装備レビュー

初めてのMTB『GT Avalanche Expert(2019)』購入!新しい相棒のご紹介

じわじわとお金を貯めること半年。ついに僕もMTBデビューをすることになった。

あれこれ悩んだ結果、選んだのはGTのAvalanche Expert(2019)。選んだ経緯はこちら(オフロードバイクが欲しいーNEWバイクを選んだ経緯の備忘録)にまとめてあるが、コスパがよくこの先いろいろ楽しめそうなバイクである。

この記事では、素人目ながら新しい愛車Avalancheをご紹介!

<目次>
1.概要
2.スペック・各部紹介
3.簡単インプレ

1.概要

GTはオフロードバイクではすごく有名なメーカーで、ロードバイクしか乗ったことがない僕でも知っているくらいだ。

Avalanche(アバランシェ=雪崩)という名前のこのシリーズは、GTのクロスカントリー用、入門ハードテールMTB。価格帯的には6万~12万辺りでラインナップがあって、僕が選んだExpertはAvalancheシリーズで一番グレードが高いモデルだ。実売12万円前後で27.5”、サスペンションはRockshoxのTA、コンポはSLXとカタログ上のコスパは良い方だと思う。(公式HPはこちら)

GTお得意の「トリプルトライアングル」なる構造を採用したフレームで、シートステーとシートチューブが面白い形状で溶接されている。剛性アップが目的らしいけど、初めての1台なのでその辺は良く分からないだろう。まあ、見た目がちょっと変わっててかっこいいので良し!(笑)

カラーリングは真っ黒で、派手なデザインが多いMTBには珍しい?と思う。僕はあまり派手なバイクは好みでないので、これもまた良い。真っ黒カラーはRoubaixと同じになっちゃうのが個人的には残念だけど、真っ黒は飽きないし好きなデザインなのでOK!

 

2.スペック・各部紹介

スペック一覧はGTのHPにも載っているけど、HPじゃわからない部分が沢山あるのでその辺を中心にご紹介。因みに買ったのはMサイズ。

フレームはすべてつや消しの黒で塗装されていて、GTのロゴやAvalancheの文字がツヤ有りの黒デカールで表現されている。カッコいい!

フレームはアルミ。溶接はお世辞にも綺麗とは言えず価格なりといった感じ。ま、実用上問題なければ僕は全く気にしないのでOK。笑

Rockshoxの「Reacon RL 100mm」リモートロックアウト付きのエアサス。定価43,000円と結構お高いが、Rockshoxの中ではエントリーグレードのCX用サスフォーク。デカールはフレームカラーに合わせてブラックになっているのが嬉しい。

ドライブトレインはSLXメインの1*11sで、32t*11-46t。流行のフロントシングルである。

ギア比は2.90-0.695、27.5*2.25”のタイヤ周長は2148㎜(ロードの700*25cは2105㎜)なので、トップギアはロードの50T-16Tと17Tの間くらい。

オンロードメインで使うには物足りないが、オフロードメインなら恐らく許容範囲。MTBのハイエンドモデルに多いSramのeagle12sだと30T*10-50T、ギア比が3.0-0.66くらいなので、それよりもちょっと少ないくらいだ。

シフターとRDはM7000系SLX。ただしスプロケはSuntour製でクランクセットも社外品。この辺はよくある安定のコストダウン。

フロントシングル仕様だけど、FD用のワイヤールーティングが確保されていてシートチューブにクランプ出来そうだから、多分フロントダブル化も可能。いじる気満々な僕には嬉しい仕様!

シフターはI-specではなく普通のクランプタイプ。ブレーキがコストダウンしているので当然か。

BBはProwheel製の「Integrated TT MTB BB-Ⅱで、「PW-73+」という刻印がある。内径24㎜のねじ切り式で、普通のシマノクランクと互換ありみたい。完全に自分でメンテする予定だから、この規格は嬉しい。

ブレーキは前後共にシマノ油圧仕様。取り付けはポストマウント。ただしグレードは下げられていて、シフターは「BL-MT400」、キャリパーは「BR-MT400」とシマノ無印シリーズの一番低いグレード。バイクメーカーのスペックに詳細が書いてない奴は、まあこんなもんだよね。

