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【レビュー】明るいロードバイク用テールライト『OLIGHT(オーライト)RN120』を使ってみた

ライトブランドとして有名なOLIGHT(オーライト)が手がける、自転車用のテールライト『RN120』。テールライトとしてはかなり明るい部類の最大120ルーメン(lm)を誇り、独特のブラケット形状も併せ持つ。

今回は、OLIGHT様よりライトの提供を頂いたので、僕なりにレビューをしていきたい。

<目次>
1.RN120のスペック
1-1.モード説明
2.各部詳細
3.良いところ
3-1.明るい
3-2.着脱が楽・サドルレールに付く
3-3.防水性
4.残念なところ
4-1.ランタイムが短い
4-2.モードが多すぎる
4-3.ブレーキ感知が微妙
5.まとめ
(6.今回のご提供について

1.RN120のスペック

まずは、RN120のスペックや操作方法などを見ていこう。

 

スペック

・重量:26g
・サイズ:34×32×30mm
・モード:点灯~点滅など7種類(最大120lm)
・ランタイム:点灯最大5.2時間、点滅最大20時間
・防水性能:IPX6
・耐落下衝撃:1m
・価格:3,895円(公式オンラインストア価格

 

「OLIGHT(オーライト)」というブランドは自転車界隈ではなじみがないけど、フラッシュライト等のアウトドア・ミリタリー系ではかなり有名で実績のあるブランドらしい。

パッケージと中身はこんな感じ。ライト本体、説明書、サドルレール用ブラケット、シートポスト・シートステー用ブラケット、microUSBケーブル、タイラップ2本。説明書は英語と中国語で、日本語の記載はなし。

実測重量は、本体のみだと27g、サドルレールに固定するタイプのブラケット込みで33g、シートポストに取り付けるベルト込みで39gだった。

ブラケットがやや重量がある気がするが、全体として軽量なライトといえるだろう。特に最大120lmの出力にしては軽い。

 

 

1-1.モード説明

RN120には様々な点灯・点滅のパターンがあり、かなりややこしい。ざっと書き出すと以下の通り。

 

モード

<点灯>

・ローモード:20ルーメン/5.2h

・ミドルモード:45ルーメン/2.8h

・ハイモード:80ルーメン/1.5h

(ブレーキ時:120ルーメン)

<点滅>

・ブリーズ:0-80-0ルーメン/2.8h

・コメット:80-0ルーメン/3.2h

・通常点滅:0-80ルーメン/10h

・交互点滅:40ルーメン/20h

<スマート>

・DAYモード:80ルーメン/16h

・NIGHTモード:10-80ルーメン/2.8h

 

「ブレーキ時」とは、ブレーキを検出したときに自動的にMAXの明るさである120lmで点灯するもの。

*ライトがOFFの状態で、電源ボタンを5秒長押しすることで、ブレーキ検出の有無を切り替えられる。5秒長押しした際に、ライトが点滅するときはブレーキ検出なし、点灯するときはあり。そのまま長押しを続けることで、検出の有無が切り替わる。

「ブレス」とは、じわ~っと消灯から点灯までが切り替わるもの(0~80~0lm)。

「コメット」とは、ピカッと点灯になり、そのままじわ~っと消灯まで切り替わるもの(0⇒80~0lm)。

「通常点滅」とは、ライト全体が点滅するもの。(80lm)

「交互点滅」とは、ライトの中心部と外周が交互に点滅するもの。(40lm)

「スマートモード」とは、環境光センサーで周囲の明るさによって「DAYモード」と「NIGHTモード」が切り替わるもの。

「DAYモード」は80lmの点滅、「NIGHTモード」は10lmの点灯+80lmの点滅。

*スマートモードには、5分間の停車でライトが自動で消灯し、振動で再び点灯する機能付き。

 

そして、モードと光り方の切り替えは以下の通り。

操作方法

・OFF状態で1クリック

⇒バッテリー残量確認

・OFF状態で5秒長押し

⇒ブレーキ検出ON(点灯)/OFF(点滅)

・ボタン長押し

⇒電源のON/OFF

・ボタン1クリック

⇒同じモード内で、異なる光り方(例:ロー→ミドル→ハイ→……)

・ボタン2クリック

⇒異なるモードに変更(例:点灯→点滅→スマート→……)

 

いろいろあってややこしいけど、言葉にするとこんな感じ。実際に操作しながら見ていただくと、だいたいわかるとは思う。

 

 

2.各部詳細

続いては各部を見ていこう。

本体を正面から。レンズは中央部分と外周部分に分かれていて、レンズの形状的に中央部分の方が遠くまで照らせそうな感じ。逆に外周部分は拡散系だろうか?

