ツーリング記

オフロードが楽しい!街乗りロードで林道のダートを走ってみた

通学や買い物の足として組んだ激安ロードバイクRD-01。基本的には毎日街乗りに使っているんだけど、その安さ故にちょっと走りたくなった時の遊びバイクとしてもちょうどいい。

今回は、初めて街乗りロードバイクを本格的な林道に連れ出してみた。

<目次>
1.ルート
2.ロードバイクでも走れちゃう?
3.林道の自由さ
4.オフロードに行こう!

1.ルート

オフロードに興味が出てきても、日本の道路はことごとく舗装されてしまっているのでなかなか手軽に走れるダートがない。また、走れそうな場所があったとしてもグレーな道が多いのが現状だと思う。

今回僕が走ったのはこの太白山の辺り。比較的人の出入りが多い場所で、普通に乗用車も乗り入れている場所だった。僕が走ったときにはかなりオープンな印象だったけど、閉鎖状況やルール改正等も考えられるので行く際は下調べをお忘れなく。

この林道はマップでは表示されていないことも多いんだけど、航空写真を見ると明らかに道がある様子で前から気になっていた。丁度天気が良くて時間が取れそうな日があったので、街乗りロードで行けるところまで行ってみることにした。

 

2.ロードバイクでもイケちゃう⁉

「そもそもロードバイクでオフロードを走れるの?」という疑問を抱く方は多そうだが、『割と走れる』というのが答えになると思う。オフロードと言ってもいろいろあって、MTBじゃなきゃ厳しいシングルトラックから、いわゆる砂利道といった具合のダブルトラックまで幅広い。

「林道」という名のつく道は、基本的に山林管理の車両が走行することを想定しているようで砂利道という性格が強い場合が多いはず。今回走った林道もそうだった。

このくらいはオンロードに近い

⇧の画像はかなり道のいい場所で撮った写真だけど、このくらいの場所なら最近主流の25cロードでも余裕。むしろ田舎の割れまくったアスファルトより走りやすいくらいだと思う。

ただ、林道も場所によっては轍が酷かったりぬかるんでいたりして、普通のロードバイクのタイヤ(23~26cくらい)じゃ厳しいこともある。違うバイク(スペシャライズドのルーベSL4)でだけど、スーパー御荷鉾林道に行ったときには細いながらもグラベルキングを履いていった。

履ける幅はフレームによって異なるけど、なるべく太いものを履いた方がいいのは間違いないし、ガレたオフロードを走るならサイドカットにも気を付けた方がいいと思う。その点、グラベルキングみたいにサイドカットにも気を遣ったタイヤがあると基本安心。御荷鉾林道の時は⇧の組み合わせて走った。

因みに今回は街乗りロードバイクなので、タイヤはVittoriaのRubino28c。超安価(1本約1,800円)なタイヤながらも耐久性はあるし、幅広い道を走れると思う。当然オンロードの性能は上位のCorsaの足元にも及ばないけど、街乗りに使ったりこんな風に得体の知れない林道に突っ込むにはちょうどいい。

 

3.林道の自由さ

僕が林道やオフロードにハマっている理由に、オンロードよりもっと自由だというのがある。ハイカーの方々等への配慮は欠かせないけれど、車の往来を気にする舗装路よりも圧倒的に自由で”遊べる”場所だ。

路面を見てどんなコースで走るかとか、岩や轍をうまく避けたりとか、素人ながらにも凄く楽しい。オンロードはボーっとしてるうちに数十・数百㎞が過ぎてしまったりするけど、オフロードはたった数百mの間にいろいろな”走る楽しみ”が詰まっている。

もちろんロードバイクで舗装路を駆け抜けるのも大好きだけど、この自由さや遊び感はオフロードにしかない楽しみだと思う。

春の陽気が心地よい季節もあって、芽吹く緑も美しい。スカッと抜けた青空と、太陽に照らされた新緑が最高のコントラスト。

この煌めく影がさすダートをゆっくり走るのも、最高に気持ちがいい。四季のある日本に生まれるなんて、きっと僕は幸せ者だ。

きっと自然やアウトドアが好きな人なら、この感覚に説明はいらないだろう。小鳥のさえずりを聞きながら、森に包まれながら、自転車の爽快感を味わう。これは贅沢そのものだ。

そして”未舗装”という非日常が与えてくれる、確かな”冒険感”。普通の人が入り込まない世界がそこにはあって、それは僕にとっても同じこと。探検や冒険というような言葉がピッタリな興奮がそこにはある。

 

4.オフロードに行こう!

確かに本格的にオフロード(特にシングルトラック等)を走るならそれ相応のバイクが必要だし、ルート選定やリスク対応等オンロードに比べて面倒はある。

だけど、取り合えずロードバイクに出来るだけ太いタイヤを履かせて「行けるところまで行ってみる」っていうのも、悪くないんじゃないだろうか。

厳しいと思ったら引き返せばいいし、軽いロードバイクなら担ぐのも全然苦じゃないから担いでちょっと先に進んでもいい。そんなに身構えずに、最悪歩いて帰れる範囲で楽しむのも充分アリだと思う。

飛び石や枝バイクが傷つく可能性は高いけど、僕は自転車は自分を楽しませるために存在する道具なので、使い倒してこそ価値のあるものだと思う。もちろん道具には適正があってロードバイクの限界があるけれど、最近のワイドリム+ディスクブレーキのエンデュランス系ならそこそこ楽しいんじゃないだろうか。

この記事にピンと来て、ロードバイクしか持っていない・乗ったことがないという方は、とりあえず林道やオフロードに突っ込んでみて欲しい。自然と自転車が好きな方はきっと楽しいはず。ド素人な僕でも楽しいので、興味ある方は是非。

おわり

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