ツーリング記

グラベルでエベレスティング(SOIL)達成!未舗装路のみ獲得標高9,395m/285kmの記録

「グラベルエベレスティングって、なんか面白そうかも?」

絶対にやらないと思っていたチャレンジ『エベレスティング SOIL=オフロードでのエベレスティング』への挑戦を、いつしか楽しみにしている自分がいた。

達成のためには、獲得標高でエベレスト(8,848m)を超えることに加え、約300kmもの距離を未舗装路で走りきらなければならない。もはや狂気の沙汰ともいえるチャレンジの様子を、この記事ではお届けしたい。

<目次>
1.グラベルエベレスティング...!?
2.計画と準備
2-1.コース選び
2-2.走行の計画
2-3.機材
3.いざ挑戦!
3-1.快調なスタート
3-2.獲得標高のずれ
3-3.突然の雨とナイトグラベル
3-4.ついにゴール!
4.エベレスティングSOIL認定!

1.グラベルエベレスティング…!?

「そもそもエベレスティングって何?」という方も多いと思うので、簡単にチャレンジの内容をご説明しておきたい。

 

ルール

・1つの登り区間を昇り降りし、獲得標高8,848m以上を走る

⇒下りの慣性の利用や、周回コースはNG

⇒利用する登り区間は、峠でも家の前の坂でも、何でもOK。

・制限時間はなし。ただし睡眠不可

押し歩きせず全て自転車で走る

 

ざっくり言うとこんな感じ。詳しくは、以前オンロードでエベレスティングをした際の記事や、エベレスティングの本家サイトをご覧いただきたい。

で、これを完全にオフロードで達成すると得られる称号が『SOIL』で、僕が今回挑戦する課題でもある。

エベレスティングは今や有名なチャレンジで、世界中で16,000回以上、日本国内でも300回以上(2021/04時点)の達成がされている。しかし、こと『SOIL=オフロードで』となると、その数は一気に少なくなる。国内でのSOILエベレスティングは過去2回、日本人だと1人しか達成していない。

それだけ意味不明というか頭のおかしいチャレンジなんだろうけど、なぜかそれが僕には面白そうに思えてしまったのである。笑

まだこんな事を言えたライダーでもないとは思うけど、「もう走れない」と悟るほど限界を迎えるライドは、ロングライドを重ねるごとに少なくなっていった。それは脚力がついたのもあるし、経験から疲労を軽減できるようになったのもある。

それは成長なので嬉しいことである反面、「今の僕の限界はどこなんだろう?」という興味や、どこか出し切れていないもどかしさにも繋がっていた。今回のグラベルエベレスティングは、そんな思いから挑むことにした側面も大きい。

 

2.計画と準備

オフロードでエベレスティングをしようと構想を練りだすと、いろいろな障壁が見えてきた。

 

コースについて

まずは何といってもコース。当然オフロードでそれなりの距離を上れる区間が必要になるけれど、日本の道路環境で100%オフロードの道はかなり選択肢が狭まる(途中で舗装区間が出てしまうことも多い)。

それでいて、なるべく路面や斜度、コーナー、町からの距離など、走りやすい環境の場所を探さなくてはならない。

おそらく僕の脚力では24時間での達成は無理だろうから(そもそも走りきれるのかもわからない)、オーバーナイトでのグラベル走行も必至だ。事故のリスクはなるべく低くしたいし、完全にソロでの挑戦になるから助けが呼べる=携帯の電波が入る場所でないとNG。さらに熊など野生動物との遭遇リスクも考慮しなくてはならない。

そういった観点からも考えると、コース選びは困難を極めた。

過去の林道探索データを引っ張り出して、また色々な場所で試走を重ね思案の日々。

それを経て、やっと良さげなコースを発見した。上記の条件を満たす、全長1.6km、獲得標高97mの短いオフロードだ。

 

走行の計画

今回のコース唯一の欠点は、コンビニが遠いこと。僕は用意できる車もないので近くに補給や休憩ポイントがあると嬉しかったんだけど、仕方がないので登山用の90Lザックに補給食から着替えまで必要なものを全てパッキングし、登りのスタート地点にデポしておくことにした。

用意した補給食は大体12,000Kcal、水分9L。上の画像+αで、おにぎり10個とその他諸々を買い足している。エベレスティングの途中でコンビニへ寄るのは億劫なので多めに用意していて、結果的にこの7~8割ほどを消費した。

挑戦は4月の初め、東北の山中はまだ気温が低く、5℃~15℃くらいの温度帯だ。

ウェアは冬用のインナー上下+ハーフジャージ上下を基本とし、そこにウィンドブレーカーやインシュレーションジャケットなどを気温に合わせて羽織って対応。

走行時間は、最長でも30時間に設定。計算によると、登りセグメントを119本クリアすればよいらしい。

通常のエベレスティングは18時間でクリアできた(恐らくタイム短縮は可能)けど、オフロードとなると少なくともその1.5倍はかかるだろうと考えた。しかし、「睡眠不可」というルールがあるので、あまりに長い時間チャレンジし続けるのは不可能だ。

