装備レビュー

【使用レビュー】SALOMON:Agile12 setを購入!トレラン&サイクリングに使ってみた

トレイルランニングで有名なブランド「Salomon(サロモン)」。

その中型ザックに当たる「Agile12 set(アジャイル)」を、軽登山&トレランや、MTBでのトレイルライド用に購入し、あれこれと使ってみた。Agile12 setの特徴から、山歩きでの使用とサイクリングでの使用、両方で使ってみた感想も含めて書いてきたい。

<目次>
1.購入動機
2.スペック&各部詳細
3.トレランと軽登山にどうか?
3-1.背負いやすさとフィット感
3-2.走ってもズレない
3-3.容量はちょうどいい
3-4.使い勝手はそれなり
4.サイクリングにどうか?
4-1.背負いやすさと肩の疲労感
4-2.ハイドレーションがGood
4-3.容量と使い勝手
(4-4.自転車×登山にもいい)
5.まとめ

1.購入動機

まずは購入動機を簡単に。先ほども書いた通り、僕がAgile12 setを購入したのは①MTBでのトレイルライド用ザックが欲しかった②軽登山やスピードハイクでも使えたら嬉しい③価格が抑えめでコスパが良さげ、という3つの理由。

自転車専用のザックや、登山に特化した30Lほどのザックは沢山選択肢があるけれど、どちらも僕の求める軽快さや汎用性に欠けるものだった。そこで目を付けたのがトレラン用のザックで、軽量かつ程よい容量、荷物へのアクセス性も良いと僕の求めるまさにそれだったのだ。

容量が15Lほどのトレランザックも各社から発売されているが、価格は1万~2万円とそれなりに高価。必要になるハイドレーション系も揃えると3万円近くなってしまう。その点、SalomonのAgile12 setは500mlのフラスク(別に買うと1つ3,000円くらい)が2つ付いて、実売は1万円を切るという超コスパ。

Salomon自体はトレラン系で有名なブランドだし、安かろう悪かろうではないだろうとAgile12 setに決定した。

 

2.スペック&各部詳細

さて、続いてはスペックと各部の詳細を見ていこう。

 

スペック

・容量:12.4L

・サイズ:L45 x W22 x D18 ㎝(1サイズ。背面長44㎝)

・重量:330g(フラスク込み390g)

・カラー:ブラック、ベリー、ブルー、デニム(他にもあり?)

・価格:実売1万円前後

公式サイトはこちらAmazonはこちら

 

サロモンのトレランザックには様々はラインナップがあるが、Agile12 setは中型のお手頃価格なモデル。

全体像はこんな感じ。

ドローコードが付属し、ウェアなどを縛れる設計(純正のドローコードはグレーのもの。僕は固定力アップやザックを絞る目的で、黒いドローコードを追加している)。ポール用のコードも1箇所(画像向かって左下)ある。

両サイドには大きめのメッシュポケットが。500mlのペットボトルならちょうど入るサイズ感。

ウェストベルトはなく、ショルダーベルトとチェストベルトのみの設計。ショルダーベルトには500mlフラスク用のポケットが1つずつ付いている。キツキツだけど、500mlのペットボトルでも入る。

背面とショルダーベルトはメッシュ状の柔らかい素材で、身体への当たりは優しい。クッション性が高いという程ではないが、格子状のフォームが入っているしトレランザックなら必要十分なレベルだと思う。

チェストベルトはフック状のバックルで止める形。2本が付属し、4箇所から好みの場所に取り付けられる。パチっとクリック感のある嵌り具合で操作性は良い。チェストベルトはゴム製で伸縮性のある素材。

