前回まではこちら
やたらとうるさい夜だった。
道の駅にテントを張らせていただけたんだけど、夜中に鳥がキャーキャー物凄い声で鳴いていて、正直よく眠れない。イマイチ疲れが取れないまま、うなされるのが嫌になって日の出前に撤収。
朝起きて天気予報を確認すると、どうやら明後日から天気が崩れる様子。白川郷へは天気のいいうちに行きたい。となると明日に白川郷入りだから、今日は最低でも滑川までは行っておきたいところ。さあ出発だ。
暗いうちにさっさと長野を通過し、上越へ。雪景色の中を爽快に飛ばしていく。
曇天なのが残念だが、雪景色はやはり綺麗だ。スパイクタイヤを使いたくて、わき道へ寄り道してみたり…。
除雪後の雪壁は物凄い高さだ。これはかなり低いほうで、基本2~3mといったところか。2月の後半だというのに、流石は長野県。
そうこうしているうちに、上越へ到着。久しぶりに見る海は輝いて見えた。
天気も回復し、青空に。いろいろな地方の海を見てきたけど、それぞれ青さに違いがあって面白い。日本海の海は、深くて濃い青ー群青色って感じだ。
ちょっと話はそれるけど、僕は所謂色弱で、赤がよくわからない。そのせいで補色の緑もみんなと見え方が違っていて、たぶん良く見えている色は青色くらいだ。そのせいか、その微妙な違いに敏感になって、普通の人とは違った角度から景色を楽しめているのかも知れない。そう考えると、これはこれで悪くないと思える。
路面に雪が残っているかもと思っていたけど、そんなことはなく綺麗なアスファルトだった。しかし、自転車専用道なるものは圧雪されていない雪で、場所によっては膝上まで積もっていた。まあ、こんな時期に走る人なんてそういないもんね。
通りたくなかったけれど、工事中でやむ終えず国道8号。しかし幸か不幸か、親知不のあたりのトンネルは工事中で片側規制。自転車は工事用車両の横をのんびりと走らせてもらえた。けれどここは大型車も多くて本当に怖い道だ。大迷惑だろうし、もう二度と通ることはないだろう…。
そこからはひたすら海沿いを走って滑川まで。もはや慣れては着たけど、平地で爽快感がない自転車というのは、ちょっとしんどいものがあった。
ちょうど日の入り位に滑川に到着。
時間的にはもっと進むのもありだったけど、なんでもない道に飽きていたので今日はここで終了。なんだかんだで220km。このタイヤでも意外と走れるもんだ。
今日はゆっくり寝て、明日はまた暗いうちから白川郷目指して走り出そう…。
つづく(ロードバイク雪上ライドの記事一覧はこちら)
Add Comment