ツーリング記

仙台の秋保温泉で1泊2日!二口林道と秋保大滝の『ゆるポタ温泉ライド』【前編】

宮城県仙台市から近い温泉街『秋保(あきう)温泉』。東北では有名な温泉で、奥州三名湯にも数えられる。

今回は、仙台を発着に秋保温泉をゆる~くのんびり、1泊2日の温泉ライドをしてきた。近隣の林道二口線(二口林道)や秋保大滝を走りつつ、気楽なゆるポタとなった。

この記事はその前半をお届け。

<目次>
1.仙台から秋保温泉へ
2.二口林道ヒルクライム
3.温泉でゆっくり(後編へ)
4.秋保大滝を回って帰宅(後編へ)

1.仙台から秋保温泉へ

まずは自宅のある仙台から秋保温泉へと向かう。旅館のチェックインまでかなり余裕があるので、出発はのんびりと。

今回の装備。旅館宿泊なので荷物は少なくできるかと思いきや、一眼レフ用のいろいろやバイク屋内保管のための雑巾など、U.L.キャンプの時と殆ど変わらない装備量になってしまった。

仙台からのルートはこちらの記事(↓)を参考にどうぞ。仙台市街から秋保温泉までの道は、主要道はサイクリングには全く向かず、事故の危険が高いのでおススメしない。多少テクニカルな道もあるから初心者向けではないけど、こっちの方が楽しめるんじゃないかな?と僕は思う。

 

天気はがっつり雨の予報だったけど、朝からいい天気。むしろ太陽がじりじりと暑い。9月に入りはしたものの、仙台も未だ涼しくならないようだ。時間はたっぷりあるし、腰の痛みを悪化させない様に写真を撮りながらのんびり進む。

青空に流れる雲と、風に乗って香る稲穂の匂い。やや垂れ下がってきた稲たちが、季節の変わり目であることを教えてくれる。うん、いいサイクリング日和だ。

山肌に張り付くような神社。凄い階段……。

山間を抜けて、印象的な赤い鉄橋をくぐる。秋保温泉街はもうすぐそこにだ。ここが本日の宿となる訳だが、ここまま先へと進み二口林道へと向かう。

 

2.二口林道ヒルクライム

温泉街をスルーしたのち、緩いアップダウンを経て二口林道へと向かう。

ここでバックミラーに写る不穏な雲が……。天気予報通り、東から雨雲が流れてきているようだった。向かう先は今のところ晴れてはいるが、どこかであの雲に追いつかれてしまうだろう。

 

二口林道のビジターセンターを抜けると、いよいよ本番。ビジターセンターまでは多少車通りもあるけれど、ここから先は殆ど車が居ない。

緑のカーテンに包まれながら、のんびりヒルクライムの開始。時刻は既にお昼前だが、森の中は涼しい風が吹いている。

林道はしばらく沢の脇を進む形になっていて、それもひんやりとした風が吹いている所以だろう。所々沢に降りられる場所があって、写真を撮りながらのんびりするのも楽しい。

二口林道の有名?な場所が、『盤司岩(ばんじいわ)』。ものすごく大きな岩盤がそびえたっていて、木々の間から覗くその迫力に驚く。

もう少し涼しい時期になると、紅葉も綺麗なんだとか。冬にはアイスクライミングを楽しむ人も居るらしく、そっちの方もまた気になる。

それにしても凄い眺めだ。なかなか画角に収まりきらない。

写真を撮っていたら、STIにトンボが止まっていた。知らぬ間にしっかり休んじゃって、ハンドルをゆすってもなかなか動かない奴。……なんだよ、上まで運んで行ってやろうか?(笑)

標高を上げていくと、次第に小さな滝や断崖が表れるようになってくる。

この自然と一体化したような道の雰囲気が好きだ。人気の多い交通量のある道じゃ、こんな風に水の流れと距離が近くならない。

二口林道はバリエーションに富んでいて、短くはないヒルクライムだけど飽きない。清流に苔むした岩場、崩落と補強、この先続いていく九十九折……。

そして、植樹された針葉樹ではなく、元からの広葉樹の森であるのが嬉しい。針葉樹の冷たい感じよりも、広葉樹の柔らかい雰囲気の方が僕の好み。そういう意味で、走っていてとても心地よい峠なのだ。

二口林道の最高点よりやや宮城県側に看板がある。蔵王連峰縦走コースはこの尾根上を伝っていて、この二口峠もそのコース上になっている。入山者であろう車も停まっていた。

ここからはまた秋保温泉へと来た道を戻るのだが、ちょっと県境を越えて山形側に走ってみた。

後から迫っていた雲にちょうど追いつかれた頃合い、宮城側から流れた雲が、晴れている山形側に霧となって降りてく。

上空の風は強いのか霧の流れは早く、ちらちらと大きな影が森を彩っていた。これもまた、森の美しさだろう。

……と、ものの数分で僕のいる場所も霧で真っ白に。これでは視界が殆ど効かないので、下るのも時間がかかりそうだ。腰痛もまだ治っていないし、早めに登り返すとしよう。

こんな天気もこれはこれで好きな僕。なんか雰囲気があって良いかなぁなんて。

周りは真っ白なのに、ふっと霧が晴れて青空がチラリと見える瞬間がある。空間に窓が開いたかの様な異様さと、雲と同じ高さに居るという実感が湧いてきて、何故か高揚している自分がいる。

……標高を下げ、霧を抜けたと思ったら今度は雨雲の下へ。一瞬で本降りになり、急いでカメラを防水処理してレインウェアを着こむ。まぁ一日中雨のつもりで出発したので予定通り、準備が出来ている時の雨なら何のことはない。

二口林道は最近補修工事がされたばかりなので、「林道」という言葉が似つかないくらい舗装が良い場所が多い。道幅こそ狭いので気は抜けないが、斜度も大したことないし比較的楽に下れる林道だと思う。

こういうシチュエーションを走る度、つくづくディスクブレーキのバイクを買って良かったと思う。スルーアクスルが使われる前の時代で「ディスクロードってどうよ?」と悩んだけど、やっぱり僕にはリムよりディスクが合っている。

こういう『装備がライドにピッタリ嵌まる感じ』が、僕はたまらなく気持ちいい。

林道区間を抜けると下り基調のアップダウン。とっくにずぶ濡れだが、この先に温泉が待っているのでむしろ嬉しいくらい。ちゃっちゃと下って秋保温泉へ帰還。

無事に宿に到着。

だいたい85㎞、獲得1,400mくらい。かなり控えめな数字に違和感があるけど、今日はそんなライドにしようと決めたのだ。腰に無理させず、温泉でゆっくりしようじゃないか。

まずはずぶ濡れの自分とバイクの処理からしなくては。さて、取り掛かろう……。

つづく

【後編はこちら】

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