-1.絶妙な形状

まず素晴らしいと思ったのがバックの形状で、トップチューブ上のスペース活用を考える上で最高に良い。具体的には、

①シートポスト付近まで活用できる長さ

②前後で変化のある高さ

③50mmという幅

トップチューブ上はライド中も手が届きやすく、積載によってバイクのバランスも崩れないと、かなり優秀な積載場所だ。それなのに一般的なトップチューブバックは、そのうちのヘッド付近しか活用できないのが勿体無い。

僕は今までシート付近を活用するために、R250のトップチューブバックとウルフトゥースのポンプバックを併用してきた。密度が高く、頻繁に取り出す補給食やバッテリーの類を収納するのにぴったりな構成だった。

それを1つのバックで軽量かつシンプルに実現できるのが、このロングトップチューブバックというわけだ。

降車時に股下が厳しくなってしまいそうだけど、前後で高さを変えてくれているので邪魔になりにくい。僕は体型的に股下に余裕があるのと、スローピングフレームということもあり、問題なく使うことが出来ている。

それでも、バイクのスタンドオーバーハイトとライダーの体型によっては降車の際に股下が苦しくなるかも知れない。ご購入を検討されている方は要注意。

*余談だけど、股下に余裕があるなら前後を逆に取り付けるという方法もある。

こうすると降車時の股下はちょっときつくなるけど、ヘッド付近の高さが押さえられるのでダンシングでもひざにバックが当たりにくくなる。意外とこれでも前側に降りれば股下は平気だったりするのでお試しあれ。

そして、極めつけは50mmという幅。

トップチューブバック最大の欠点は「ひざに当たる」ことで、ライディングポジションやペダリングによっては邪魔になりやすいバックでもある。ひざに当たる可能性を下げて快適に使用するためには「幅を狭くする」というのが重要で、僕がトップチューブバックを選ぶ1つのポイントでもあったり。

具体的には50mm以内の幅に収めたいんだけど、これまたぴったり50mmで出してきたところが最高だと思う。

 

3-2.積載力も十分

前後に長いお陰で、積載力もかなり確保できる。

例えば収納できるものを羅列すると……

・エナジージェル
・モバイルバッテリー10000mA
・各種充電コード
・一眼の予備バッテリー
・Garmin用電池
・薄手グローブ

が余裕で入る。詰め込めばスマホや財布くらいならまだいけるので、ロングライドには強い見方だ。

どれもライド中にサッと取り出したいものなので、トップチューブに仕舞えるのは有難い。また、防水なので電子機器類の収納もOK(ただし、雨の中で開け閉めをすると浸水するので、完全な防水を求めてはいけない)

内部に仕切りを設けることが出来るのも嬉しい仕様で、長時間走ってもオフロードに突っ込んでも、中身がごちゃごちゃにならずに済む。

 

3-3.高機能で抜かりなし

バックの形状設計も素晴らしいけれど、細かい部分も流石はアピデュラという仕様。

防水仕様なのはもちろん、たとえばケーブル用の穴があるのは有難いし、中仕切りもこのサイズのバックなら必須。

ジッパータブは大型で指を引っ掛けて開けやすく、バイクごとに距離が開くかも知れないシートの固定はナイロンテープ使用している。フレームに固定するベルクロも、滑りにくい内側の加工が。

フレームバックと併用する際も、ベルトが干渉しにくくてGood。アピデュラのフレームバックと使うときは場所がかぶってしまったけど、うまいこと共締めが出来てむしろ勝手がよかったくらい。

どれも「ちょっとした機能」なんだけど、それが揃っているかどうかで使用中の快適さに大きく影響が出る。こういうところもしっかり出来ているのが良い。

 

3-4.比較的ずれにくい

ヘッド・シートの前後で固定できるお陰で、一般的なトップチューブバックよりも固定力が高く左右にずれにくい。

どんなに幅を狭くしてもバイクを振るようにダンシングするとどうしてもひざに当たるシーンはあって、その衝撃を受けてもいかにバックがずれないか?も結構大事だったり。

固定方法と滑りにくい素材のお陰で、大径のアルミorカーボンフレームならほぼほぼズレることはないだろう。

一方で、細身のクロモリフレームだと「比較的ずれにくい」という程度。一般的なとっチューブバックよりはマシだけど、やっぱりここはボルトオンには敵わないなぁと思ったり。

*加工してボルトオン仕様にしました。かなり雑な個人加工ですが、いまのところいい感じです。

 

4.残念なところ

最後に、使用していての残念なところを。

4-1.ボルトオン非対応

先ほどの「いいところ」でも少し触れたけど、やっぱり細身のクロモリフレームに使用するならボルトオンで固定するのがベストだと思う。

防水性に問題があるからなのか、または他の製品との差別化のためか、残念ながらこのロングトップチューブバックはボルトオン非対応だ。

現状だと、クロモリバイクのHOOKに使用するのはちょっと微妙。今後自分で穴を開けてしまおうか迷っているところ。。

⇒実際に穴をあけてボルトオンにしました。現状問題なく良い感じです。

 

4-2.取り付けられるバイクに制限

素晴らしい製品だと思う一方で、汎用性を考えるとフレームバックの様にサイズ違いのラインナップもあると最高だったなあとか。トップチューブの短い方でも使いやすく、また逆に長い方でも余すことなくパッキングが出来たら最高だろう。あるいは、バイクによって使い分けが出来たら完璧だった。

現状はサイズが1サイズしかないのでおそらくどうしてもバイクにフィットしない方もいるだろうし、広くお勧めできない残念な部分ではある。

 

4-3.泥汚れが落ちにくい

これはオフロードで使用しない限り問題がない部分だけど、独自素材のヘキサロンは表面がざらざらしているので、泥汚れが落ちにくい。

グラベルバイクとかに付けて使うとトップチューブ付近にも泥がかかる場面はあるし、その汚れをサッと落とせると日ごろのライドから気軽に使えてよい。

汚れていても機能的に問題はないのでまあいいんだけど…個人的にはヘキサロンの一番気に食わない部分だ。

 

5.まとめ

以上、アピデュラのロングトップチューブバックをレビューしてみた。

長いトップチューブバックは珍しいけど、スペースを余すことなく活用できるので僕は凄く気に入っている。サイズ的に使用が難しい方もいらっしゃるのが残念だけど、マッチする方には強い見方になってくれるはずだ。

僕が過去に使ってきたトップチューブバックと、それを通してのトップチューブバックの選び方」をこちらの記事でまとめているので、お悩みの方はぜひこちらも合わせてどうぞ。

このレビューが、皆様のトップチューブバック選びの参考になれば幸いだ。

商品ページはこちら

おわり

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