ロードバイク用のヘルメットは、ライドの度に大量の汗が付着し臭いやすい。特に夏場は酷くて、洗ってもなかなか匂いが取れなかったり、少し汗をかくとまたすぐ汗臭くなったり…。
僕の使っているヘルメット「OGK Kabuto:REZZA」は、交換用のインナーパッド(A.I.ネット)が意外と安く販売されていたので、新品に交換してみることに。とても簡単で快適になったので、その様子をご紹介したい。
<目次> 1.ボロボロで臭くなったパッド 2.購入したもの 3.交換作業 4.完成!
1.ボロボロで臭くなったパッド
交換するヘルメットは、OGK KabutoのREZZAというモデル。購入してからかれこれ2年くらい使っている。購入時のレビューはこちら(↓)
使用感については特に不満はなく使ってきていたものの、インナーパッド(正式名称:A.I.ネット)がアジャスターと一緒にヘルメット本体に固定されていて、完全には取り外せないと思っていた。それでもなんとか洗ったり乾かしたりファブリーズをしたり…としていたものの、やっぱりもう限界に。
汗臭さが取れなくなってきたし、パッドも裏地が剥がれてバラバラになってきた。
もう流石に限界かな…と思っていたところ、「インナーパッドだけ交換できる」というのを最近知り、新品のパッドに交換することにしたわけだ。
2.購入したもの
購入したのは、OGK Kabutoが出しているREZZA用のA.I.ネットとアジャスター部分のパッド。併せて1,500円くらいで買えたので、ヘルメットを買い替えるのを考えたら安いものだと思う。
4.交換後
おわり
同じOGK製でも、適合するヘルメットのモデルによって形状が異なるはずなので、購入する際には間違わない様にご注意を。特にOGK kabutoは現在「REZZA 2」というモデルもだしているので、モデルナンバーにも要注意だ。
ただ僕が購入したときは、上の商品リンク右側のアジャスター部分のパッドが売り切れだったので、OGK kabutoの他のモデル用?のものを買ってみた。アジャスター部分のパッドなら形状もほぼ一緒だし、100円なのでダメもとでOK。
適合モデルのなかに「REZZA」の文字はないけれど、結論からいうと普通に大丈夫だった。
3.交換作業
さて、早速交換を。交換は簡単で、5分かからずに終わった。
REZZA用A.I.ネットには説明書が付属していた。
①古いパッドを外す
まずは古いパッドを外す。基本的にパッドはベルクロタイプでヘルメット本体にくっついている(青○部分)が、REZZAの場合は側頭部がアジャスターと一緒にヘルメット本体に固定されている(赤〇部分)。この赤〇部分だけがやや難所だ。
赤〇部分は、アジャスターの樹脂パーツがヘルメット本体に刺さっているので、それを力で引っこ抜かなくてはいけない。とはいえ下手に力を掛けるとヘルメット本体がボロボロになりそうだし、また挿して使うから穴を広げたくもない。
思考錯誤した結果、アジャスターの前側を細い六角レンチ(2.0㎜)で引っ掛けて抜くとうまくいった。爪を引っかけたり、アジャスターの後側を手で引っ張ったりしても取れるとは思うけど、ヘルメット本体の穴が必要以上に広がってしまう感じがあったので、こんな風にまっすぐ引っ張れるといいと思う。
引き抜くとこんな感じになっている。ヘルメット本体の切込みに、樹脂製のアジャスターが刺さっているつくり。
新品(左)と使い古し(右)。
②新しいパッドを付ける
後は新しいパッドを取り付ける。取り外しの逆の手順をすればいいだけだし、樹脂パーツの固定も元の穴に挿しこむだけなので簡単だ。
ややわかりづらいけど、素材感的に裏表があるので取り付け方向にちょっと注意。
もしパッドやあご紐がごちゃごちゃして正しい位置が分からなくなりそうだったら、先にベルクロ部分をくっ付けてパッドの位置を固定してから、最後にアジャスターを通してネットを固定するのがよさそうだ。
4.完成!
無事交換し完成。当たり前だけど新品は全く臭くないし、見た目も綺麗でいい感じ!
何気にかぶり心地も良くなって、期待以上に満足。これならもっと早く変えておくんだった。(笑)
ヘルメット本体にも寿命があるというのは良く言われる話で、だいたい3年くらいで劣化するらしい。もちろん使用環境次第で製品寿命は大きく変わるだろうけど、2年使ってそれなりにボロボロ&へたっている感じがあるので、来年あたりには交換かなぁと思っている。
先に写真赤〇で囲った固定部分の性質上、ヘルメット本体の穴がガバガバになりそうだから何十回も着脱するのは良くなさそう。それでも、1年に1回(合計3~4回)ネットを買い替えるくらいは問題ないはず。快適性を保つためにも、定期的にインナーパッドも買い替える運用の仕方がよさそうだ。
おわり
4.交換後
おわり