上部には「OLIGHT」の白いロゴと電源ボタン。ボタンは案外大きく、少し出っ張っている。フロントライトのRNシリーズと同様に、ここがバッテリー残量のインジケーターにもなっている。

反対側。こちらには「MAGICSHINE」のロゴ。本体に入っているロゴは、ボタン横とこの2か所のみ。

この写真からもわかるけど、本体はやや透明がかった樹脂製で、若干透けて見える。ライトをONにするとこの部分も赤く染まる。(↓)

ライトはかなり明るくて、直接覗き見ると目がチカチカする。(笑)

「230°の視認性」をうたっていて、確かにかなり真横に近い角度からもライト部分が見える。正面に近いほど眩しさは増すので、ライトの角度を調整することで視認性のコントロールもできそう。

ライトの裏側。真ん中がmicroUSBポートになっていて、ここから充電する。中央のつまみを引っ張ればカバーを外せるが、カバーは本体につながっているので失くしにくい構造。

マウントはガーミンマウントを小さくしたような構造で、約45°回転させることで着脱する。

付属のサドルレール用のブラケットも珍しい。ブラケットのフック部分をパチンとレールにはめ込めば取り付けが出来る。補強用のタイラップも付属しているけど、僕のサドル(スペシャライズド:Romin EVO)ではそのままでもかなりの固定力だった。

もう一つのブラケットはゴムバンドで固定するタイプ。ブラケットの形状的に、シートポストへの取り付けが想定されていて、シートステーなどの細いパイプには何かしらのシムを噛ませないと厳しいと思う。

 

3.良いところ

さて、では実際に使ってみてどうか?というのを書いていきたい。まずは良いところを3つ。

3-1.明るい

もっとも明るいハイモード(80lm)にするとかなり明るく、点滅(0-80lm)も存在感がある。この明るさがあればデイライトとしても使えるだろうし、遠くまで届く配光のお陰か遠くから離れてみたときの視認性が高い。夜間の使用ならなおさらで、かなり目立つことが出来る。

僕が今まで電池式のテールライト(キャットアイのOmni5/3、Tight)を使ってきたせいもあるかも知れないけど、つけた瞬間その明るさに驚いた。

パッと見での明るさは、スペックでは劣る同社製のSEEMEE30(最大30lm)より「やや明るいかな?」くらい。それでも、遠くから見たときの明るさはRN120の方が上だった。デイライトとして使うならSEEMEE30よりRN120の方が適していると思う。

 

3-2.着脱が楽・サドルレールに付く

RN120はブラケットが1つの特徴だともうけど、案外これが悪くない。

ワンタッチで着脱可能で、充電や盗難防止に一躍買っている。充電式のテールライトは、同社製のSEEMEE30のの様にブラケットごと取り外すタイプが多いと思うが、RN120はワンタッチで本体のみをとりはずせるので便利だ。

(↓)SEEMEE30。いちいちゴムバンドをとるのでパーツを紛失しやすい。

エアロシートポストなどシートポストへの取り付けが難しい場合にも、サドルレールに取り付けることも出来る。シートステー等に取り付けた場合に比べ、取り付け位置が高くなりアピール力を強化できそうなのも嬉しい。

 

3-3.防水性

サドル下はタイヤから跳ね上げられた水しぶきが大量にあたるので、テールライトには防水性が欠かせない。過去にロングライドで非・防水のライトを使ってきたけど、幾度となく壊してきた(CATEYEのOmni5。多分もう5個くらい買ってる(笑)壊れても買う程いい点もあって、今では防水の新機種Tightを使っている)。

RN120は構造的に防水性が高そうで、多少雨のなかで使ってみた感じも問題ない。まだロングライドが出来ていないので強く言えないのが申し訳ないところ……。

 

 

4.残念なところ

次にRN120の残念なところを。

4-1.ランタイムが短い

点灯で使うとローでも5時間少々、ハイ1時間半しか持たないし、ブレーキ感知を使用するともっと短くなる(後ろにあるから常時確認できていないが、恐らくかなりブレーキ感知が作動していて、ランタイムがイメージよりかなり短い)。ワンデイサイクリングで「ちょっと家に帰るまで」みたいな使い方ならまだいいけど、本格的なナイトライドを想定するならあまりに心もとないランタイムだ。