荷室は1つでダブルジッパー。下の方までジッパーが続いているのでガバッと大きく開くのが特徴。下からでも荷物を取り出せる。

中には小物入れ用の小さいポケットが1つ。財布と携帯、鍵くらいは入るサイズ感。鍵などを引っかける用?のフックの様なもの(画像右上)も付属している。

メインの荷室と背中の間には、ハイドレーション用の荷室が別で付いている。サイズは実測で 横19㎝ × 縦34㎝(ハイドレーション用のフックから計測)くらい。

こうして数字で測ってみると意外と小さいけど、僕の使っているsourceの1.5Lパック(横18.5 × 縦32㎝)を入れた感じではもう一回り大きいサイズでも入りそう。

中央上部にはパックをかけるフックがついている。僕のsourceの1.5Lパックとの相性はそれなりだろうか。完璧を求めるならサロモン純正のハイドレーションパックがよさそう。

 

3.トレランと軽登山にどうか?

続いては、実際に使用してみたの感想をいろいろと。まずはこのザックの設計通りトレランや軽登山での使用感について。

 

3-1.背負いやすさとフィット感

まずは肝心の背負いやすさやフィット感についてから。因みに使用者の僕は身長177cm体重65kg。

サイズがワンサイズなのでやや不安だったが、フィット感はそれなりに悪くない。ザックを体に密着させる様に両サイドのベルトを締め込むと、背中にうまいことフィットしてくれた。(このベルトは長すぎるので、カットして使った方が良さそうだ)。

ザックに重量物を入れるとやや後ろに引っ張られる感じがするけど、ショルダーベルトにドリンクを入れ、チェストベルトをきちんと締めると収まりが良い。

また、背面は柔らかい素材なので、当然背中側にあたる荷物をどうパッキングするかで快適性は変わってくる。ウェアやエマージェンシートなどを背中側にすると良いほか、ハイドレーションパックを入れると背負い心地が良くなった。(Twitterのフォロワーさん情報では、プラティパスの2Lを入れると逆に背負い心地が微妙らしい。ハイドレーションパックとの相性もあるのかも知れない。)

 

3-2.走ってもズレない

僕はトレラン初心者なのでこの点の評価は甘いかも知れないけど、平地を走っても斜面を駆け下りても、僕が使う限りザックがゆさゆさと揺れたりズレたりすることは全くない。

僕が他に持っている普通の登山用ザックに比べ、その点に於いては大きな差があると思う。

当然中身がスカスカだと荷物の方が揺れてしまうので、外側のドローコードでザックを小さく縛る必要はある。先にも触れたけど、僕は付属のドローコードをウェアなどを縛る用にし、もう一本をザックを縛る用に追加している。

 

3-3.容量はちょうど良かった

12Lという容量だと、

・替えのインナー
・レインウェア上下、ツェルト
・救急キット
・バッテリー、ライト、GPS類
・水2.5L、補給食……etc.

などトレランや軽登山で必要になる装備は一式余裕で入る。僕の愛用しているU.L.ドームシェルターやマット、ガスストーブなども入れられるから、1泊2日程度の山行ならこれで対応可能。

冬の日帰り低山にもダウンを詰め、アイゼンを外付けして登ってみたが、問題なく使用することができた。厳しい環境ほど天候や計画によるが、U.L.系装備が多い方なら使える場面はそれなりに多い容量だと思う。

 

 

3-4.使い勝手はそれなりに◎

使い勝手については、全体としては悪くないが、ちょっと微妙な点もある。

まず、サイドのメッシュポケットは、僕が身体が硬いのもあってか手を伸ばすのがかなりキツい。となると腰回りのストレージが無くなってしまうので補給食の入れ場に困るのだ。

僕はトレランや軽登山をサイクリングと組み合わせることが多いので、たいていサイクルジャージ(背中にポケットが付いているもの)を着て山に入る。このジャージのポケットがザックとちょうど干渉しないので、ここを補給食入れとして使っている。

 

また、ジッパーが微妙に開閉しづらい。本体が柔らかいので多少は仕方ない部分かもしれないが、付属のジッパータブが細く小さいので持ちにくいのと、ジッパーの滑りが悪いのとで若干のもたつきがある。……いや、これは本当に「若干」なので気にしなくてもいいレベルだけど。。

そのほかの部分については特別不満はない。大きく開くメインジッパーはパッキングがしやすいし、ドローコードでのギアやウェアの外付けも便利。ショルダーベルトのドリンク用ポケットも付属のフラスクがすっぽり入って抜けず、チェストベルトも独特のバックルで確実かつ素早く着脱ができる。

トレラン初心者なりの感想だけど、少なくとも必要最低限の機能と容量は揃っているのではないだろうか。

 

4.サイクリングにどうか?

