基本的にソロライドの僕。それは別に強がってるとかではなく、好き勝手に/自分のペースで/自分の世界を走るのが好きなだけなんだけど、今回は珍しくTwitterのフォロワーさんと2人でライドをしてみた。
綺麗な写真をたくさん撮っていただき、グルメに温泉にとゆるポタ要素満載。のんびりまったりサイクリングを楽しんだので、撮っていただいた写真を多めにその様子をお届けしたい。
*黒ジャージの僕が写っている写真はりっけいさん撮影。容量の都合で解像度を落としているのは悪しからず…。
<目次> 1.山形空港へ集合 2.蔵王エコーラインへ 3.ヒルクラ&撮影会! 4.濃霧の山頂
1.山形空港へ集合
今日のお相手は、山形のサイクリスト「りっけい」さん(Twitter ID:@rikkei2)。一眼レフ片手に全国を駆けるツーリング志向の方だが、R7キャノボ(515㎞/23h47m)達成者という脚力も持ち合わせる。
『りっけいのゆる旅』というブログも運営してらっしゃり、前々からTwitterで絡みがあったりブログを拝見していたりと、ひっそりと「どこかのタイミングでお会い出来たらなぁ」なんて思っていた。
そんな折「今度よかったら一緒に走りにいきませんか??」とメッセージが。これは乗るしかない!と二つ返事でオフ会が決定した。
りっけいさんより『ヒルクラとグルメ込みのゆるポタにしましょ~』という事で、山形→仙台のルートに決定。蔵王エコーラインを登り、ゴール前には秋保温泉もある贅沢コースだ。150㎞/獲得2,600mくらいと余裕があるから、せっかくなので集合場所までも60㎞ちょい自走することに。
今日の構成はこんな感じ。温泉用の着替えやらタオルやらがサドルバックに詰まっていてパツパツになってしまった。
梅雨時で雨の心配が強かったのと、「2人=トラブル率2倍」という大雑把な読みで、何かと装備に余裕も持たせておく。200㎞にしてはたいそうな構成だ。
早朝に自宅を出発、ウェットな雨上がりの路面を駆け抜ける。仙台の夜の街:国分町の辺りは淀んだ空気が鼻を衝いたかと思えば、少し走ると森から降りてきた澄んだ冷たい空気が肺に流れ込んだ。このギャップに仙台らしさを感じる。
日曜の朝早くだからか、読み通り国道48号も快適だった。遅れたくないという気持ちと知らぬ間に綺麗になっていた路面のお陰で、想定時間よりかなりいいペースで山形県入り。
集合時間をかなり早めてしまったが、りっけいさんはバッチリ合わせて待ち合わせに来てくださった。
りっけいさん、はじめまして。ありがとうございます…!
「スマホの画面で見ていたバイクが目の前にある」「ブログを読んでいた方とリアルに話す」というのも不思議な気分だったが、走りの趣味が似ているようでニッチな部分の共感が得られ余計に引き込まれる。
そして何より、りっけいさんがいい人すぎて話しやすく、和気あいあいとライドスタート!
2.蔵王エコーラインへ
集合場所から蔵王エコーラインの登り口までは、地元のりっけいさんに案内を担当していただいた。走りやすい道を選んでくださるので、とてもありがたい。
序盤から速めの良いペースでサクサクと進む。人の後ろを走るのはいつぶりかで、空力の良さに驚いた。
そして個人的に印象的だったのが、りっけいさんの走りの安定感。対向車や左右からの飛び出し、路面状況など、察知が早いし後続の僕への配慮も的確だった。こちらが優先の道路でも、僕らを視認して止まってくれたドライバーへの挨拶も欠かさない。そんな姿勢が好きになる。
初対面だけど、後ろに付いていて安心感のある方だった。
3.ヒルクラ&撮影会
りっけいさんの走りに感心していると、蔵王エコーラインの入口に到着。ここから一気に標高1,400m程を登り続ける。
僕と身長はほぼ同じだけど、僕よりスタイル良く体重が軽いりっけいさん。見るからにヒルクライムが速そうだが、この蔵王エコーラインのベストタイムを聞くと僕より数十分も早い…。マジか、これやヤバい。(笑)
走りを見ていても、シッティングでクルクル回しながらスイスイ進んでいく。ダンシングでまったり走る僕とは違う走り方だ。これは早々にちぎられそう。
ともあれ、お互いにレース系ではなくツーリング系。今日も”ゆるポタ”なので千切り合うライドじゃない。お喋りしながらのんびり走る。
途中、ポイントごとにりっけいさんがカメラを構えて撮影をしてくださった。
その写真のクオリティが高いこと…。「え、こんなの無料で頂いちゃっていいんですか…!?」っていう写真をたくさん撮って頂けるからもう、こちらもテンションが上がりまくる。
難易度の高い流し撮りも1発でバシバシ撮る。なにこれ、よくプロの紹介で見るやつじゃん…。
身体を左右に大きく振るダンシングをする僕を、綺麗にフレームに収める。さぞ撮りづらいだろうに。。
徐々に霧が立ち込め、森の雰囲気が増していった。眺望は悪くなる一方だが、お互いこの空気感を楽しんでしまう辺りが、趣味が似ている証なのだろう。
4.濃霧の山頂
標高を上げるほどに霧は濃くなり、ついには視界20mほどに。
ライトをオンにして事故に気を付けつつ、じわじわと登り詰める。この天候のお陰か交通量がかなり少ないのが嬉しい。
撮るたびに『これどうですかね?』と、バッチリな写真を見せてくれるりっけいさんのお陰で、辛さを全く感じない。いつも1発撮りで決めて頂けるのだけど、内心むしろあと5回くらい登るからまた撮って欲しいくらい。(笑)
霧の中から現れては『そこで写真撮るんでちょっと待ってくださ~いっ!』とりっけいさん。本当にありがとうございます…!
カメラ担いで走ってるのが凄い。
こんなにカッコよく撮って頂いて…カメラマンの腕が光るところ。
そんなこんなで、標高1,600mの山頂リフト乗り場に到着。本当ならこの辺りは景色が良いんだけど、当然ながら何も見えない。(笑)
二人でコーラを飲みながら、のんびり休憩。やっぱりライド中のコーラは美味しくて、こんなゆるポタも楽しいなぁと思う。
汗と霧で濡れたジャージと高地の風が体温を奪う。ジャケットを着てストレッチを欠かさず、筋肉の硬直を防いでおく。さて、ここからはダウンヒルして温泉だ!
つづく
今回のりっけいさん視点はこちら!同じライドなのに全く違うまとめ方で面白いです。