ちなみに、過去に唯一グラベルエベレスティングを成功させている日本人の方の記録は51時間だったけど、僕は絶対にそんな長い時間起きていられない。体質的に僕に可能なのはせいぜい30時間なので、それまでに8,848mを走りきれるペース配分が求められた。

 

機材について

使用したバイクは、僕がアンバサダーを勤めるBombtrackのHook EXT 2021

ともあれノーマルからかなり変更していて、自分がこのコースを走りやすいように調整を重ねていった。

ドライブトレインはSRAMのRival1、フロントシングルの11-42T。40Tのチェーンリングを使っていたけど、エベレスティング用に32Tの小さいものに変更してギア比を大幅に下げている。

苦労したのはタイヤの空気圧とサスペンション機構の導入。

登りはある程度空気圧が高いほうが走りやすいけど、逆に下りは低いほうが安全かつ速く下れる。8,848m上るということは8,848m下るということでもあるので、下りの快適性やタイムも決して無視できないのである。空気圧は超重要なので、とにかく試走で前後様々な空気圧を試して納得いくものを見つけた。

また、300km近くオフロードを走り続けるのだから、バイクの振動吸収性を高めないと苦しかった。というのも、試走でオフロードのみ30kmくらいを走っただけでも、手が痛くなったりお尻がはねるのが辛かったりと、グラベルロードでの長距離オフロード走行の限界が見えてきたのだ。

その点は、AlternativeBicyclesさんサポートのRedeshift ショックストップステムと、お世話になっているショップさんでおススメされたBikeYokeのSAGMAサドルで対応。

詳しくはレビュー記事に掲載予定だけど、軽量ながらに良い働きをしてくれてとてもよかった。

オーバーナイトのグラベル走行となるので、ライトも多めに用意。OlightのRN1500を2灯用意し(バックスウィープの付いたハンドルなので、照射範囲が左右に広くなる)、ヘッドライトに最大1000lmのPerunを使用した。

 

3.いざ挑戦!

未知のチャレンジながら、いやだからこそ、出来る限り綿密に計画しイメージを重ねた。予定と天気予報をにらめっこして決行の日を決めたら、いざ挑戦だ。

丸一日以上のチャレンジになることを覚悟の上、深夜に家を出発した。なるべく明るい時間を使って標高を稼いでおきたいので、日の出とともにスタートをするためだ。コンビニで買出しを済ませるとザックはかなり重くなり、えっちらおっちら挑戦の舞台へと向かう。いよいよエベレスティングが始まるのだ……。

(↑)ベースキャンプを設置してスタート

 

3-1.快調なスタート

日の出とともに、チャレンジスタート。天気予報どおり快晴で、気持ちの良い朝日が森を照らしている。気温は6℃ほどと低いけれど、想定の範囲内なので問題ない。インシュレーションジャケットを着込み、じわじわと体温を上げていった。

走り出すまでは不安もよぎっていたけれど、ここまで来たら走ることに集中するのみ。長丁場になるので、体に極力負担をかけない走りを心がける。

4本区切りでタイムを確認し、デットラインの30時間以内に納まるかを計算し続ける。幸い順調なペースで回数を重ねていて、24時間前後でクリアできる算段もついた。

ちょっとオーバーペースな感じもしていたけれど、夜間は無理して走りたくないのを考えても、明るい今のうちに獲得を稼いでおいたほうが賢いとも思える。どうせ24時間を越えたら蓄積疲労でかなりパフォーマンスが落ちるので、脚力を気にしてペースを落としすぎるのも逆効果だ。

ペースに関しては、下りが慣れてきてスピードアップしているというのも嬉しい誤算だった。

もちろん安全を無視してかっ飛ばしている訳じゃないけど、何十本も連続して同じ下りを走っていれば、嫌でも慣れて上手くなる。最適なライン取りもブレーキポイントも分かってくるし、バイクコントロールも精度が上がる。それがまた楽しくて、知らぬ間に登りも快調に回す。

思いのほか早いペースで獲得標高が1,000m、2,000m、3,000m…と上がっていき、エベレスティング達成に希望が見えてきた。

 

3-2.獲得標高のずれ

走行中に気になったのが、獲得標高のずれである。手元のGarmin実測と計算に使っていたSTRAVAのセグメントとで、大きな差があったのだ。

エベレスティングは、ルール上「STRAVAのセグメントの獲得標高×上った回数」で獲得標高が判定される。だから登る回数もSTRAVAベースで計算していたんだけど、どうも実測では距離も獲得標高も計算の1.2倍くらいになっていた。

