メンテナンス

MTBのグリップを交換!グリップの種類や交換方法について

MTBに乗り始めて約1年、ずっと純正のグリップを使っていたが、端が裂けてきてしまった。このままではハンドル内に砂が入って困るので、グリップの交換をすることにした。

作業の難易度としてはかなり低いメンテナンスだが、グリップにも種類があることやちょっとしたコツなど知らないこともたくさんあったので、この記事ではそれらをまとめていきたい。

<目次>
1.グリップの種類
2.準備&交換作業
3.交換後

1.グリップの種類

まずは、MTB用のグリップの種類について。新しいグリップを探すとき、「どんな規格・固定方法があって、どんな材質・特徴のグリップがあるのか?」というのが分からなかった。規格や固定方法が今のバイクに対応していないと取り付けが出来ないし、見た目以外にも材質や特徴が分からなければ、何を買うか決められない。

今ネットを中心に購入可能なグリップについて、「規格・固定方法」と「材質・特徴」を簡単にまとめておきたい。

<規格・固定方法>

グリップの内径(対応するハンドルの外径)は、よっぽど変なものでない限り全て22.2㎜。近年市場に出ているフラットバーハンドルはほぼ全てが22.2㎜らしいので「自分のバイクに取り付け可能か?」というのはあまり気にしなくて大丈夫そうだ。

グリップの幅にも130㎜前後が一般的らしく、多くの市販品がこのサイズだった。たまに「ロンググリップ」「ショートグリップ」など数㎝長いor短いモデルも発売されているので、購入時には一応注意。長い場合はブレーキレバーの位置を内側にずらすか、可能であればグリップをカットしてしまえばいいのでさして問題ではない。

グリップの固定方法には2パターンあって、①スライドオン方式、と②ロックオン方式。それぞれの特徴は

 

①スライドオン方式

グリップを横から差し込むだけのタイプ。グリップ本体とハンドルバーの摩擦で固定する。単純なつくりだが、交換がちょっと大変。次のロックオン方式には出来ない極薄グリップも作れる。

 

②ロックオン方式(ロックオングリップ)

グリップをネジで固定するタイプ。グリップの固定部分をネジで締め込み固定するので、交換作業は楽。ただし、ネジに砂が詰まったり、錆びたり固着してしまったりすると交換が困難になる。(上の画像、グリップの両端に飛び出たやつが固定用ねじ)

 

今回は、①スライドオン方式のグリップから、②ロックオン方式のグリップに交換する。

 

<材質・特徴>

グリップの材質には、①ゴム、②シリコン、③スポンジ、④エルゴ系、⑤その他(革、バーテープ、EVA…etc.)などいろいろある。簡単に特徴をまとめると

①ゴム

いわゆるゴム素材。安価で完成車に多い一方、ベテランライダーの方も使っているのを見る。それなりに耐久性があるが、ゴム特有の経年劣化や加水分解(べたつき)が発生する。形状や滑り止め加工はいろいろ。

②シリコン

ゴムのような加水分解がなく、耐久性が高い。グリップ力抜群のむにむに素材。厚みがいろいろあり、コントロール性重視の薄手からクッション性重視の厚手まで。ESIグリップが有名。街乗りより本格的なオフロードバイクによくみられる印象。価格はゴムよりやや高め。

③スポンジ

多くはウレタンスポンジ。表面はざらざら系、フワフワ素材でクッション性が高い。ゴムの加水分解(べたつき)は起こらない。ひっかきや引き裂きに弱いらしく、ハードなオフロードではあまり見ない。

④エルゴ系

てのひら部分が広がっていたり、バーエンドがついていたり。樹脂系のボディーに表面はゴムなどで、握り心地はとてもいい。ERGONが有名。マルチポジションも可能で、ゴリゴリオフロードというより、街乗りやロングライド、自転車旅などの色が強い。

⑤その他

他には、本革を用いたものやEVA(サラサラで弾力のある素材。柔らかい発泡スチロールみたい)など。革は雨や極端な気候に弱い。EVAはクッション性があるが、グリップ力はイマイチ。

また、フラットバー専用のグリップでなくとも、ロードバイクなどで用いられるバーテープを何重か巻くのもあり。バーテープにもたくさんの種類があるので、グリップ感やクッション性など好みなものを選べるが、MTB用のゴムグリップやシリコングリップのような握り心地は再現できない。