続いては自転車での使用感について。僕はロードバイクに乗るときはザックは背負わない主義なので、MTBでのオフロード走行が主な使用場面だ。

4-1.背負いやすく肩が楽

先ほども触れた通り、身体にフィットさせることが出来るので背負いやすさは良い。MTBでは乗りながら身体を前後左右に動かすことが多いけど、全く不快感はないし身体が振られることもない。

自転車用ザックの多くはウェストベルトがあり、いわゆる「腰で背負うタイプ」が多いが、このAgile12 setはショルダーベルトのみ。それでも、僕が使う限りでは肩に負担を感じることはなかったし、腰回りが軽いのでむしろ取り回しが良いと感じるくらいだった。

高い位置で背負えるため、自転車に乗っている状態だと肩と言うよりは背中全体に荷重がかかるためかも知れない。

 

 

4-2.ハイドレーションがGood

恐らくここが自転車用ザックに少ないポイントで、Agile12 setはハイドレーションが使える。涼しい季節なら付属のフラスク2つで計1L持ち運べるし、背中側に通常のハイドレーションを追加すればさらに1.5~3Lほど携帯可能。

もちろん大量に水を持ちたいだけならペットボトルをザックに放り込めば解決するが、それではライド中にいちいちザックを下ろしたり、止まって両手でキャップを開けたりしなくてはならない。

フラスクやハイドレーションを使えば、いつでも横を向くだけで水が飲めるので、このメリットは非常に大きいと感じる。

 

4-3.容量と使い勝手

12Lという容量は、MTBでのトレイルライドには必要十分かやや大きい。まる1日山にこもるライドや複数日のツーリングならちょうどいいけど、半日程度の日帰りライドでは明らかに持て余してしまうところ。容量がスカスカだとバックの形が崩れて背負いにくいので、僕はバックの底に緩衝材(ネット通販の梱包材の使いまわし)を入れてサイズと重量バランスを整えている。

使い勝手に関しては、それなりに良い。背面のドローコードは脱いだウェアを外付けするのに便利だし、内部の小さなポケットは小物の収納に便利だ。

しかし、自転車用途だけを考えるなら、もう少し内側にポケットやスリットがあると良いなという感じ。トレランや登山に比べて、自転車は携帯工具やら予備パーツやら、小物系の装備が多くなる。それらを綺麗に収納しようと思うと、やっぱりあと一息足りない感が否めない。

 

(4-4.自転車×登山にもいい)

自転車での使用感は別の記事で詳しくご紹介する予定だけど、僕がよくやっている「自転車 × 登山」にも都合がいい。だいたい100〜200kmほどのライドで登山口と自宅を走り、3〜7時間ほどのコースタイムを掛け合わせるもいうものだ。

ライドの時、ザックは邪魔なので自転車に取り付けているバックにしまうが、小さく畳んでバックの隙間に詰めやすく、軽いので走りに影響しにくい。少数派とは思うけど、マルチな遊びをする方にもトレランザックは便利なのではと思う。

 

 

5.まとめ

サロモンのAgile 12 setは、トレランから軽登山・トレッキングまで、幅広く対応できるザックだ。日帰りで短距離を走るだけなら、同シリーズの6Lの方も良い選択肢だろう。

トレラン初心者の目線では良いザックだと思うし、それなりに高価なフラスクも2つ付属することを考えるとかなりコスパが良いザックではないだろうか。

「トレランやスピードハイクに興味があって、ひとまず使えるザックが欲しい」という方には、オススメできるザックだ。

おわり

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