さすがにおかしいと思い、Garminは計測を続けつつ、スマホでもSTRAVAアプリで計測をし検証をしてみた。

そこで判明したのが、STRAVAの地図データの誤り。僕が実際に使用していた登り区間は距離1.6km/獲得97mの登りっぱなしの道だけど、STRAVAの地図上ではラスト300mほどが緩やかな下りとなっていたのだ。

そのため、あらかじめ用意しておいたSTRAVAのセグメントでは、そのラスト300mを除いた1.3kmをセグメントとして設定していた。

STRAVAの地図上は峠の頂上まで登っているので、「一番上まで走って折り返す」という認識でここまで走ってきたけど、実際には登りはまだ続いていたので、毎回300m多く走っていたらしい。

ここで僕が取れる選択肢は

①次からSTRAVAセグメントの1.3kmだけを走り、今まで余計に走っていた分の獲得標高700mは捨てる。

②今までどおり実際の頂上まで1.6km走り、実際の獲得標高8,848mを目指す。また、認定のために更に回数を重ねてSTRAVAセグメントの8,848m(実際は11,500m)まで挑戦を続ける。

現実的に問題が起こりにくいというか、申請としてスムーズそうなのは①かなと思った。今考えても、真っ当にエベレスティングSOILの認定を受けようとするなら①だろうと思う。それでも何というか…峠の途中で折り返すのもなんとなく違う気がしたし、すでに40本近く登っているコースを変えるのもいやだった。

もちろん今回は「エベレスティングSOILの称号獲得」を目指して走っているわけだけど、実のところもっと内的な動機として「自分の限界に挑戦したい」という思いの方が強かった。最終的に認定されるかは二の次で、自分として納得できるチャレンジにしたかったのだ。

それで結局、僕は②の選択肢に決めた。別に認定されなくてもいいかと、ゴールが11,500mという無謀な数字になっても力尽きるまで走ってやるわと、心を決めた。

ほどなくして、エベレスティングハーフの獲得標高4,424mを突破。グロスタイムで10時間19分と、好タイムでの折り返しである。

この2倍という単純計算とはいかずとも、エベレスティングの8,848mへもまた1つ希望が見えてきたり。何なら、1万mさえも走れる気がしていた。

 

3-3.突然の雨とナイトグラベル

日が傾きだしたころ、西の空にどす黒い雲がかかっているのが見えた。夕焼けも楽しみにしていただけに残念だったけど、夜の闇とともにその雲が頭上に訪れはじめたとき、そんな夕焼けがどうとか暢気なことを言っていられる状況でないのに気が付いた。

日が落ちてライトを点灯させた頃、ぽつりぽつりと水滴が落ち始める。気のせいと思いたかったけど、その水滴はライトにも照らされてハッキリと見える。雨だ。

どうして僕がこんなに雨を気にしているかというと、雨天ライド用の装備を持ってきていなかったから。天気予報では雨のマークなんてどこにもなかったので、レインパンツやシューズカバーといった装備を家に置いてきてしまっていた。

今夜は仙台市街でも5℃まで冷えこむ予定で、そんな中を浸水したウェアで走る辛さを思うと、もう今すぐ辞めようかと思うほどだった。気温5℃を濡れたウェアで走る壮絶さは、経験したことのある方ならご想像いただけると思う。

せめてもの救いは、普通に防寒着としてレインジャケットを持っていたこと。そして数時間で少なくとも雨が弱まる予報があったこと。

コースは短い上り下りの繰り返しだから、登りでの発熱を上手く利用しダウンヒルのスピードを抑えれば、体温はそれなりに保てるはず。本降りになる前に上半身のウェアを厚着にして寒さに備え、補給食も食べられるだけ食べておく。荷物も濡れないようになけなしのグランドシートをザックに被せた。辛い夜になるだろうなと、覚悟を決めて再開する。

程なくして雨は強くなっていき、徐々にタイツに染みてきた。気温も下がってきたのか、僕の吐く息が白くなる。あぁ……なんでこんな事してるんだろ。

そんなとき、Twitterで連絡をいただいていたフォロワーさんが応援に来てくれた。チャレンジ中に応援されるのは初めてだったので嬉しく、また朝から通して初めて誰かと会話をしたので元気が出た。沢山の補給食のほか、投稿を見てか雨用に大きなゴミ袋も差し入れしてくださって、本当に感謝しかない。

ここまで、Garminベースでは獲得標高が6,000mくらいまできている。STRAVAのゴールは無理でも、実際の獲得標高までの2,900mくらいしかないなら走れるかなと、少し希望も持ててきた。

一度止まると寒さで再出発できなくなるので、脚力が削れるのを感じながらも体温を保つ走りを心がける。さっき食べた補給量的にも、多分あと2時間は持つだろう。それまでに止んでくれと、祈りながら走る。

 

3-4.ついにゴール!