 

今回は、①ゴム素材から⑤その他(バーテープ系)に交換する。

 

2.準備&交換作業

どんな固定方法・素材のグリップを(に)交換するかで必要な道具は変わる。スライドオン方式のグリップは滑りをよくするためのものを、ロックオン方式のグリップはネジを回すための六角レンチ(多くは2.5㎜か3㎜)が必要になる。

今回はスライドオン方式のゴム素材グリップを、ロックオン方式のグリップに交換するので、その両方を用意した。

用意するもの

 

・パーツクリーナー

・六角レンチ(2.5㎜)

 

スライドオン方式のグリップは、そのままでは摩擦が効いてガチガチに固定されているので、着脱の際には滑りをよくする必要がある。今回はパーツクリーナーを使ったが、水やせっけん水、シリコングリップの場合は消毒用アルコールなんかも使われるらしい。

エンド部分(グリップの外端)に穴が開いているものの場合、エアコンプレッサーを使って吹っ飛ばすやり方もあるみたい。ただ、これは一般的な家庭では現実的ではないかな…。

交換するグリップを再利用しないなら、カッターナイフなどで切り裂いてとってもOK。今回は試しに破壊せずに交換してみたけど、恐らく切る方が簡単で速いだろう。

*外すのがロックオン方式のグリップの場合、バーエンドキャップを外して六角レンチですべてのボルトを緩めればOK。(バーエンドキャップは基本はめ込み式なので、そのまま引っ張れば外れる。キャップの中央にネジが付いているタイプは、ネジを緩めてから引っ張る。)

グリップの内端を少しめくりあげて、パーツクリーナーを吹き込んでいく。僕がこのやり方で出来たけど、グリップがきつくて隙間を開けづらいときは、ドライバーや六角レンチなどを挟み込んで作業すると良いみたい。

パーツクリーナーを2,3カ所に吹き込んだら、なじませるようにむにむにしながらグリップを引き抜いていく。最初は少し力が要ったけど、パーツクリーナーを行渡らせてから、ぐりぐり引っ張れば簡単に抜けた。

グリップを抜いたらハンドルバーを簡単にクリーニングして、新しいグリップをはめ込む。新しいグリップはロックオン方式なので、はめ込むのはとても簡単だ。「L」や「R」といった左右指定の記載がグリップにあったので、それに従って装着した。(何が違うのか分からなかったけど…(笑))

このグリップはバーテープが巻いてあるタイプなので、巻きの方向にも注意。グリップを握りしめたときにバーテープも締まる方向に(手前に向かって巻かれるように)する。

*新しいグリップもスライドオン方式の場合、外すときと同じくパーツクリーナーやせっけん水、消毒用アルコールなどを使い、キツイ場合は端からプラハンマーやゴムハンマーで叩く。叩く際はタオルなどでもグリップの養生を忘れずに。

グリップをはめ込んだら、六角レンチで固定。グリップが固定出来れば良いので、くれぐれも勢い余ってオーバートルク(締めこみすぎ)にならないように注意だ。交換の際に外せなくなっても困るので、適度なトルクで締めればOK。

このグリップには初めからついていたけど、ネジロック材(ロックタイトなど)があると強く締めこまなくても走行振動で緩まないから安心かも?

グリップを固定したら、エンドキャップをはめて完成!

 

3.交換後

今回はスライドオン方式をロックオン方式のグリップに交換してみた。

やはりロックオン方式は交換に力が要らず楽だったのが印象的。街乗りやオンロードメインならロックオングリップで、見た目重視のカスタムをしたり気分でグリップを変えてもいいなと思う。

しかし、オフロードでガシガシ使うと砂が噛んだり固着したりしそうで一抹の不安は残る。

今回はとりあえずデザイン重視で新しいグリップを買ってみたものの、実際に手に取りオフロードでガシガシ使うことを考えると、シリコングリップが良さそうだなぁとも思う。しばらく使って様子みつつ、他の素材も試してみたい。

追記:グリップ力やオフロードでの耐久性を考えて、Wolftoothのシリコングリップに交換した。使用感はかなり良さげ。ご紹介記事はこちら。

おわり

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