新しい通学用のロードバイクにフレームに、油性マジックでペイントをしてみた。(【予算100円】ロードバイクのフレームに油性ペンでカスタムペイントしてみた【マッキーアート】」)
そのままでもすぐに剥がれたりするものではないけど、屋外で使う物だから何かしらの保護をするのが望ましい。
そこで、フレームにクリア塗装をすることにした。
<目次> 1.クリア塗装にも種類がある 2.油性と水性の比較 3.水性塗料で塗装 4.完成
1.クリア塗装にも種類がある
クリア塗装と一口にいっても、実は種類がいろいろあるらしい。塗装に関しては全くの素人なので正確ではないかも知れないが、いわゆるラッカースプレーと言われる類のものや水性スプレーと言われるものなど。
要するに、クリア塗料?に含まれる溶剤の違いによるもので、下地との相性があるようだ。

ググった感じだと、油性のマジックペンで書いた文字などは当然油性なので、油性系溶剤のスプレーだと書いてある文字を溶かしてしまうらしい。よって、選択肢は水性一択。

ただし、ペン書きしてある物本体(この場合フレーム)の表面処理によって、クリア塗装が上手く定着しない種類もあるなど、いろいろ組み合わせの問題があるようだ。
うーん、悩ましい。というか、良く分からん。(笑)
2.油性と水性の比較
調べても埒が明かないようなので、ひとまず買って試してみることにした。
先に書いた通り油性ペンで書いた文字を保護するなら水性のクリア塗装がいいらしいが、最初間違って油性のクリアスプレーを買ってしまった。(笑) せっかくなので、油性と水性を試しに使って比較することに。
フォークの使わない部分にフレームのペイントで使ったのと同じ油性ペンで文字を書き、2つのスプレーを吹いてみた。
油性
まずは油性から。Google先生によれば油性ペンの文字が溶ける?可能性大だけど…

吹き付けた瞬間、「あ、ダメだこれ」ってなった。笑
やっぱり事前情報の通り、油性ペンの文字が溶けた。ペンの文字が溶けても、揺らさずそっと乾かしたら一応文字はちゃんと残っているけど、吹き付けたとたんに油性ペンのインクがじわっと浮いて揺れだしたので、これは使ってはいけない。
水性
次に水性。これがダメだと違う方法を考えなきゃだけど…

お、こちらは成功!
見た感じ特に油性ペンの文字が浮いたり融けたりすることもなく、普通に塗装が出来ている。定着具合は不明だが、これなら使っても大丈夫そう。
3.水性で塗装
いよいよ本番。
塗装は作業環境がとても大事らしいが、僕の今の住環境で作れる最善の環境がこれ↓だった。

一応屋根と壁らしきものがあって、ごみもあんまり来ない(はず)。まあ、失敗したらその時はその時なので、あまり気負わずやってみる。

厚塗りせず何度も重ね塗りするのがいいらしいので、まんべんなく薄く吹き付けていく。
ムラを無くすのに、スプレーをフレームから離して吹くのが良いようだ。
さっきのテストと同じく、この水性のクリアスプレーなら油性マジックを溶かすことはなさそうだ。

冬場で気温が低いので乾燥が遅く、スプレー缶の表示によれば1~2時間。生乾きで上からかけると中がずっと乾かなくなってしまうらしく、それもよろしくない。
僕の生活リズム上、朝1回と夜1回の塗装を2日繰り返すことになった。半日も乾かせば十分だろう…!(たぶん放置しすぎ(笑)

実は光沢のクリアではなくマットクリアのスプレーを選んでいて、塗布した時には液体がフレームに着くのでテカテカになるけど、乾くとちゃんとつや消しになったので安心した。何階重ねてもちゃんとつや消し(当たり前)
4.完成
何回やるのが正解かもわからなかったので、とりあえず塗料がなくなるまでやってみた。その数しめて4回。
クリア塗装後はこんな感じ。

乾くとクリア塗装がしてあるのか分からないため、本当に保護膜が出来ているのか不安だったけど、マスキングをはがすとそのふちに塗膜を感じられたのでたぶんちゃんと出来ている。

塗膜の強度や耐久性についてはこれから使っていくうちにわかることだが、約1週間屋外で走らせている感じだと全く問題ない。脚が多少擦れたりもしているはずだけど、特に油性ペンが薄くなったり擦れたりしている様子もなし。
今後も経過観察して、変化があれば記事をアップします。

さて、通学用ロードバイクを組む連載もいよいよ次回が組み立て~完成編。使ったパーツ等まとめていくので、気になる方は是非。
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つづく