Mサイズのステムは70㎜が付属。コラムスペーサーは15㎜1枚に5㎜が2枚、計25㎜。フレームのスタックが582㎜とMTBにしては低めなので、前傾ポジションがとりやすい。これもこのAvalancheを買った理由の一つ。

ハブはGTのHPを見るとFormula製。しかし、実物を見ると「Allterra」のロゴが?ここで言っている「Formula」はイタリアのディスクブレーキメーカーじゃなく、台湾系MTBのハブをOEM作ってるメーカーらしい。ネット評判だとこれが最悪…。(笑)

結局どこ製のなんてパーツか分からないけど、ハナから期待してないので良しとしよう。自分で出来るメンテをしつつ、さっさとホイールごと交換かなあ。

リムは、GTのサイトだとWTBの「STP i23 TCS 32h」。WEB検索すると「ST i-23」というモデルがヒットするが、違いは不明。GTの誤表記だろうか?このモデルは他社の10~20万円の完成車にもよく使われていた。

リム内径23㎜なので対応タイヤ幅は1.7”~2.4”くらい。重量は546gと結構重い。MTBのリムの相場はたぶん、アルミ軽量モデルで400g台、カーボンリムで300g台。

タイヤはWTBの「Ranger Comp」。27.5”*2.25”はFastRolingとHighGripの2つモデルがあるみたいだけど、ついてきたのがどっちかは不明。重量は685gか762g。コンパウンドによって結構違うみたい。

フレームのダボ穴はダウンチューブに1つ、シートチューブに1つ、シートステーにキャリア用が1つ。キャリアが付くのは嬉しい誤算で、キャンプ重視のゆるキャンライドにも使えそうだ!

ハンドル、ステム、コラムスペーサー、シートポスト、シートクランプ、クランクは「All Terra」の刻印が。どうやらGTのハウスブランドのパーツメーカーらしい?ググってみてもイマイチヒットしないので詳細不明。

シートチューブとタイヤがきっちり詰まったバイクが流行?というかカッコいいとされているけど、このAvalancheは逆。がっつりクリアランス確保されている感じだ。それはそれで、カスタムの幅があって良し。

所謂29”はキツそうだけど、700*45cとかならぎりぎり入るかも?

この先トレイルよりもグラベルライド寄りにするなら、ギア比的にそういうカスタムをしちゃうのもアリかも知れない。チェーンリングがクリアランス的にロードサイズの50Tとかが使えないから、オンロード寄りにするならなるべくタイヤサイズを大きくしてスピードを出したい。

気になる総重量は、秤がないので分からない。手で持った感覚だと14~15㎏くらいだろうか。

ロードバイクと比べるとめちゃくちゃ重い。U.L.系テント泊フル装備のルーベ(15㎏くらい)と同じか少し軽いくらい?MTBの価格帯からすると妥当なところだろう。

 

3.感想と今後の運用

他のバイクと比べてどうかを語れればいいのだが、その辺は初MTBなので良く分からない(笑)

いつも乗っているロードバイクと比べると当然重いし全然走らないが、なんというか乗っていて楽しいバイクだ。路面を気にしなくていい太いタイヤ、エアボリュームのふわふわ感、サスペンションの吸収性。どれも初めての感覚ですごく楽しいし、細かいことを気にしなくていいバカになった感じが良い(笑)

構えていたほどオンロードの走行性能は低くないみたいで、割とちゃんと走れる。ママチャリに乗るよりはよっぽどいい走りをしてくれる(比較対象が失礼か?笑)ロングライドとなるとキツイかも知れないけど、まあ何とかなりそうだ。

ポジションはMTBだとロードバイクと違うはずだから、今はサドル高だけ合わせた適当状態。それでもヘッド角がかなり立っている(69.5°)せいか、ハンドリングにもダンシングにもそこまで違和感はない。これならもくろみ通り、オンロード寄りのロングライドでも良さそうだ。

まだ本格的なオフロードは走っていないので、それは連れだしてからのお楽しみ…。

油圧STIを組み込む予定

今後は時間を見つけてオフロードを楽しみつつ、雪道に向けてドロハンカスタムをする予定。

グラベルロードとMTBの間の子=雪上ロードバイクを誕生させるつもりだ。その過程も記事にUPするのでお楽しみに!

おわり

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