装備レビュー

【レビュー】軽量&大容量な『Apidura:DRYフルフレームバッグ』がキャンプツーリングに凄くいい話

荷物の多いロングライドやキャンプツーリングで、フレームバッグは非常に使い勝手のよいアイテムだ。僕も普段のライドから欠かせない存在になっていて、様々なバックを愛用してきた。

今回は、そのフレームバッグの中でも大型なフレーム全体を使用するバックをご紹介。Apidura(アピデュラ)の大型フレームバッグ『DryフルフレームバッグM』をレビューしていきたい。

<目次>
0.今回のご提供について
1.商品スペック
2.各部詳細
3.使用感
3-1.めっちゃ入る
3-2.防水・軽量・多機能
3-3.運用例と感想
3-4.ジッパーの注意点
4.まとめ

(0.この製品の提供について)

本題に入る前に1つだけお断りを。それは、この製品はAlternative Bicycles様よりご提供を受けているという点。

それでも、僕のブログは『いちユーザー目線で、良いこと悪いことを正直に書く』というのをモットーにしているので、この記事でも正直なレビューをしていく。この記事はチェックや編集を一切されていない事を、あらかじめお断りしておきたい。

 

1.製品スペック

では、製品スペックからご紹介していこう。

 

スペック

・サイズ:XS(6L 300g)S(7.5L 310g)M(12L 330g)L(14L 380g)

・機能:防水、着脱式上下セパレート、ハイドレーション用穴

・価格:23,430円(税込み)

商品ページこちら

 

言わずとも知れたバイクパッキング用品のブランドApidura(アピデュラ)。世界的なブームの中で、最もシェアを獲得しているのでは?とさえ思う。

そんなApiduraが手掛ける様々なフレームバッグの中で、フレーム三角内を最大限に活用するモデルがこの「Dryフルフレームバッグ」だ。旧モデルには防水仕様でないものもあったけど、現在では廃盤になっている。

サイズはフレームの大きさに合わせてXS~Lサイズまでの展開がなされている。クロモリフレームの様なホリゾンタル系が最もマッチするだろうが、最近ラインナップに加わったXSサイズなら、昨今のカーボンロードの様なスローピングフレームにもマッチするだろう。

Apiduraのシリーズ展開については、こちらの記事で詳しくご紹介しているのでどうぞ

 

2.各部詳細

続いては各部を詳しく。僕が持っているのは12LのMサイズ。

カラーはApiduraおなじみのグレーで、黄色いロゴと薄いグレーの蜂のマーク。他のバックとも統一されているので、サドルバックやハンドルバーバッグなどと組み合わせて使うときもバイク全体がまとまりやすい。

素材はDimension-Polyant VX21、軽量性・耐久性・防水性のバランスの取れた優秀な生地である。(詳しくはググって頂くと早いと思う。生地だけ買って自作バックを作る方もいる)

防水性確保のため、圧着加工で成形されている。

バイクへの取り付けはベルクロとナイロンテープ。バイクによって太さや距離がまちまちなダウンチューブはナイロンテープで調整が効くようにしてある。

ジッパーは3か所にあり、右側がメインの荷室、左側がサブのマチがない小物入れになっている。

右側にはジッパーが上下2か所付いていて、荷物が多くてもアクセスがしやすい仕様。ベルクロで着脱可能な中仕切りを取り付ければ、上下で2つの荷室を設けることもできる。

左側の荷室はフレームバッグの真ん中位までの深さ。

フルフレームバッグはバイクとの相性がとても重要で、フレーム内になるべくぴったり収まった方が良い。

詳しい寸法については、Alternative Bicyclesさんの商品ページに掲載されているので、そちらを参考にサイズ選びをしていただきたい。

Mサイズの寸法。Alternative Bicyclesさんより引用

僕はBombtrackのAudaxとHook EXTのMサイズ(一般的な54サイズ位)で使用していて、装着感は「超ピッタリ」だ。フレーム内側の実測は、上の図でのL1が5~10㎜くらい足りなかったけど、取り付けたら割としっくり来た。

実はこのフルフレームバッグ、公式サイトの装着例画像で用いられているバイクが、BombtrackのHook。装着したときのおさまりが良いのもうなずける。

 

 

3.使用感

続いては、実際の使用感をいろいろと。

3-1.めっちゃ入る

フルフレームバックで最初に感動したのが、とにかく沢山荷物が入ること。

(↑)アピデュラのDryフレームバッグM。一般的なサイズはこのくらいだろう。

僕はフレームバッグは幾度も使ってきたし、キャンプツーリングなどで装備量が多い中、どうバイクパッキングでコンパクトにまとめるかを考え続けてきた。小分けなバックをくまなく配置したり、装備を直接バイクに縛ったり、ボトルケージの位置をずらしたり……。

そのうえで、積載量を重視するなら「フレームにピッタリ嵌まるバッグを使用する」というのが最適解なのだと実感した。

冬季北海道ライド中に、フルフレームバッグの中に入れていたものをずらっと並べるとこんな感じ。これでもまだ多少余裕はあるので、詰め込めば入る。

(↑)例えば、こんな風にすれば夏場のテント泊に必要なものがほぼ全て入る。(というか、後はポールをフレームに縛って着替えがあればOK)

テント系を分散させるとこう。これだと、まだかなり余裕がある。

今までの感覚で「この位かなぁ~」と思っていても、実際は入れてみるとまだまだ入ることばかり。ライド中に増えてしまった荷物も、あっさりと飲み込んでしまうから驚きだった。

 

 

3-2.防水・軽量・多機能

実際のところ、ただ大きくてフレームに合うバッグが欲しいなら、フレームバックを自作するのが最も合理的だったりする。このアピデュラのドライフレームバッグと同じ生地は個人でも買えるし、サイジングも自分のバイクを採寸した方がちょうどいい形になる。