*基本的にナイトライドで使う尾灯は『点灯』での使用が必須。『点滅』で使うときは、点灯させている尾灯と組み合わせて使用する。

(↑)上がRN120のロー、下が同社製のSEEMEE30のロー。どちらもかなり明るいが、RN120の方が遠くへのアピール力が高い。

最もランタイムの長い「交互点滅」なら一晩もつ(公称20時間:ただしブレーキ検知を使用するとより短くなる)けど、それ以外のモードだと無理。ほとんどのモードは2~3時間しか持たないので、使用の際には注意が必要だ。フロント用のRNシリーズとは異なり、モバイルバッテリー等の外部電源による使用も出来ない。

デイライトとしての使用やオーバーナイトライドの時には、点滅以外の選択肢がなくなってしまう。街乗り用としても、頻繁に充電しなくてはならないのでちょっと面倒臭い。

 

 

4-2.モードが多すぎる

記事の序盤でご説明したのでお分かりだと思うが、点灯や点滅のモードが多いし操作が複雑なので面倒臭い。光り方がたくさんあるからパッと見で違いが判らないし、そもそも眩しいからライトの光り方を目視で確認するのも嫌だ。

最低でもあと半分くらいにモード数を減らしてくれないと、使い勝手はイマイチだと思う。

電源をONにした際には、OFFにしたときと同じモードになるメモリー機能はついているものの、僕は状況によって点灯・点滅を切り替えることも多いので結局面倒になっている。(逆に、同じモードしか使わない方には問題にならないかも知れない。)

 

4-3.ブレーキ感知が微妙

RN120の特徴的な機能の1つが「ブレーキを感知し120ルーメンで点灯する」というもの。自分が減速した際に、後続車にアピールするのが狙いの機能だろう。

しかしこのブレーキ感知、反応がかなり敏感で、ブレーキをかけていない時にも作動することが多い。ハンドルにライトを固定して走ってみたけど、別にブレーキをかけていない時にも反応していて、正直何がトリガーになっているのか体感としてはよくわからないくらい。

まあ逆(ブレーキをかけているのに反応しない)よりはマシだけど……より多くのバッテリーを消費してしまうし、そもそも何の機能なのかよく分からなくなってしまう。個人的にはメリットを感じないのでオフにして使っている。

 

 

5.まとめ

ユニークな固定方法と、強力な明るさのリアライト。この取り付け方法がピンとくる方にはいいだろうし、100lm前後の明るさを誇るライトにしては安価なのも魅力的だ。

夜間走行の少ない方なら、自動でデイライト~夜間尾灯へと切り替わってくれる「スマートモード」がおススメ出来る。日中なら10時間持つので、トンネルでの煩わしさもなく1日を通して使えるはずだ。

しかし、テールライトとしてはランタイムが短く、特にロングライドを楽しむ方にとっては運用しにくいと思う。複数のテールライトを使用することを前提に、点滅限定でなら使えるだろうか。

向き・不向きが分かれる製品だだろうけど、日中メインのサイクリストには適した製品かな?と思う。この記事が皆様のライト選びの参考になれば幸いだ。

OLIGHT(オーライト)の自転車用ライトはこちら

OLIGHT(オーライト)公式サイトはこちら

 

 

(6.今回のご提供について)

ちょっと本題とは関係ないけど、今回ライトをご提供いただいた際の条件などについて簡単に。というのも、「どうせ案件のステマだろ?」と思われたくないので、その点に触れておきたいのだ。(笑)

今回はレビュー記事を書くことを条件に、OLIGHT様からライトの提供を受けている。ただ、僕のブログに忖度した内容やステマなんて1言たりとも書きたくないので、その点についてはメールで確認をとっている。

OLIGHT様『ライトのレビューを書きませんか?』

『ご依頼ありがとうございます。否定的な意見でも自由に書きますし、御社の修正を受けた内容は一切公開しませんが、それでもよろしいでしょうか?』

OLIGHT様『製品に自信があるので構いません。』

といった具合だ。「それなら……」なんて断られるかとも思ったけど、逆に「自信があるからどうぞご自由に」とまで言われると、こっちもやる気が出てしまうというものだ。(笑)

そんなこんなで、ご提供を頂いた製品ではあるけど、自費購入した際と何も変わらずレビューを書いているので、その点は勘違いせずにご覧いただきたい。

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