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【レビュー】飲み口が汚れないボトル!『キャメルバック:ポディウム ダート 21oz』がグラベルや雨天ライドに便利

グラベルライドや雨天時のライドでは、サイクルボトルの飲み口が泥跳ねで汚れてしまうこともしばしばある。砂がついた飲み口は不快だし、衛生的にもよろしくない。

そんな悩みを解決してくれるのが、Camelbak(キャメルバック)のPodium Dirt(ポディウム ダート)ボトル。今回は、その便利なキャップ付きボトルをご紹介したい。

<目次>
0.はじめに
1.製品概要
2.サイズについて
3.使用感
3-1.飲み口が汚れない!
3-2.キャップの着脱は面倒か?
3-3.付け替えや洗いやすさ
4.まとめ

0.はじめに

本題に入る前に1つだけお断りを。それは、この製品はライトウェイさんよりご提供を受けているという点。

僕のブログは『いちユーザー目線で、良いこと悪いことを正直に書く』というのをモットーにしているので、この記事でも正直なレビューをしていく。ご提供を受けた品ではあるけど、記事を書くにあたってライトウェイさんにもその点を了承して頂いていることを、はじめにお断りしておきたい。

 

1.製品概要

まずは簡単に製品の概要からご紹介。

 

スペック

・容量:620ml(21oz)
・サイズ:φ7.4×24㎝(実測なので誤差がある可能性あり)
・カラー:ブラック、シャドーグレー/サルファ、バーガンディー/ブルー、ライム、ホワイト
・価格:2,640円(税込み)
・公式サイトはこちらAmazonはこちら

 

キャメルバックのポディウムボトルは、今更僕がご紹介するまでもないくらいの超人気ボトル。飲みやすくて洗いやすい飲み口に、手になじむ柔らかい本体が特徴のボトルだ。軽量でシンプルなタイプから保冷力を強化したものなど、多様なラインナップがある。

キャメルバックはハイドレーションシステムの生みの親でもあり、流石の実力と言えよう。

(↑)キャメルバック公式サイトより引用

このダートシリーズは、冒頭でもご紹介した通り『飲み口が汚れないキャップ付き』のモデルだ。

断熱材が入っていて保冷力の高い「チル(Chill)」と、柔らかくシンプルなボトルの「ノーマル(無印)」があって、僕が使っているのは「チル」の方。容量は620mlだ。

 

余談だけど、実はダートシリーズに付属する飲み口保護キャップは、単体でも購入が可能。(↓)

だから、今既にキャメルバックのボトルを使用している方は、手持ちのボトルに別売の保護キャップを取り付けることでも同じ効果は得られるし、デザインやサイズ・機能などでダートシリーズ以外を使いたい場合も、同様に保護キャップを付ければOKだ。

ただし、価格的にはダートシリーズをはじめから買ってしまった方が、バラで揃えるよりもお買い得ではある。

 

2.サイズについて

ちょっと余談なので気にしない方はすっとばして頂きたいんだけど、バイクパッキングを多用する方やフレームサイズの小さい方なら無視できないのがボトルの長さ。

フレームバックと干渉したり、ハンドル周りへの取り付け可否がわかれたり……と地味に重要だったりするのに、なぜか公式HPにも他のブログにも書いていない。

この「ポディウム ダート チル 620ml」の場合、ボトル底面~飲み口までの長さは約24㎝。容量は620mlと一般的なロングボトル(700ml)よりも少ないけど、保冷素材が入っているぶん長くなっている。

ちなみに保冷機能のない「ポディウム」は、同じ620mlで長さが約20.5㎝だった。保冷機能の有無で商品を選ぶのもいいけれど、フレーム内にあれこれ付ける場合はこの3.5㎝の差が結構大きいので、ご購入の前にお気を付けを。

 

3.使用感

では、早速使用感を。良いところと気になるところを何点か書いていきたい。

 

3-1.飲み口が汚れない!

