装備レビュー

【レビュー】アウトドア用ライトに『Olight:Perun2』がおススメ!明るく長持ちな万能ライト

登山、キャンプ、釣り、林道サイクリング等々……アウトドアではヘッドライトが必要になる。各社から様々な製品が発売されているけれど、種類が多くて選ぶのが大変だったり。。

今回ご紹介するのは、Olight(オーライト)から発売されている「Perun2」というライト。最大2500lmの明るさを備えるうえ、ヘッドライト、胸ライト、あるいは磁石に付けて照明としても利用できる、アウトドアシーンには万能で便利な奴だ。実際に使用してみた感想を含め、レビューをしていきたい。

*Olightさんより、読者の皆様へ公式ストアで使用できるクーポンを頂きました。よろしければご利用ください。

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<目次>
1.商品スペック
2.各部詳細
2-1.機能と形状
2-2.操作方法
2-3.明るさとランタイムについて
3.いいところ
3-1.明るさとランタイム
3-2.クリップと磁石が便利
3-3.便利機能が満載
4.残念なところ
4-1.ヘッドライトとしては重い
4-2.専用ケーブルが必要
4-3.モードがややこしい
5.まとめ

*この製品はOlightさんから提供を頂いていますが、「良いことも悪いことも正直に書き、ファクトチェック以外の校正も受け付けない」という条件のもと執筆をしています。

1.商品スペック

まずはPerun2のスペックからご紹介。

スペック

・サイズ:120.7*φ27㎜(ヘッド部分φ28.6㎜)
・重量:161g(ヘッドバンド抜き)
・明るさとランタイム:
―Turboモード:2500→ 800lm(2+175m)
―Highモード:500lm(4.5h)
―Mediumモード:120lm(18h)
―Lowモード:30lm(66h)
―Moonlightモード:5lm(12.5d)
―SOSモード(5h)
・機能:接近センサー、IPX8(2m)防水、1.5m耐衝撃、底部マグネット
・定価:9,995円
・公式サイトはこちらAmazonはこちら

 

パッケージの中身はこんな感じ。(↓)

付属品は以下の通りで、なかなかに豪華な感じがする。

・Perun本体×1
・ステンレス製ポケットクリップ×1
・MCC3マグネット式充電ケーブル×1
・ヘッドストラップ×1
・ストラップ×1
・ストラップ通し×1
・取扱説明書×1

実測の重量は、クリップやバンド等を全て外した状態で153g。ヘッドライトとして使用する場合はヘッドバンドが加わり総重量213g、ライト単体としてクリップを追加すると163gだった。

公称の161gは、パッケージに入っている状態の本体+クリップと考えると精度は十分。

 

2.各部詳細

続いては、Perunの詳細を見ていこう。

2-1.機能と形状

本体はアルミ製で、しっかりとした作り。加工精度も十分高い様に思う。

表面にはたくさんの滑り止めのスリットが沢山入っているので、持ちやすさもUPしている。

全体が艶消しのマットブラック。シンプルなデザインでカッコいい。

上部にスイッチがある。大きいのでグローブをしていても押しやすく、クリック感もあるので操作しやすい。

また、手に持った状態で押しやすい様にスイッチ面はやや後ろに傾いている。こういう細かな工夫もいいなぁと思う。

底面には充電口。よくあるmicroUSB等ではなく、付属する専用のケーブル「MCC3」を使用して充電する。(追加で購入する場合は1,695円

この充電口にマグネットがついているので、磁石が付く素材になら壁や天井にもくっつけて使用する事が可能。また、充電ケーブルも磁石でピタッとくっつくので、ケーブルを差し込むのに手間取ることは無い。

充電中はケーブルの本体付近が光る。充電中は赤、完了で緑。残念ながら、充電中のライト使用はできない。

満充電までは約3.5時間と、急速充電なのも嬉しい(5V2Aでの充電時間)。実験してみたけど、公称通りの充電時間だった。

ヘッドライトとして使用するときは、クリップを外して付属のヘッドバンドをセット(一応、クリップを外さなくてもセットは出来る。)。ヘッドバンドは幅25㎜のゴム紐で、3辺共に長さ調節ができる。調節はしやすく、側面の縦縞模様は反射素材。

ライト本体の固定はゴムバンドで行う。前作のPerunはここにマグネットが入っていたのに対し、Perun2はマグネット無し。とはいえ、これでも着脱に支障はないし重量も抑えられるので良いかも知れない。

レンズの上部(画像では左端)にある黒い部分は、接近センサーらしい。

大光量のライトは至近距離で照射するとものを溶かしたり燃やしたりしてしまう危険があるので、それを防ぐため自動で光量を落とし、1分間それが続くと消灯してくれる。いわば安全装置だ。

