『Tipsとは、助言、ヒント、秘訣、秘法、心付け、チップ(をやる)、内密の情報(を与える)、警告、暗示などの意味を持つ英単語。ーIT用語辞典』
日々のサイクリングの中で「あ、これ役立つかも」と思うことはいろいろあるけれど、ブログ的にイマイチな気がしてボツになっていたり…。この記事では、そんな皆さんの役に立つか分からない?ささいな小技や裏技を雑多にまとめてご紹介する第二弾。
<目次> 1.装備は並べて確認 2.尿の色で脱水確認 3.輪行にカモテープはアリ 4.鹿の鳴き声 5.乗りながらストレッチ 6.ロールトップの止め方 7.修理はパッチよりゴム糊
1.装備は並べて確認
インスタでよく見る、荷物をずらっと並べて写真を撮るアレ(こんなやつ↓)。普通にカッコいいからやり始めたけど、実はめちゃくちゃ役立つことだと気が付いた。
効果は①忘れ物がなくなる、②装備の記録になる、の2つ。
①まずはパッキングする荷物をずらっと並べることで、「詰めたつもり」ということがなくなる。そして後から「あれバックに入れたっけ?」となっても写真を見返せばいいので楽。
②記録としても有用。ロングライドは特に、その時「どんな荷物を持って行ったか?」「どんな服装だったか?」という記録が今後凄く役に立つ。いちいちメモは面倒だけど、写真なら手軽だ。
2.尿の色で脱水確認
「自分では脱水症状が分からない」とよくいうが、分かりやすい指標が尿の濃さだ。
個人差や食事の内容によって変動もするからあくまで目安だけど、ロングライド中は自分の状態を客観的に知る指標の一つになる。疲労困憊で自覚症状が鈍感になっている時こそ、これも参考に接種水分量をコントロールするといい。
そろそろ夏の暑さも和らいできたけど、脱水症状は実は冬の方も同じく危険。喉が渇いていないつもりでも、水分が足りていないときもあるから要注意だ。
3.輪行にカモテープはアリ
以前にもブログで紹介したカモテープ。サバゲなどで良く使われる?製品だが、輪行時にスプロケとディスクローターに巻いて保護するのに結構使える。
伸びる素材なのでいろいろな形状に対応しているし、重ねるだけでくっつくから固定も簡単。安いから輪行後は捨ててもいいし、フレームに巻いておいてまた再利用してもいい。
そんなにタフな素材ではないから長期使用には向かないけど、安価だしかさばらないからU.L.輪行にもってこい。1ロールで前後ローター+34Tスプロケを2~3回分使えるので、コスパも悪くはないと思う。ただ、耐久性の観点からは何十回も繰り返し使うなら専用品の方が安上がりかもしれない。
4.鹿の鳴き声
山間部の走行で気を付けるべきものNo.1は「鹿の飛び出し」といっても過言ではないと思う。
唐突に表れ交通事故を起こす彼らだが、特徴的な鳴き声なので鳴き声を聞いて「鹿がいること」の予測ができる。
よく聞く鳴き声はこんな感じ↑
夜中真っ暗な山道を走っていると結構な頻度で聞くけど、これが慣れないと普通に怖い。(笑) 鳴き方にもいろいろあって、もっと短いキョンキョンというのは警戒音らしい。そういうとき森をライトで照らすと鹿がこっちを見てたりする。
鳴き声がしないからといって大丈夫とは限らないけど、鳴き声がしたら確実にいるので、ダウンヒルでもスピードを出し過ぎず草むらの動きに気を配るのがいい。
5.乗りながらストレッチ
強度の高いロングライドでは、膝の痛みがたびたび問題になる。僕も随分前、支え無しで立ち上がれなるくらい膝を痛めてしまったこともあって、使い過ぎにはかなり気を付けるようになった。
膝痛の予防策として、ライド中にストレッチを積極的にすることでもかなり緩和できる。あくまで僕の場合だが、「休憩でまとめてしっかり伸ばす」よりも「信号待ちや安全な道で小分けに」ストレッチをしていくと、痛みが出にくくなった。
信号待ちでは全身を使ってしっかりストレッチができるし、乗りながらでも膝裏や太もも、腰、肩回りはほぐすことが出来る。落車につながるようなことをしてはいけないし道を選ぶが、安全に気を遣いつつストレッチを取り入れるのもアリだと思う。
また、休憩に頼らず体をほぐしていくことで、休まずに走れる距離も伸びた。膝の痛みには足回りのストレッチが効果的だが、腰や肩・腕なども「暇さえあれば伸ばしておく」みたいにしておくと、ロングライドでの疲れ方が全然違う。
6.ロールトップの止め方
防水スタッフバックやサドルバックでお馴染みの、あのクルクル巻いて止めるやつ。おそらく多くの方が意識せずに適当に巻いて止めていると思うけど、止めるときに方向を誤ると緩んでしまう。
クルクル巻いた方向と逆向き(↑画像で下側)にバックルを止めるのが正解。
分かりにくいので動画もとってみた。Twitterリンクからどうぞ。
些細なことだけど、ロールトップを閉めるには方向があって、2回目のやり方をすると半回転分緩む。
そういえば誰も言わないなぁ〜と思いツイートしておく。 pic.twitter.com/iHHMw64pPd
— S.K. (@r0adbike_sk) September 23, 2019
逆方向に止めると折り目一回分が緩んでしまうことになる。緩むといっても大袈裟な話ではないのだが、巻き回数が少ないときは防水性に影響するし、サドルバッグの場合は特に縛りが甘くなりバック内で荷物が暴れる原因にもなる。
ちょっとした違いだけど、ぜひ意識してみてほしい。
7.修理はパッチよりゴム糊
チューブの替えがなくなったときに使う、チューブ修理道具。一般的には、ゴム糊タイプとシール状のパッチタイプとの2種類があるが、僕は絶対にゴム糊派。
確かにパッチは張り付けるだけだから修理が早くて楽だんだけど、雨に濡れると粘着力が弱くなって100㎞少々走ると剥がれてくる。四国を走ったときにはそれでひどい目に合ったので、絶対にゴム糊の方がいい。
ゴム糊なら修理して数千㎞走っても問題なく使えるので、そういう意味でも絶対ゴム糊がおすすめ。
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以上、7つのTipsをご紹介してみました。他のTipsはこちらから。何か1つでも、皆様のヒントや参考になれば幸いです!
おわり