そもそも僕がダートボトルが欲しいと思ったきっかけは、グラベルライドでボトルの飲み口がドロドロになるのが嫌だったから。特に雨で路面がぐちゃぐちゃの時なんか、とても飲めたものじゃない。

(↑)泥の多い場所を通るとこうなってしまう。。

ハイドレーションパックを背負うしかないのかな……なんて思っていたところに、ライトウェイさんのカタログでこのボトルを発見し、早速サポートして頂いた。

で、実際どうかというと、ちゃんとキャップが飲み口をガードしてくれるので汚れることがない。

キャップの収まり具合によってはグラベルの振動で外れてしまうんじゃ……とも思ってたけど、そんなことは一切なく飲み口を保護し続けてくれた。

ただし、キャップの深さはそこまで深い訳ではないので、飲み口の下側の方やボトルの蓋部分は汚れてしまう。

普通に口を付けてのむ分には問題ないけど、飲み口を咥える様に飲もうとすると砂が口や鼻に当たってしまう事があるだろう。飲み方の癖がある方はちょっと注意が必要かも?

 

3-2.キャップの着脱は面倒か?

この保護キャップがついているデメリットとして、飲む度に『ボトルからキャップを外す→飲む→キャップを付ける』と、着脱の手間がかかってしまうのがある。

それこそ高強度のライドやレースの様に余裕のない状態でサッと飲みたい場合は不向きだし、荒れた路面で走行が安定しない時なんかは扱いにくいと感じるだろう。

とはいえ僕は、そんなに面倒に感じていない。キャップを外すのは片手で簡単に可能だし、付けるのも乗りながら出来る。もちろんオフロードでは、そんなに乗りながら飲むシーンも無いというのもあるけど。

確かにひと手間増えるけど、水が砂の味になったり飲み口がドロドロになったりすることを考えたら全く苦にならないと思う。

 

3-3.付け替えや洗いやすさ

このポディウム ダートは、キャップも飲み口も分解が簡単で洗浄や乾燥がしやすいのも良い。

分解の方法は、ライトウェイさんのブログに詳しく書いているのでこちらを参考にどうぞ。

他社の製品ではボトルに特殊な機構があり洗うのが難しくて、気づけばカビてしまっていた……なんてこともあったり。

その点、キャメルバックのポディウムボトルは元々分解できて洗いやすい構造だし、付属のマッドキャップも簡単に取り外せるので洗うのも乾かすのも楽ちん。毎回使用するものだからこそ、こういう実用性が結構重要だ。

 

3-4.ボトル自体も高性能

ここまで「飲み口が汚れない」というポイントを書いてきたけど、もちろんボトルそのものも高性能。

ポディウムボトルの特徴として、柔らかく手で握りやすいというのがある。僕は今までポーラーやTACXのボトルを使ってきたけど、確かにポディウムは柔らかくていいなと思った。特に保冷機能のないシンプルなタイプは、非常に使いやすい。

そして、水の出が良い飲み口もいい感じ。飲みやすくて気に入っている。

また、チルボトルは保冷性能も十分高いので、夏のライドでも活躍してくれそう。

キャメルバックはチルボトルの更に2倍の保冷機能を持っている「アイス」ボトルも展開しているけど、残念ながらダートシリーズに展開はない。アイスボトルを使いたいなら、保護キャップを別で購入する必要がありそうだ。

ただし、1つだけ地味に気になっているのが「水を最後まで飲めない」ということ。飲み口の形状的にボトルの中に若干水が残ってしまうので、それはちょっともどかしい。

水の残りがギリギリの時は蓋を開けないと飲み切ることが出来なくて、唯一にして最大のマイナスポイントだったり……。

 

4.まとめ

オフロードや雨の中を走る方なら、きっとボトルの飲み口の汚れに悩まされた経験があるはず。

それを手軽に解決できる便利アイテムで、使っていてもかなり良い感じだ。

このPodium Dirtシリーズも良いし、既にポディウムボトルをお使いの方はマッドキャップのみ買い足して使うのもアリ。皆様にもぜひおすすめしたいアイテムだ。

おわり

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