装備レビュー

【レビュー】R250の防水トップチューブバックの使用感

サイクリングの便利装備「トップチューブバック」。様々なブランドから商品が発売されているが、その使い勝手はピンキリだ。

僕もいろいろ使ってきたけど、コスパ系でおススメできると思えるのがこの商品。今回は、R250というブランドの防水トップチューブバックをご紹介したい。

<目次>
1.製品概要
2.各部詳細
3.良いところ
3-1.防水性が高い
3-2.幅が狭い
3-3.ジッパー辺りが良い
3-4.ズレにくい
4.残念なところ
4-1.トップチューブ側の固定
4-2.内側の色が暗い
5.まとめ

1.製品概要

R250というのは、ワールドサイクルのプライベートブランド。自転車用品をいろいろリリースしていて、全体的にコスパ系でサイクリストのことを考えた設計が多い印象。

以前にはこんな商品もレビューしていて、今でも気に入って使っている。

バイクパッキング用品も一通りそろっていて、今回ご紹介するトップチューブバックもその一つ。大まかなスペックは以下の通り。

 

スペック

・サイズ:長さ210mm x 高さ110~70mm x 幅45mm
・重量:105g
・カラー:杢グレー
・素材:ポリエステルタスロン、ポリエステル100% 裏面PUコーティング
・価格:3,300円(税込み)
・ワールドサイクルのサイトはこちら

 

 

2.各部詳細

続いては、各部の詳細を見ていこう。全体像はこんな感じ。

左右にはR250のロゴがある。反射素材になっているのが嬉しいところ。

ヘッドチューブ側は2本、トップチューブ側は1本のベルトで固定。ベルトと本体は別々になっている。

ヘッド側はコラムの形状により、1本のみでの使用も可能。2本使った方がズレにくいものの、1本でも十分固定は可能だ。取り付け可能なパイプ径は実測で45㎜くらいまで、ベルクロのかみ合いを少なくすれば60㎜くらいが限界だろうか。一般的なコラムならまず付けられないという事はないだろう。

トップチューブ側は本体に通す側が太い独特な作り。本体のループにフィットするので、バックがズレにくくなるのかな?

こちらは実測で60㎜ほどまでのパイプ径に対応、ギリギリ伸ばして75㎜くらい。ベルクの傷に注意だけど、太めのカーボンバイクでも大体は大丈夫じゃないだろうか。

中身に仕切りは無し。シンプルなつくりだ。

本体は芯が入っているので、薄型軽量ながらに型崩れはしにくい。防水コーティングのナイロンを圧着仕上げで作られている

ジッパーも止水ジッパー。ループ型のジッパータブ付き。

こんな風にケーブルを出す穴が開いているので、サイコンやライト、スマホ等のハンドル周りの電子機器を充電できる。本体の防水性は高そうだが、この穴があるので完全防水ではない。使わないのならふさいでしまってもいいかも?

内容量は、ピッタリ詰めてこれらがちょうど入るくらい。財布、ネックウォーマー、羊羹2つ、スマホ、モバイルバッテリー1000mA、スマホ用ケーブル。一般的なツーリングなら必要十分ではないだろうか。

スマホのサイズによっては入らないかも知れないので、ご自身のスマホサイズを確認していただきたい。目安としては、iPhone8でやや余裕があるかな?くらいだ。

 

3.良いところ

続いては使ってみて感じた良いところを。ここでは4つご紹介したい。

3-1.防水性が高い

全体が防水生地で、圧着仕上げなのでそれなりに防水性がある。

コード用の穴があるのと、ジッパーが上なので開け閉めの際に雨が入ってしまうから、構造上完全防水にはならない。とはいえ、通常の縫い仕上げのバックと比較して防水性は高いし、小雨程度なら大丈夫。雨ライドをする方にも悪くない選択肢だと思う。

トップチューブバックとしては十分高い防水性を確保しているのではないだろうか。

 