 

2-2.操作方法

続いては操作方法を。スペックでも書いたけど、もう一度明るさとランタイムを載せておきたい。

明るさとランタイム
・Turboモード:2500→ 800lm(2+175m)
・Highモード:500lm(4.5h)
・Mediumモード:120lm(18h)
・Lowモード:30lm(66h)
・Moonlightモード:5lm(12.5d)
・SOSモード

 

そして、ライトの操作方法について。多機能な分操作が多いので、最初は特に分からなくなると思う。

操作方法

・ON/OFF:1クリック。

*基本的に消灯時の明るさで点灯。(TurboモードはHighモードで点灯、SOSモードはメモリされない)

・モードの切り替え:スイッチ長押し。

*Moon(或いはTurbo/SOS)→Low→Medium→High→Low→……の順に変更

・Moonモード:消灯時にスイッチを1秒長押し。

・Turboモード:ダブルクリック。

*再度ダブルクリックで元のモードに戻る。

・SOSモード:トリプルクリック。

*「トントントン、ツーツーツー」というSOSのモールス信号

・キーロック:消灯でMoonモードが終わるまでスイッチを長押し。1回点滅が出るまで長押しで解除。

・スマートオフ:点灯でダブルクリック長押しで切り替え。

*1回点滅は短時間(3分間)タイマー、2回点滅は長時間(9時間)タイマー。

 

 

2-3.明るさとランタイムについて

Perun2の連続点灯実験をしてみたところ、middleモード(公称120lm:16時間)が20時間点灯し続けた。

実のところ、公称値通りの連続点灯が出来ないライトは市場にいくらでもある。それなりに有名なブランドだって、かなり大雑把だったりサバを読んでいたりもする。

このPerun2に関しては、連続点灯時間に関しては十分に公称通りというか、それ以上に点灯し続けたので評価できる。その一方で、ちょっとすると120lmの光束を発していないのかも?という疑問も残っていて、残念ながらそれを測定できる機械を僕は持っていないので確認のしようがない。

ともあれ「じゃあmiddleモードの120lmは暗く見えるのか?」と言われるとそんなことはなく、目視で確認する限り僕は明らかにおかしいとは思わなかった。

見た目の明るさに関していえば、配光が拡散系なので、広い範囲を照らせる一方でピンポイントの明るさは落ちる。特に500lmのHighモードを使っていると、よりスポット系の自転車用ライトと比較すると一見暗くも見える。

実際に500lm出ているのかは先ほども書いた通り調べようがないけど、「スポット系の配光のライトと比べると『○○lm』に対して多少なりとも暗く見える」というのは頭にいれて頂きたい。

 

3.いいところ

では、実際に使ってみて感じた良いところを。使用環境は、グラベルロードやMTBでの林道ツーリング、登山、キャンプなど

3-1.明るさとランタイム

Perun2の特徴でもある明るさとランタイムは、やはり真っ暗な環境での運用で心強い。

登山やトレイルランニングで夜中に出発することも多々あるけれど、十分に明るく、またバッテリー切れの心配が少ないのでとても安心感がある。

山歩きで僕が一番使っているのはmediumモードの120lmで、夜間歩行に必要な明るさを確保してくれる。実測のランタイムが20時間と長持ちなので安心だ。

登山道だと偶に暗さゆえにルートが一瞬分からなくなることがあるけど、そんな時は500lmのHighモードや最大2,500lmのturboモードを使う。広範囲を照らせる拡散する配光も相まって、暗い森の中でもルートを見つけやすい。先日の登山でも、この明るさはとても役に立った。

実のところ、150lm前後でランタイムの長いライトは、安価な乾電池式でもいろいろ売られていてちゃんと使えるものも多い。しかし、それらは1,000lmを越える大光量のモードが無い。草むらや木々の先を照らしてルートを見つけるには大光量の明るさがあった方が便利で、その点においてもPerun2は頼れる存在だ。

林道ライドのときも、Highモード以上の明るいモードが役に立つ。速度域の早いサイクリングでは、やはりそのくらいの明るさは必要になるからだ。

500lmのHighモードでも4時間半もつので、こちらも必要に応じてガシガシ使えるのが有難い。

 

3-2.クリップと磁石が便利

Perun2はいちおう「ヘッドライト」として販売されているけど、僕としてはクリップを使用した「胸ライト」や「腰ライト」、又は底部の磁石を使用した「マグネットライト」としての使用が、Perun2の本領を発揮できる使い方じゃないかと思っている。

Perun2は一般的なフラッシュライトとは異なり、本体から直角方向に光を発する。それにより、(↑)の画像の様に自然な方向にy装着して胸ライトや腰ライトとして使用できるのだ。

