ツーリング記

九州ライド③-長崎の平和記念公園~佐賀~熊本へ

昨日早く寝たおかげで、暗いうちに目が覚めた。

天気予報以上に冷え込んでいるのか、寒さに耐えながら朝ご飯を食べ、撤収作業に入る。こういう朝は、テントの中でシートに包まりながら、太陽が出るまでじっとしていたくなる。でも、僕は行かなきゃいけない。ここにいつまでも居る訳にはいかないんだ。

 

僕は寒いときはいつも、おへその下に力を入れる。そして今からするべきことを頭に浮かべ、4つ数えて息を吸い、4つ数えて息を吐く。そうすれば、大抵の身体的苦痛は耐えられる。大丈夫、大丈夫…。

今朝の日の出は曇天だった

アップダウンがキツイ道を走りながら、長崎市街を目指す。昨晩九州一周をすることを決めて、長崎市街を走ることを決めた。長崎市街に特別な思い入れがあるわけではないが、平和記念公園だけは、訪れておきたかった。

 

原爆というものを初めて知ったのは小学校中学年の頃、原爆と人間展に行った時だった。その展示物の数々は、幼い僕にはあまりに衝撃的で、最後まで見ることが出来なかったのを覚えている。僕は一人、入り口のソファーで静かに泣いていた。

だからこそ、その爆心地に行ってみたかった。広島に行った時も、原爆ドームには寄っていた。今回は長崎。立ち寄らない理由はなかった。

長崎の平和祈念像。

その地に降り立ち、土地の過去に想いを馳せる。自分の脚で辿り着くと、込める思いがまた強くなる。

70年以上経った今でも、捧げられている花束の数に、その被害の大きさが伺える。

ここが爆心地

歴史が物語る通り、戦争は人類と切っても切れないものだと思う。戦いは文明を発展させる、というのは事実だ。そして政治的側面も含む戦争は、多分僕が死ぬまでかかっても無くなることはないだろう。

でも、日常のふとした時にこうも思う。「みんながほんの少しずつ優しくなれば、世界は幸せで満たされる」。道を譲ってくれて「ありがとう」困っている人に「助けましょうか?」荷物がぶつかっちゃって「ごめんなさい」。当たり前のことを、当たり前に出来る人でありたいと切に思う。

路面電車と並走しながら市街地を抜けていく

通勤時間の長崎市街を抜け、佐賀県へと向かっていく。ここからは国道207号線を基調に有明海を進む。

一応めがね橋にも寄ってみた

有明海は特になにという事もなく、干潟のような海岸が延々と続いていた。興味のないものにはとことん興味のない僕である。

佐賀を抜け、熊本県へと入っていく。当初の予定ではこのまま阿蘇へ抜けるルートも検討していたが、今回は九州一周をするのでとりあえず南下する。

 

今日の寝床は「道の駅 すいかの里植木」。今夜は強い雨が降る予定だったので、ここで夜を明かさせてもらうことにした。24時間開いている半屋外の休憩所があるうえ、セブンイレブンが隣接するという好立地だ。

丁度雨が降り出す頃に道の駅に到着。今日はなんだかんだ250kmくらい走った。休憩所でホットコーヒーを飲みながら、雨を眺めうとうとしている僕であった。

つづく

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