ツーリング記

音楽ノリノリでグラベルを遊び、コーヒーを飲むだけのライド

最近ロングライドの予定が組めず、リフレッシュにグラベルに行くことが多い。

梅雨の晴れ間を見つけたので、遊ぶついでにちょっとしたデイキャンプ気分でコーヒーを飲んできた。

<目次>
1.新しいおもちゃ
2.どろんこグラベル
3.コーヒーでまったり
4.洗車するまでがグラベル

1.新しいおもちゃ

実は新しく投入するおもちゃがあって、それがこのスピーカー。僕はのんびり系のキャンプも嫌いじゃないんだけど、全く何もすることがないと暇になって飽きてしまうことが多い。音楽でも聴けたらいいのになぁと前々から思っていて、満を持して買ったのがこのAnkerのSoundCore2だ。

SoundCore2

IPX7なので水に沈めても大丈夫だし、駆動時間も24時間と十分、重量は414g。しかも形が細長い直方体なのでフレームに括り付けるのにぴったりだと思ったわけだ。これも試してみたくて、今日はあえてショートライド。

トップチューブに括り付けてみたが収まりもいい感じで、ボタン操作もしやすい。

トップチューブに取り付けた

走行速度が上がると風の音でかき消されがちだが、音量を上げていけばロードバイクの速度域でも十分を楽しめる。目安としては、DHバーを使って40㎞/hくらいで走っていても全く問題なし。ただ速く走っても聞こえる音量だと住宅街や街中では煩そう。まあ、人気のない場所で使う予定なので問題ない。

やっぱり好きな音楽が流れているだけでテンションは上がるもので、TT区間を音楽を聴きながらぶっ飛ばすのはかなり楽しかった。

⇩まだ耐久テストは済んでいないけど…一応リンクを。右はより小型軽量なもの

 

2.どろんこグラベル

アプローチをサクッと走って、いよいよグラベル区間へ。梅雨時の晴れ間を狙って出かけてきたので、予想はしていたけど水たまりだらけの泥どろコース。

めちゃくちゃ泥(笑)

「グラベル」といっても砂利というより砂+石という感じ。もっとも海外でいうグラベルは、日本でいう砂利よりも目が細かいオフロードを指すらしく、日本の林道やダートと言われる道はトレイルというジャンルに当たるみたい。

MTBで来てもよかったけど、選んだのはロードバイク(ルーベ)+32cシクロタイヤエンデュランスロードに32cタイヤを履かせたグラベルロードもどきだけど、こういう路面なら十分走れるし、僕は結構楽しいと思う。使っているタイヤ:CG-CXはマットな路面も意識したブロックタイヤなので、特に相性がいいのかも知れない。

タイヤが泥にとられる瞬間に気を付けながら、音楽ノリノリでグラベルを駆け抜ける。鳥のさえずりを聞きながら走るオフロードも大好きだけど、こういうのも新鮮でいい。オフロードでアドレナリンが出る感覚に、ノリのいい曲が合わさってテンションMAXだ!

ロードバイクなのでBBハイトが低く、水たまりで靴に泥が跳ねる。普段は嫌だけど、そういうタブーをあえて犯している感じがまた良かったりする(笑)

この冒険感…。もう堪らない!!

この手軽に味わえる冒険感が、日本のグラベル(トレイル?)ライドの良さなんじゃないかなとも思う。白神ラインみたいなロンググラベルが少ないのは悲しいけれど、逆に言えばいつでも帰れる気軽さがあるグラベルってのも悪くない。

今回走った場所は砂利が少ないお陰で、細タイヤでもスピードに乗って走ることができた。梅雨になって一気に草木が生い茂ってきたが、それもまた楽しい。草木が視界に近いので余計に速度感が増す。

上手く周回出来るコースを見つけると、路面を覚えて攻略していく。もっとスムーズに、もっと速く…。シクロクロスって、こんな感じなんだろうか?

攻めていくとき、BGMがあると尚更ハイになる。思った通り、オフロードとスピーカーの相性はいいみたい。

 

3.コーヒーでまったり

グラベルで汗だくになった後には、開けた場所に出てコーヒータイム。パッキングしてきたガスやコッフェルを取り出して、お湯を沸かす。

本当はコーヒー専用のミルだとか、エスプレッソ用にマキネッタなんかも欲しいんだけど…あいにく僕は持っていない。モンベルの汎用コッフェルを使ってお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。

今まで相当屋外で寝泊まりしてきたけど、僕にとってのテント泊・野宿は手段であって目的ではなかった。実用性に全振りして装備を選んで来たので、そういう趣味的なアウトドア用品は全然持っていないのだ(笑)これからはコーヒー道具もそろえていきたいなぁ…。

愛車を眺めて外で飲むコーヒーって、なんでこんなに美味しいんだろう?

例のスピーカーの調子もよく、心地よい時間が流れる。ここ最近机に向かってばかり…こういう時間が一番のストレス解消になる。

コーヒー片手に付近をうろうろ探索すると、水たまりにカニが居た。そういえば小さい頃よく採って遊んでいたなぁと懐かしくなったり…。なかなかのサイズで立派な奴だ、今何歳くらいなのかな?

 

4.洗車するまでがグラベル

帰りはまたTTモードでがっつり走る。

32cのブロックタイヤは走行抵抗が多少大きいけど、空気圧を下げられるので路面の凹凸を綺麗にいなしてくれて走りやすい気もする。低圧運用がとても魅力的なので「早くチューブレスにしたい!!」と思いながら、重たいタイヤをぶん回す。

日が傾いてきて、青々としてきた草が閃く。こういう景色に梅雨の終わりを感じるのも、自転車の楽しみだ。

そして帰宅。覚悟はしていたけど、バイクはかなり泥んこ…。グラベルのあとに欠かせないのが洗車だ。MTBを買ってから知ったが、オンロードじゃ考えられないくらいバイクがドロドロになる。

ロードバイクとは思えない…(笑)

「お前はロードバイクとして生まれてきたのに…俺の元に来たばっかりに、こんな道ばっかり走らせてしまってすまんな」

ドロドロの愛車を見るとそんな気持ちが浮かんでくるが、自転車は乗り手を楽しませるために生まれてきた道具だ。「そういう意味で、お前は何よりも役目を全うしているぞ」と、感謝を込めて磨いてやる。

こんな道に突っ込ませられる側はたまったもんではないだろうが、素直に楽しいものは楽しい。ロードorクロス乗りで、非日常や自然が好きな方はぜひお近くのグラベルへ!(笑)

おわり

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