3-2.幅が狭い

トップチューブバックとしては幅が狭い部類で、かつ形状がしっかり保たれるから膝に当たりにくい。

数字で見ると「たかが数㎝や数㎜」なんだけど、トップチューブに取り付けるとそのサイズ感にはかなりの違いがある。例えばこんな感じに、上からトップチューブバックを比較すると違いが良く分かる。

左から、R250、Topeak(Tri Dry bag)、モンベル、Blackburn。

僕の場合、実測で7㎝が普通のシッティングで膝に当たらないライン。7.5㎝が超ギリギリで、8㎝を超えると確実に膝に当たる。また、ダンシングをすると幅だけでなく高さも影響するから、よりいっそう膝に当たりやすくなる。

その点、このR250トップチューブバックは幅が狭いお陰で膝に当たる可能性がかなり低い。実測で、やや膨らんだ中央部分が50㎜程。

流石にバイクを振ったダンシングだと膝に当たるけど、普通に走っている分には殆どストレスなく使えている。

 

3-3.ジッパー周りが良い

ちょっと細かいけど、ジッパー周りのあれこれも使いやすい。例えばジッパータブは紐系ではなくループ系で指をかけやすいし、防水性を高めるためのカバーも切込みがあるから最後まで閉めやすい。

ジッパーの最後にカバーが付いている商品は多いけど、そのカバーを生かせるところまでジッパーを閉めきるのが逆にしにくかったりもする。細かいけど、R250のは良く作られていると思う。

 

3-4.ズレにくい

トップチューブ側への固定ベルトもそこそこ幅があり、本体やベルトループにコシがあるので取り付けがカチッとしてズレにくい。

先ほど「膝に当たりにくい」といったけど、ダンシング等でどうしても膝に当たってしまうシーンはあるし、信号待ちや降車した時などにトップチューブバックを左右に押し付けてしまうこともある。

そんな時、いちいちバックの取り付け位置がずれると結構なストレスになるのだ。

R250のトップチューブバックは全くズレないという程ではないものの、軽量さとズレにくさをハイレベルで両立していると思う。例えば、ブラックバーンのトップチューブバックのような極太ベルトを2本付ければそれは全然ズレないんだけど、重いし幅も取ってしまう。他のバック類との兼ね合いを考えても、ちょうどいいラインではないだろうか。

 

4.残念なところ

最後に、使っていて感じたちょっと残念な部分を。大きな不満とかではないんだけど、個人的には改良されたらもっと嬉しいかな、という部分だ。

4-1.トップチューブ固定ループが1つ

トップチューブ側の固定ベルトを通す場所が1か所しかないので、フレームバックと固定場所が被ると一緒に取り付けるのが難しくなる。

例えばこんな感じで、フレームバックのベルトと干渉して本来のベルト位置でピッタリ取り付けることが出来ない(上の画像だとギリギリ実用レベルだけど、製品やフレームの組み合わせによっては取り付け自体が不可能なことも少なくない)。

せっかくベルトが本体と分かれていてループに通せる形なんだから、本体にもう一カ所ベルトを通せるループがあって、どちらかを選択できるような設計だと嬉しかった。

 

4-2.内側の色が暗い

バックの内側の色が本体と同じなため、小さいものを入れたときに荷物を探しにくい。例えばブラックバーンは内側が赤、トピークは黄色。

バイクパッキング用品では、こんな風に中の色を明るくすることで荷物を探しやすくしているものも多い。重量やコストの関係もあるんだと思うけど、底面だけでも明るい色だったらもっと良かったなと思う。

 

5.まとめ

R250のトップチューブバックは、軽く・防水性が高く・使い勝手も良く・価格も抑えめと、かなりポイントの高い製品だと思う。トップチューブバックの宿命ともいえる膝当たり問題への対策もされていて、運用上のストレスも少ないのではないだろうか。

耐久性についてはこれから長期使用をしてみないと分からないが、現状問題らしき部分は見当たらない。トップチューブバックを試してみたいという方や、幅の狭いモデルが欲しいという方へ、おすすめしたい商品だ。

おわり

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