ツーリング記

グラベルロードで冬キャンプ!1月の東北でゆるキャンツーリングにいってきた【前編】

新しいグラベルロード(Bombtrack:Audax)を手に入れた僕は、キャンプツーリングがしたくて堪らなかった。

季節は真冬、東北の1月。当然気温は氷点下だけど、まあそんなことは関係ない。やりたい事は思い切り楽しまなくちゃ……!

ということで、今回はTwitterのフォロワーのりっけいさん(Twitter:@rikkei2、ブログ:りっけいのゆる旅)と2人、冬のグラベル&キャンプツーリングへ行ってきた。この記事では、そのライド部分の様子をお届けしたい。

<目次>
1.装備紹介
2.雪がなくてへこむ2人
3.最高のウィンターグラベルへ!
4.アルバム

1.装備紹介

まずは簡単に2人の装備紹介を。

僕のバイクはBombtrackのAudax(2021)。正確にはグラベルロードというよりオールロードというジャンルで、純グラベルよりも舗装路を意識した作り。

・バイク:Bombtrack-Audax 2021
・コンポ:Shimano-105 Mix
・ホイール:3T-Discus C35 Team 
・タイヤ:Schwalbe-Marathon Winter Plus 700*40c
・バック類:Apidura/Ortlieb/Blackburn/Voile strap/etc…

足回りは3TのカーボンホイールDiscus C35 Teamに、シュワルベのMarathon Winter Puls 40c(スパイクタイヤ)をはかせている。これで凍結路も快適に走れるわけだ。

そこに、いつもの冬キャン装備をバイクパッキングで積載している。

ご提供を頂いたギアもたくさんで、Alternative Bicyclesの北澤さんからRideffarのカーボンエアロボルトオン、Apiduraのフルフレームバック、ロングトップチューブバック……と、僕の夢のビルドになっている。

りっけいさんのバイクは、FujiのJari1.3(2021)。僕のAudaxよりもグラベルロードらしいバイクだ。う~んこいつもカッコいい……!

・バイク:Fuji-Jari1.3 2021
・コンポ:Sram-Apex1
・タイヤ:Schwalbe-Marathon Winter Plus 700*40c/700*30c
・バック類:Apidura/Fairweather/wolftooth/Topeak/Voile strap/Black diamond/etc…

タイヤは同じくシュワルベのスパイクタイヤで、フロントは40c、リアは30cになっている(スパイクタイヤの入手が間に合わなかったため前後異径)。

こちらも冬キャン装備をバイクパッキング。必要なギアはサドルバック以外僕の押し入れから引っ張ってきたものたちだけど、良いバイクなだけあって様になる。

 

 

2.雪がなくてへこむ2人

今回のライドの舞台は、宮城県仙台市。お隣の山形からりっけいさんが輪行でやってきた。どうもどうもと挨拶を交わし、装備チェックを済ませて早速ライドスタートだ!

りっけいさんとは数か月ぶりにして3回目のライドだけど、不思議と久しぶり感がしない。(笑)

お互いにキャノボ的チャレンジ(約530㎞を24時間以内に走り切る)をした後なので、今日はのんびりフォトツーリングをしようという話になっていた。

 

 

今年の冬は全国的に寒波で雪が多く、仙台も例外ではない。山間の日陰はずっと凍っているし、街中でも雪が残っている場所がそれなりにあるほどだ。

しかし、ライドのタイミングではちょうど融雪剤がまかれてしまっていたらしく、路面の雪が溶かされていたり。。せっかくスパイクタイヤを履いてきて雪上ライドだ!と張り切っていた僕らにとって、これは残念だった。

普通、自転車乗りは『雪があると走れなくて嫌だ』なんて言うのに、全く逆に『雪が無いなんて残念……』とへこむのも、ふと考えるとおかしな話だけど。(笑)

仙台市街を抜けて、山間へと入っていく。この辺から雪があれば……なんて思っていたんだけど、残念ながら路面はドライ。

それでも久しぶりのライド、お互いを撮りあったりして遊びながら走る。流石りっけいさん、いい写真をバシバシ撮ってくれるが嬉しい。

九十九折を越え、林道を越え……だんだんと山奥へ入っていく。この山が深くなっていく感覚が、最高にいい。

りっけいさんは初めてのフルパッキングでのライドだったらしく、空身との走行感の違いを確かめていた。

2人とも自分のNEWバイクに対して「足回りの剛性が高い」と感じていたけど、それがこうして積載をすると、逆にバイクが安定して乗りやすい感覚すらしてくる。最近グラベルに乗り出したロード乗り同士、同じ感想をもつものまた不思議で面白い。

 

 

3.最高のウィンターグラベルへ!

道中のグラベルや林道をご案内しつつ、いよいよお目当てのコースへ……。

いやもう、バッチリですね。

読み通りここは綺麗に凍ってくれていて、スパイクが良く効くので走りやい。パリパリ……という、スパイクタイヤが氷面に食い込む音が森にこだまする。

川を渡ったり、林を抜けたり、登ったり下りたり……。

雪の舞う中、凍結したグラベルを堪能する。雪もちらつく寒空だけど、それもまた雰囲気があっていい。

一瞬雲が切れて太陽が強くなると、幻想的な雰囲気になったり。

同じコースを往復しながら撮影会も。

折角ならがっつりスプリントしたるぜ……!なんて思ってギア上げた瞬間に、チェーン落ちして失敗した僕。(笑) 

それでも笑ってる通り、失敗してもなんか楽しいのがグラベルのいいところだと思う(チェーン落ちは、僕がRDのスタビライザーをONにするのを忘れたうえ、インナートップにしたせい)

沢山走って撮って遊んで……過去のりっけいさんとのライドは結局走ることがメインになっていたから、こんな遊びも新しいなぁなんて。

距離とかスピードとか、そういうのとは無縁の世界。何かを目指す走りも楽しいけど、ひたすら目の前の遊びに向き合いながら冒険していくのも、また別の次元ですごく楽しい。

2人とも一眼を持っていると、バイクを置いた瞬間に撮影会が始まる。(笑)

「バイクがカッコよく撮れる角度」ってのがあるので、お互い位置取りがかぶって「どうぞどうぞ」なんてコントみたいになったり。。

 

 

4.アルバム

さて、続いてはいよいよ雪中キャンプ……と行きたいところだけど、撮って頂いたいい写真が沢山あるので、それらをご紹介してこの記事を締めくくりたい。

キャンプ編は次回お届け。お楽しみに。

2人での自撮りもチャレンジしてみた。気が付けばニッコニコの2人が写っていて可笑しい。(笑)

天候は不安定で雪も舞う。スキーウェアで完全防備なりっけいさん。

知らぬ間に流し撮りもばっちり。

カッコよく撮って頂いた写真が沢山あって、本当にうれしい。腕のいいカメラマンがいると、ライドが2度楽しくなるから凄いと思う。

さてさて、次回はいよいよ冬キャン編。お楽しみに!

つづく

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