自転車は脚力がなくても楽しめるけど、あった方がもっと楽しいのは間違いない。だから僕は一定レベルは維持できるように、ローラーをしている。
だがこいつがどうしても、実走と比べて楽しくない。それは遊びというより完全な「トレーニング」になっているからでもあった。
そこで、トレーニングという趣旨から離れて乗ったら楽しいのでは?と思いZwiftで100kmライドをしてみることにした!
〈目次〉 1. L1でのんびりスタート 2. やっと半分の50km 3. L2〜L3へ強度アップ 4. 100km達成!
1. のんびりスタート
実走で100kmは気軽に走れる距離だけど、ローラーとなるとなんだか身構えてしまう。公道では必然的に生まれる信号待ちと言う名の休憩が無い分、同じ出力で走っていても辛いからだ。
あとあとキツくなるのも嫌だったし「トレーニングをしない」という趣旨を守るためにもL1でのんびりまったり走り出した。
使ったコースは「volcano circuit」。理由は5,10,25周するごとにアチーブメントが解除されるからで、僕はまだ5周のアチーブメントすら解除していなかった。笑
ちなみにvolcano circuitは一周約4.2kmなので、25周すると100kmライドの目標も達成出来るわけだ。
2. やっと半分の50km
L1で走っている限り100km程度で辛くなる事はないから、暇対策にamazonで映画を観ながら走っていた。
しかし身体は動かし続けているので、なんか落ち着かないし中途半端で飽きてばかりに。最終的にはyoutubeでカラオケしながらTwitterを見るという怠惰の極みをやっていた。笑 というか、そうでもしないとやっていられない(笑)
そんなこんなでやっと半分の50km。タイムは1時間34分。Zwiftで初めての50km達成で、ちょっとした達成感…。
心肺には負荷がかかっていないし、脚力にもそこまでダメージはない。だけど楽とも言い難いし、この地味に辛い感じがもどかい。笑
3. L2〜L3へ強度アップ
このままのペースで走れば、ゴールは3時間10分前後。3時間くらいで終わるかな〜と思っていたので予定通りだが、せっかくだから3時間切りを狙ってみることにした。ここからじわっとペースアップ。
ペースアップに伴って吹き出す汗。ボトルは2本用意していたが、減りが早くなってしまい足りなくなるのではと焦る。
まぁ最悪それでもいいかと踏んでいく姿勢は変えず。volcano circuitのPRを毎回更新出来るのがちょっとした楽しみになっていた。ゾーンを1つ〜2つ上げ、じわじわペースを上げていく。L3になると脚の疲労を感じ始め、L4への壁を感じた。
やはりパワーは正直で、全然疲れていないつもりでも普段より出力が出なくなっている。天候や路面など様々な要素が関係する実走と違って、ローラー(Zwift)はパワーがすべて。そういう意味では非常に分かりやすい。
途中から狙い出した3時間切りだが、前半に借金した4分がなかなか巻き返せない。回しながらこれはキツイかなと計算しつつ、ベストを尽くしていった。
4. 100km達成!
いよいよラスト10km。3時間切りへの残り時間は14分半…。ちょっと厳しそうだけど、残った力を振り絞って踏んでいった。
トレーニングはしないように、と思っていたのにもはやトレーニングの様相である。まぁダラダラやるよりははやく終わらせないのもあった。
最後の最後はとにかく一生懸命踏む。これがこのときの僕の全てだ。
…そして遂に100km達成…!!
残念ながら、タイムは3時間1分12秒…。一時は3時間を切れると思って走っていただけに、ちょっと悔しさが残る。
それでも、走りきった達成感は大きい。実走と違って景色や自然を感じる楽しみが無いから、純粋な「〇〇km走った」という達成感のみが身にしみた。
100kmって遠かったんだなぁとしみじみ思いながら、ダウンを兼ねてvolcano circuitの25周アチーブメントも解除。やったね!
世の中には尊敬する某氏をはじめ、24時間Zwiftチャレンジなるものをやっている凄い方々が居る。
たかが3時間でヒィヒィ言っている僕は到底及ばない次元のライドだが、環境に対して言い訳が出来ないし、達成感を得るにはこういうチャレンジも素敵だなぁと思った。
ちょっとした暇と気の迷いが生まれたら、今度は1マイル≒161kmか200kmライドにでも挑戦してみようか。「とにかく辛い」という印象が少し変わった3時間だった。
おわり