付属のクリップやストラップで固定すればなかなか落ちないし、身体が向く方向を照らせるライトは結構便利。頭に重量物を載せずにすむので首や肩が楽になり、疲労を軽減できるのもメリットだ。拡散する配光と長いランタイムも相まって、常に前方を照らす常用灯として使いやすい。

もちろん先ほどのルートファインディングなどでHighモードを使うときは、サッと手に取って懐中電灯の様にも使える。

ここまでアクティブな使い道をメインに書いてきたけど、キャンプ等のアウトドアシーン全般的にも、クリップや磁石は便利だ。

例えばテント内を照らすランタンの様に使いたいときにはテント内のループや細引きなどに引っ掛けて使えるし、車や金属のボックス、柱などの傍で作業をするときには底部の磁石で即席の照明となる。

写真の様に細いパイプにもしっかりくっつく磁力なので、ずり落ちてしまうストレスも無いだろう。

 

3-3.便利機能が満載

その他にも、ライトの「安全装置」や「マグネット充電ケーブル」は良いと感じた。

安全装置には、接近センサーによる発火防止と、運搬時用のロック機能がある。ご存じない方もいらっしゃるかも知れないけど、1,000lmを越えるような明るいライトは、近距離で照射すると物を溶かしたり発火させたりしてしまう。バックの中で不意にボタンが押されて誤作動しようものなら、他の装備を壊したり最悪火災に発展したりしかねないのだ。

同様の危険は狭いテント内等でも言える。安心して使用するために、これらの機能はとても評価できる。

磁石でくっつく専用の充電ケーブルも、使ってみると楽で良かった。テント内等でライトを充電するとき、当然周りに灯は乏しく良く見えない。そんな中で一般的なUSBケーブルを挿すのは至難の業で、これが結構ストレスなのだ。

近づけるだけでパチッとくっつくマグネットケーブルは、アウトドアシーンでの充電に理想的だった。

 

4.残念なところ

お次は、使って感じた残念なところを。

4-1.ヘッドライトとしては重い

まず気になるのは、やはり重たいこと(ヘッドバンドも合わせて213g)。

この重さをずっと頭に付けているのは、正直結構キツイ。しかも重心がライト本体がある前側に偏るので、その重量以上に頭や首、肩への負担がある。

先ほど「ヘッドライトよりも腰ライトや胸ライトとして使った方が良い」と書いた1つの理由はこれで、Perun2はヘッドライトに拘らず他の場所に付けてしまうのがいいんじゃないかな?と思う。

同じOlight製でもより軽量な「Perun Mini」などがあるので、欲しいスペックと比較しながら使い分けをするのが良いだろうか。

 

4-2.専用ケーブルが必要

先ほどは「暗闇で使いやすい」と評価したケーブルだけど、やはり汎用品では代替できないのが痛い。

ケーブルを忘れてしまったり、出先で断線してしまったりすると一発でアウト。普通のmicroUSBやtypeCならコンビニにも売っているから何とかなるけど、基本通販でしか手に入らないので問題が起きてから使用できるまで数日はかかってしまうのだ。

予備のケーブルも購入して持ち歩くという手はあるけど、荷物になるし面倒だ。

最近の登山やツーリングでは、ただでさえiPhoneにmicroUSBにtypeCに……とケーブルがたくさん必要なのに、更に専用品が1本増えるのもいただけない。

 

4-3.モードがややこしい

沢山の明るさや消灯タイマー、ロックなど機能が盛沢山なのは良いが、その反面操作がいろいろありすぎてややこしい。

「消灯状態でダブルクリックは~」とか「点灯状態でダブルクリックは~」「このとき1回点滅は~という意味で~」なんて、フィールドで瞬時に判断できるものではないと思う。

慣れの問題だとは思うものの、もう少し操作を簡素化するか分かりやすくしてほしいなと思う次第だ。

 

5.まとめ

以上、Olightのヘッドライト「Perun2」のレビューをしてみた。長持ちでありながら、非常に明るいモードも兼ね備えた本格的なライトだった。

様々な便利機能は、登山やキャンプツーリング等のアクティブな方にも、キャンプや釣りなどアウトドアを楽しむ方にもメリットがあるだろう。アウトドア用の万能ライトといえると思う。

最後に気になるのは価格だけど、定価の9,995円も高くはないと思う。そして、Olightのオンラインストアでは随時10~20%の割引セールも開催されているので、ぜひチェックしてみて頂きたい。

クーポン
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対象: OLIGHTストア全商品(タイムセール商品とX9R Marauderを除く)
期間制限: なし
回数制限: なし

 

おわり

 

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