ツーリング記

ロードバイクで逝くグラベル!白石~蔵王の林道巡り

快晴の蔵王エコーラインを抜け、気分上々で今日のもう一つの目的:林道巡りへ。

今回は、航空写真で目星をつけておいた白石~蔵王の林道を回ってみた。その様子を写真多めでご紹介。

<目次>
1.林道①
2.林道②
3.林道③
4.林道④

1.林道①

エコーラインの下り、途中にある強羅温泉(ごうらおんせん)への分岐を曲がり、森の中へと入る。エコーラインは日が昇ってからは交通量が多いが、こちらの強羅温泉側は全く人気がない。道も無茶苦茶狭いしブラインドカーブばかりだから当然だが、こういう道の方がそそられるし気持ちがいい。

強羅温泉

温泉沿いには蔵王から流れる清流が。轟音を立てて流れる清い流れは、日々の疲れを癒してくれる。夏を控えた緑が眩しい。

まずはこの強羅温泉近くの林道へ。

予想していたよりも草木が育っていて、道のほとんどをふさいでいる。自転車の幅でさえ通るのが困難だ。

それでもいけるところまでは行こうと先へ進んだが、程なくして道が崩落していたので断念した。まだオフロード初心者の僕だが、林道にはつくづくイレギュラーがつきものだと思う。

それでも、新投入したシクロクロスタイヤ:パナレーサーのCG-CXが予想以上に良くて上機嫌な僕。

CG-CX

僕の乗っているルーベSL4Discは、ロードバイクながら超ギリギリ32cタイヤが履ける。そこで目を付けたのがシクロクロス用のタイヤだ。シクロクロスは競技ルールで実測タイヤ幅が33c以下と決まっているので、表記は32cなのに実測35cみたいな困った事態は起こりにくい。

中でもパナレーサーのタイヤは、各レビューを見る限り「実測値が表記通り~やや細め」という流石の日本企業という律義さなので、安心して購入出来る。僕の経験上も他社に比べてやや細めの仕上がりだ。

 

2.林道②

最初の林道が崩落で消化不良となってしまったので、すかさず2本目へ。

こちらも緑が濃くて、木漏れ日が美しい。

タイヤのサイドスキンとフレームに巻いているカモテープが林道の緑にマッチしている。この自然に溶け込んでいく感じがたまらない。

途中にはこんな沼?ため池?もあった。突如として現れる大きな水たまりに驚くが、風になびく水面み見とれてしまった。

近くには池を静かに眺めるお地蔵さんが。過去に何か事故や、悲しい出来事があったのだろうか。それとも守るためのお地蔵さんか。そんなことを考えつつ、先へ進む。

緑はどんどん深くなっていき、ついには草が多くて走行不能なほどに。残念だが諦めて慎重に来た道を下っていく。いくらシクロクロス用タイヤと言っても、バイクパッキングの積載だと実力不足に思える。抜重やバイクコントロールが難しい。

今まで、完成車で35c前後が多いグラベルロードのイメージから、細めのタイヤは砂利道=グラベルが得意と思っていた。だけど、いわゆる砂利がびっしりの砂利道は32c程度のタイヤじゃ走りにくい。タイヤが砂利に埋まるしブレーキングで滑る。むしろ岩があるシングルトラックでも、締まった土の方がバイクコントロールで避けられるなら楽しいし走りやすい。(あくまで、オフロードド素人の目線だけど…)

細いタイヤはこういう方が走りやすいと思う

 

3.林道③

さて、また舗装道路を移動して林道へ。こちらもとある林道で砂利のダブルトラック。さっきよりも人の入りがありそうな雰囲気。

天気がいいと緑が眩しい。足元は少々心もとないが、やはりこの冒険感はやはり堪らない。

そして、バイクパッキングとグラベルの組み合わせは本当にカッコいい…!

急に開けた場所に来た

木々に埋もれて走っている中で、急にこんな景色が出てくるとびっくりする。僕も景色に目が行ってしまい気が付くのが遅れたが、サルも同じく日向ぼっこをしていたらしく、お互いにびっくりしてしまった。

轍でバイクが自立する

先に進むと砂利の轍が深くなってきた。

こうなると走るのがかなり難しくて、脇の草の部分を走った方が楽になる。この掘れ方、4輪が通るコースには思えないし自動二輪の跡なんだろうか?

遠くに蔵王の山々が

予想以上に景色のいい林道で、さっきまで走っていた蔵王の山々が見えた。もう少し早い時期にきていたら、山頂付近が真っ白でもっと綺麗なんだろうなぁ。

やっぱり景色の開けたグラベルは気持ちがいい!

切り出した感がたまらない

道に恐怖感も少なく、全体的には程よく荒れていて楽しい林道だった。

 

4.林道④

また少し移動して、今日最後の林道へ。こちらは今までの場所よりももっと森が深い。

マットな場所も

今までで一番バリエーションに富んだ路面で、崩壊したアスファルトから土・泥まで。長いこと人が入っていなさそうな支線も多くて、思いっきり楽しむならグラベルロードとかよりMTBの方がいいような気もした。

PoliceMagnum OC-17

あくまで感覚的な話だが、こういう道だと熊が余計に怖い。2週間後に予定している白神ラインでは、地域的にもっと熊が怖い場所。それに備えて買っておいた熊スプレーをバックポケットに入れていたのだが、特に問題なく使い勝手もよさそうだった。

「この道がどこまで続くんだろう?」というドキドキ・ワクワク感を頼りに、進めるところまで進んでいく。好奇心と恐怖心のバランスが、童心に帰ったようだ。

どこまでいけるんだろう?

これが貫通している林道でその先にも行けたらいいんだけど、ここは事前情報通りすべて行き止まりなのでピストンのみ。

やっぱり気分的には、貫通している道の方が嬉しいなぁ。

いくつもの支線に出たり入ったり。

それぞれ路面環境も異なっていて、新しい32cタイヤのテストにはちょうどよかった。土や深くない泥が一番走りやすくて快適だった印象。

気になっていた林道をめぐることができて満足。

最後の支線を走るときに、気づいたら毛虫が腕に乗っていて腕を刺されてしまった。痒みや痛みは出なかったけど、見た目は結構炎症を起こしてしまったのでこれからは要注意だな。まだまだオフロード初心者だけど、発見と改善を積み重ねて楽しんできたい。

おわり

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