雨は強弱を繰り返しながらも、なんとか2時間ほどで止んでくれたらしい。そういえば降らなくなったと空を見上げると、輝く星が見えてほっとした。靴下は替えを持ってきていたから交換してなんとかなる。タイツは仕方がないから乾くまでの辛抱か。

体を冷やさないよう走りっぱなしだったので、安堵感とともに疲れがどっと押しよせた。あと1,500mほどまで来ているのだけど、全身が重い…。

エネルギーも切れたので補給をしたいけど胃腸の調子がイマイチで、気持ちが悪いし腹痛も出てきた。いよいよ苦しみの本番か、深夜の林道で一人悶える。

走りのペースが落ちるほどに、睡魔もそっと忍び寄る。もちろんガードレールもないので、走りながら寝落ちすると谷底に落ちてしまう。仮眠が出来たらどんなに楽だろうかと思いつつ、チャレンジのルールなので必死に耐えてまた登る。

お腹が痛い、眠い、寒い……。サイコンや時計を気にする余裕もなく、何度も脚をついてバイクにもたれ掛かっては、またよろよろと登った。

朝になった。

気が付けば鳥のさえずりが聞こえて、そういえば空が明るい。夜が明けたのだと認識するのにさえ時間がかかった。そうだあと何本登るんだろうと、Garminを見ると8,400m。あと5本でエベレストを越えられるらしい。

細かい記憶がないのだけど、どうやら僕は登り続けていたのか。朝日が見えてきたことで、なんだか急に目が覚めて元気になった。

ここまで87本。あと5本か……としんみりしつつも、身体はとうに限界なので普通にしんどい。いよいよゴールが見えてきたものの、あまり実感がないまま淡々と坂の往復を繰り返した。

そして、ついにゴール。

実測で獲得標高8,920m、距離282km、スタートから25時間39分だった。

ああ、やっとここまで来たと、バイクを地面に放り出して空を見上げた。杉の木に縁取られた青空はいつもと変わらない景色だけど、ここが僕のエベレストかと、積み上げてきた遥か高い標高を思い浮かべた。

力を出し尽くした感触に満たされながら、達成のツイートをしておやつを食べる。ここから自走で帰らなくてはならないので、その為にしばしの休憩だ。

そこで1つ心残りとしてあったのが、この先の目標としていたSTRAVA上のゴール、実測で11,500mの地点。もうそれを目指せる力が残っていないのは明らかだったけど、あともう少しなら登れるんじゃないかと、実はまた登り始めたりもした。

しかし、もはやちゃんと走れる訳もなく、明らかに事故のリスクも高い。バタリと倒れるまで走ってはいけないし、9,000mを超えて少し走ったところで、僕の「限界まで出し尽くす」というチャレンジの本当の終わりを悟った。

 

4.エベレスティングSOIL認定

帰宅し休息をとった後、ログデータをいろいろ確認してみた。

やはり走行中の見立てどおりSTRAVAの地図が間違っているので、STRAVAだと僕は7,682mとエベレストの8,848mには遠く及ばない。これは僕の使っているGarmin eTrex 30xでは、STRAVAにデータをアップする際に実測の標高データがSTRAVAの地図ベースのものに書き換えられてしまうためだ。

試しにGarmin connectにログをアップしてみると、こちらはログどおり(というか少し増えて?)9,395m(8,920mの後に走った分も含めてアップしたので、増えているのは200mくらい)。うーん、どうしたものか。

とりあえず、ダメもとで通常のエベレスティング申請フォームから申請をしてみた。もちろん元となるデータはSTRAVAベースなので足りないけれど、コメント欄にSTRAVAの地図が間違っていることや、Garmin connectの記録ページのURLを添付。

やっぱり無理かなぁなんて諦めていたところ、なんとエベレスティング運営のAndyさんから『認定されたよ!おめでとう!』というメッセージが!!

エベレスティングのHPを確認してみると、無事に僕の記録が『SOIL』の称号とともに掲載されている!

認定よりも僕自身の走りを重視していたとはいえ、やっぱり頑張りが認められるというのはすごく嬉しい。胸を張って「グラベルでエベレスティング達成しました」と言えるのも素晴らしいことだ。

苦しいチャレンジだったけど、頑張ってやり抜いて、そして達成が出来て本当によかったと思う。上手くいかないことも多い人生だけど、こうして走りきれた自分ならもう少し信じてやれる気がする。

辛さに悶えた26時間だったのに、またひとつ『自転車っていいな』と思えるチャレンジだった。さて、次はこの相棒と何をしようか?

おわり

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