装備レビュー

【新車紹介】夢が広がる冒険グラベルバイク『Bombtrack:Hook EXT 2021』

2021年2月、待ちに待ったグラベルロードが我が家にやってきた。それが、ドイツブランドBombtrack(ボムトラック)の名機『Hook EXT』だ。

この記事では、僕の新しい愛車であるこのHook EXTをご紹介していきたい。

<目次>
1. Bombtrackについて
2.スペック
3.特徴
3-1.クロモリ&カーボン
3-2.コンポと足回り
3-3.拡張性満載
4.まとめ

1.Bombtrackについて

はじめに、Bombtrackというブランドについて簡単にご紹介したい。

『Bombtrack』は日本では現在マイナーだが、海外では人気と実績のあるドイツのブランド。誕生は2013年と比較的浅いものの、オフロード系を皮切りに発展していったブランドである。

今回僕のもとへやってきたバイク『Hook EXT』は、著名な海外サイト『Bikepacking.com』で2019年に「Bikepacking Awards」の「Gear of the year」に輝いているバイクである。グラベルロードへの興味が強くなった2020年、僕が欲しいと候補に挙げていたバイクの1台でもあった。

そして記事を書いていくにあたって、一つお断りを。ありがたいことに、僕はこのBombtrackのアンバサダーに就任し、このHook EXTもご提供を受けているバイクだ。とはいえ、僕は今までと変わらすいい点・悪い点を正直に書いていくし、そこはご了承済みであるという事をお伝えしておきたい。

 

 

2.スペック

まずは簡単にスペックのご紹介を。詳しくは、ライトウェイさんのHPや、Bombtrack本国のサイト(英語)をご覧頂きたい。

 

スペック

・フレーム:コロンバス クロモリフレーム、カーボンフォーク
・コンポ:SRAM Rival 1×11(F:40T/R:11-42T)
・ホイール:WTB ST i25リム(650b)、Bombtrackハブ(F:12*100,R:12*142)(6ボルト)
・重量:11.2㎏(Mサイズ公称)
・カラー:Matt Metallic Grey Blue
・価格:349,800円(完成車)、108,680円(フレームセット)

 

Bombtrackには様々なオフロードバイクがラインナップされているが、所謂『グラベルロード』というジャンルに属するのがこのHookシリーズ。そしてHookシリーズには、ロード寄りな「Hook」、グラベル色の強い「Hook EXT」、カーボンフレームの「Hook EXT C」の3種類が用意されている。

僕のバイクは「Hook EXT」で、その2021年モデルだ。ちなみにサイズはMサイズ(身長177㎝)。

650b×2インチのMTBタイヤが標準装備され、オフロード感がプンプン漂う。細身のクロモリフレームに、ゴツいタイヤと極太のカーボンフォークが印象的だ。

以前乗っていたAudax(↓)もそうだけど、Bombtrackのバイクはカッコいい。

バイクパッキングや、荒れた背景がマッチする。

 

3.特徴

では、各部を詳しく見ていきつつ特徴をご紹介していきたい。

3-1.クロモリ&カーボン

フレームは言わずと知れた、Columbus(コロンバス)のダブルバテッドチューブを採用。対してフォークはフルカーボン製。

適度なしなりと剛性のあるクロモリフレームに、カッチリとして軽量なカーボンフォークを組み合わせている……とでも言えばよいだろうか。

ガシガシオフロードで使っていったり、積載をしてキャンプツーリングしたり……なんて運用が似合う構成だと思う。適度に乗り心地が良く剛性も高いし、飛び石やらがガツガツ当たるオフロードでも臆せず突っ込める。

フレーム内側にはコロンバスのロゴやISOのマーク、サイズ表記など。

全体的にシンプルだけど、刺し色やロゴが生きていると思う。

フォーク裏のロゴが僕的なお気に入り。(笑)

ちなみにこの「Matt Metallic Grey Blue」という色は表現が難しくて、写真の撮り方とディスプレイの設定で見え方が結構変わってしまう。強い光が当たっていると(↑)の写真みたいにも見えるけど、どちらかというと(↓)の写真みたいな渋い感じが近いかな……と思う。

ジオメトリ詳しくはこちらを参照して頂きたいけど、チェーンステーは425㎜とクリアランスを考えると短い方で、ヘッド角やシート角はエンデュランスロードにも近しい。ロードをメインに乗ってきた僕だけど、自然と乗ることが出来た。

それでいて、フォークオフセットとホイールベースが効いているのか安定感が高い。そのぶん舗装路ではクイック感に欠けるけど、荒れた路面ではこちらの方が圧倒的に良い。

ハンドル、ステム、サドル、シートポストはBombtrackオリジナルのアルミ製。

ハンドルはハの字に広がるフレアハンドルでフレア角は10°と、グラベルバイクとしては標準的かやや控えめな広がり方をしている。付属するバーテープはかなり厚みがありクッション性に富んだものだった。

 

3-2.コンポと足回り

コンポはスラムのRival。グラベルロードではすっかりお馴染みの1×11速のあれだ。

レバーは握りやすく、やはり僕にはシマノよりもこっちの方が合っているらしい。油圧ブレーキのフルード部分(レバーの角みたいに出っ張ったところ)がシマノよりも細いので、手にフィットする感覚が強いのだ。

余計なレバーが付いていないのもあって、オフロードでのシビアなブレーキングもしやすい。フレアハンドルとの相性も良いと思う。

クランクはBombtrackオリジナル。ダイレクトマウントでナローワイドの40Tチェーンリングが付属する。

BBはT47でスラムと互換性のある30㎜スピンドル。特段不満はないけれど、ここはスラムで統一してもいいし、お好みに変えてもいいかも知れない?