ただ、個人で作るには難しい作りや機能を追加しているのがApiduraのいいところだ。

例えば高い防水性。圧着で縫い目を失くしているし、ファスナー部分に大きなひさしを付けているから、荷物の出し入れの際にも中に雨や雪が侵入しにくくなる。そしてジッパーの収まりも良い様にひさしに切り抜きと補強もある。

雨や雪の中で走っても、確かに浸水はなく「防水」の名の通り。

底部は補強のために別素材を使っている。ここは重みが集中するし、時にはクランクに擦ってしまうこともあるかも知れない。抜かりない設計だと思う。

固定用のベルクロは噛みあう凸凹が小さく毛羽立ちにくいし、取り付けたときもスッキリする。更にフレーム側は滑りにくい加工も。トップチューブバッグとの兼ね合いも考慮してか、ヘッド側のベルトは位置を変更可能だ。

お陰でしっかりとバイクに固定することができて、バックに安定感があり使いやすかった。バックがずれると脚に当たったりクランクに擦ってしまったりと問題になってしまうので、ここも重要。

また、ナイロンコードは末端処理用のゴム輪もちゃんと付属する。

内側のベルクロの仕切りも重量を最小限に抑えつつも、重量物を入れてもずれたりしない強度を持っている。

上の荷室をぱんぱんに詰めたまま、下の荷室のものを取り出してスカスカにしても、中身がグチャグチャになってしまうことも無かった。

硬く大きなループの付いたジッパータブは、分厚いグローブをした状態でも指をひっかけて開け閉めしやすいオリジナル。ジッパータブは各ブランド様々だけど、何気に使い勝手が異なって、個人的にはアピデュラのものが一番使いやすい。

……と、あれこれ良いと思う工夫を語ってみたけど、要するに『ただ大きいだけじゃない、完成度の高いバックである』と思う。

アピデュラが流行りすぎて今まで避けていたところがあったけど、他のブランドを使ってもどかしかった部分が見事に解決されている。なるほどこれは良いなと納得した。

 

3-3.運用例と感想

これほど大きいフレームバッグだと、使い慣れない・イメージが沸かないという方もいらっしゃるのではと思う。

「実際に何をどう入れて使うの?」「ボトルが使えなくなるけど、どうするの?」といった運用面について、僕がどう使い・どう感じたのかを簡単にご紹介したい。

フォロワーさんとのウィンターグラベルキャンプや、冬の北海道キャンプツーリングの記事でも登場している。

バックの中身は、大まかに①水(お湯)、②バッテリー、③防寒ウェアorテント等、④予備スペース、としている。上下のセパレートは常に使っていて、荷物へのアクセス性を重視。

①水については、凍る気温なら水筒、そうでなければトレラン装備であるサロモンのフラスクに入れている。これは飲み口を噛めば水が出てくるソフトボトルで、サイクルボトルの代わり的存在。

ジッパーを開け閉めする手間はあるものの、水の消費が少ない季節やツーリングペースで走る分にはさしてストレスにもならないので、僕はこのスタイルで走ることが多い。入れるときは取り出し口に最も近い場所に。使いやすいジッパータブも相まって、使用感は上々だ。

②バッテリーは重いのでバックの底部か、シートチューブ側に押し込む。その方がバイクが安定するし、走行中に中身が移動してしまうこともない。

③防寒ウェアorテント等は空いたスペース(真ん中付近)に適宜詰め込む形。ウィンドブレーカーやレインウェア、脱いだグローブやネックウォーマーなど、ライド中に環境次第で出し入れしたいもの達を入れる。

このサイズ感だと上下セット+厚手グローブ+追加レイヤー+……と、ライド中に必要になる可能性のあるあらゆるウェアが入る。

さらに④予備スペースが十分に作れるのが、フルフレームバッグのいいところ。買い出しで増えた補給食やキャンプ前の食糧系、一眼レフの保護用具、充電する電子機器など、状況次第でちょっとバイクに預けておきたい荷物が入る。

先ほど書いたように意外と詰め込めばはいってしまう懐の広さがあるお陰で、細かいことを考えず荷物を突っ込める。まさに「第三のポケット」という感触。必要なパッキングをしたうえで、さらにこのスペースを確保できるのが良い。

 

 

3-4.ジッパーの注意点

ここまでフルフレームバッグをほめちぎってきた訳だけど、使用中に1度トラブルがあった。

何かというと、左の荷室に入れていたマスクの紐がジッパーに噛んでしまい、それが原因でジッパーが微妙に変形、閉まりにくくなってしまったのだ。

Twitterで情報を頂き、閉め方を工夫すればきちんと使えるようにはなったものの、一応注意として記載しておいた次第だ。

*「工夫」とは、普通にジッパーを引っ張るのではなく、指を内側に突っ込んで裏からもスライダーを抑えながらゆっくり閉めること。

言わずもがな、これは僕のミスであり製品自体が悪いということは無い(普通にYKKの止水ジッパーだから他社製品でも同様のことは起こりうると思う)。それでも、ショックは大きいし閉まらなくなるのは困るのでどうぞご注意を。

 

 

4.まとめ

以上、ApiduraのDryフルフレームバッグMをレビューしてみた。ここまで長々と語ってきた通り、全体的なスペックから細部に至るまで完成度の高い製品だと思う。

キャンプツーリングなどで荷物の多い方や、フレーム三角を有効活用したい方などには、ぜひこのフレームバッグをおススメしたい。

フルフレームバッグは自分のバイクに合うかが非常に重要なので、よくお確かめのうえご購入を。この記事が皆様のフレームバッグ選びの参考になれば幸いだ。

Alternative Bicyclesさんのページこちら

おわり

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