スプロケはスラム(PG-1130)で11-42Tとワイドレシオ。リアディレーラーもスラムのRival。ギア比は3.63~0.95と、グラベルライドで必要な範囲をカバーしている。逆に舗装路ではちょっと軽いかな……。

このメカメカしい感じはやっぱりスラムで、見た目のカッコよさがある。はっきり言って変則性能はシマノに劣ると思うけど、なんかガチャガチャしてて楽しいのと、この大雑把さがオフロード向きな気もする。ドロドロでぐちゃぐちゃにしてもいつも通り動くし。

ブレーキは同じくSRAMのRival、前後共に油圧式。ローターの固定方法は6ボルトで、160㎜径が付属する。

ホイールはWTBリムの650b、タイヤは前後ともにWTBのRanger2.0インチ。ノブがしっかりあって、グリップ感の良い汎用的なMTBタイヤだ。

チューブドの状態で納車されたけど、どちらも「TCS(Tubeless Compatible System)」なので、チューブレス化にも対応している。

リアのチェーンステーのクリアランス(↑)。ここが一番タイトな部分で、リアはMAXで650b×52c(2インチ)か、700c×40c。

フロントはもう少し余裕がある(↓)。フロントはMAXで650b×52c(2インチ)か、700×45cもOKらしい。この最大クリアランスはフェンダー無しでの数字だ。サイスポの記事には「45cまで」と書いていたけど、これはフロントの話であって公式ではリアは40cまでのはず。無理に入れれば入るかもだけど。

コンポや足回りを見ても、完成車ではかなりオフロードに寄った構成だと思う。

舗装路メインでグラベルもちょっと……みたいなライドより、ガシガシ林道繋いで走っていくぜ!というライドに合っているはず。前者の使い方にはよく見る700c×35~40cくらいの構成が快適だろうし、後者ならこのHook EXTの様になるだろう。

海外に多いらしい「延々と続くグラベル」を駆け抜けるバイクなんだろうなあと思ったり。

 

3-3.拡張性満載

Hook EXTの凄いところは、拡張性が凄く高いこと。各所にダボ穴が備えられているのはもちろんだけど、それだけじゃない。

ダウンチューブとシートチューブのダボ穴は、どちらも3穴仕様。ダウンチューブが3穴なのは良く見るけど、シートチューブも3穴なのは珍しい。フレームバックとボトルケージの干渉を避けて最適な位置にボトルを取り付けできる。

もちろんフロントディレイラー用のワイヤー受けもあるのでフロントダブル化もOK。ダブルでのクリアランスは52/36まで対応する。ちなみにシングルの場合は44Tまで。

更に、ドロッパーシートポストのインナールーティング用の穴も標準装備。トレイルを走るならドロッパーポストも欲しくなる装備だけど、それを備えたグラベルロードは少ない。

フロント・リア共にキャリアとフェンダーマウントがあるので、旅装備にすることも可能。中央のダボ穴はハブダイナモのリアライトをマウントするためのもの。そんなものまで付いているのが凄い。

フォーク横のダボ穴も3穴。重量級の積載でも安心感がある。また、こちらにはハブダイナモのケーブルをインナールーティングするための穴も

トップチューブ上、ダウンチューブ下にも、2穴のダボ穴があるのでボルトオンバックやケージ類の取り付けにも対応。

過酷なサバイバルレースが思い描かれるほど、至れり尽くせりの拡張性。

足回りを身軽にして軽快なグラベルロードにするもよし、クリアランスやドロッパーポスト穴を生かしてトレイルも見据えたバイクにするもよし、バイクパッキングで過酷なロングライド仕様にするもよし……。なんていうか、乗り手の夢を膨らませてくれるバイクだと思う。

 

 

4.まとめ

以上、僕のNEWバイクであるBombtrackの「Hook EXT 2021モデル」をご紹介してみた。

記事内でも書いてきたとおり、完成車の状態ではオフロード色の強いグラベルバイクだと思う。それでいて、ジオメトリと拡張性から様々な使い方が出来るバイクでもあるはずだ。

『荒れた林道もガシガシ走れてバイクパッキングの拡張性が高い、冒険バイクが欲しい』と思っていた僕には、正しくピッタリな仕様。

詳しい走行感や実走レビューは、もう少し乗り込みながら別の記事で改めてまとめていきたい。

今言えるのは、乗っていて無敵感に夢が広がるバイクだという事。自分好みに仕上げていって、ワクワクするライドに出かけたくなる……そんなバイクである。

おわり

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