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5,000円前後で買えるMTB用フラットペダル比較ーサイズ・重量・価格まとめ

MTBではフラットペダルも広く用いられており、さまざまな選択肢がある。サイズや重量、価格もまちまちだ。

僕は完成車付属のペダルを交換すべく、初心者ながらにMTBで使えるフラットペダルをいろいろ調べてみた。用途は街乗りではなく林道・トレイルなどオフロードが前提で、『なるべく価格は押さえたい(5,000円位まで)けど、性能も一定レベルが欲しい』という我儘な要望で探してみた。

今回は、僕が新ペダル購入時にまとめたデータを、皆さんの参考になればと記事にすることにした。

<目次>
1.MTB用フラットペダルに求める性能
2.おすすめのモデル
3.僕が買ったのは…
4.最後に

1.MTB用ペダルに求める性能

市販されているMTB用フラットペダルをまとめる前に、「そもそもMTB用のペダルに求められる性能って何よ?」という基準について簡単に触れておきたい。

素人ながらに約1年間MTBでトレイルライド等をしてきて、基準になりそうなのは以下の5つ。それは、⑴食いつき⑵重量・材質、⑶サイズ⑷見た目のカッコよさ⑸信頼性。そこに、⑹価格を加味して選んでみたい。

 

⑴食いつき

まず、シューズがペダルに良く食いつき、意図せず離れないこと。MTBライドでは荒れた路面を走ることも多いが、ペダルの食いつきが悪いと脚がペダルから離れ、最悪バランスを崩し落車したり、ペダルが脛にヒットして怪我をしたりする。

また、通常のオンロード走行でも疑似的にビンディングペダルのような恩恵を得られる、という疑似的なメリットもある。林道までのアプローチや通常のサイクリングを楽しむときにも、食いつきの良さはかなり生きてくる。

この食いつき良さはペダルに打ってあるピンの形状や長さによって変わる。見落としがちなのは「ペダル軸からのピン突出量」で、ペダルの軸が踏み面から飛び出た形状の場合、実質的に靴にささるピンんの長さが短くなり、食いつきが悪くなる現象が起こる。ぱっと見のピンの長さではなく、靴に噛むピンの長さを考慮する必要がある。

また、本格的な使用を想定しているペダルはこのピンの多くは交換可能となっているものが多数で、この記事でもピンが交換可能なもののみをまとめていく。

 

⑵重量(材質)

続いては重量。大まかにフラットペダルは「金属製」か「樹脂製(コンポジット)」の2種類があって、金属製の方が耐久性があり、樹脂製の方が軽くなりやすい(同価格帯の製品で比較した場合)。一応金属製にも、マグネシウムやチタンなどを使って樹脂製ペダルよりも軽量なモデルも発売されているが、価格が数万円~と高価なのでこの記事では省略する。

「金属製の方が耐久性がある」とは書いたが、樹脂製ペダルが簡単に壊れるかと言えばそうでもなく、岩にヒットした際などに表面に傷が付く程度だ。また、その「柔らかさ」のお陰で、走行中に岩などにペダルが当たった際に多少滑って衝撃を逃がしてくれる、なんて話も聞く。

 

⑶サイズ、ハイト

続いてはサイズ(踏み面の広さ)。ここは好みや使っている靴のサイズにもよる部分だが、自分に合ったサイズのペダルを選んだ方が快適なライドが出来る。大きすぎは重く邪魔になるけど、小さいと不安定でコントロールしにくい。

多くのMTB用フラットペダルはL100×W100㎜前後、1モデル=1サイズが多いが、クランクブラザーズやシマノは靴のサイズによって2サイズの展開をしていたり。そのサイズ分けを参考にすると、クランクブラザーズはシューズのサイズがEU43(≒27.3㎝)以下は100×100㎜、それ以上は114×110㎜。シマノの上位モデルPD-M8040は、サイズEU44までは100×105㎜、それ以上は110×115㎜となっている。日本人の靴サイズ的に多くの方は100×100㎜あれば大丈夫そうだが、靴の大きい方は特にサイズにも少し気を遣った方がよさそうだ。

また、ペダルの高さ=ハイト(H)も無視できない。一般論では、なるべくハイトが低いペダルの方が、ダイレクトな操作感があり有利とされている。

 

見た目のカッコよさ

せっかく愛車に付けるのだから、見た目のカッコよさも重要。MTB用のフラットペダルは大きいので結構目立つし、お気に入りのパーツを付けるとそれだけでテンションが上がったりするもの。また、カラーをバイクに合わせたい…なんてニーズもあるだろう。

ここは皆さんんのバイクとの相性や感性に従っていただければいいので、この記事ではカラーバリエーションを書いていきたい。

 

⑸信頼性

MTBライドはペダルにもそれなりの衝撃が加わるものだし、簡単に壊れられては困る。例えばAmazonなんかには、2,000円くらいで買えるスペック上は良さそうなペダルもあるけど、オフロードで使うことを考えるとちょっと怖い。

正確な耐久性等は実際に使ってみないと正しく評価できないけど、この記事ではある程度は名が通ったメーカーのもののみをまとめていきたい。

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この記事では、これらの5つの観点からペダルを評価していく。

なお、⑴食いつき、⑷見た目、⑸信頼性については、独断と偏見を踏まえつつ、できるだけ根拠も踏まえて◎△✕で評価していきたい。また、⑹価格については、定価のほか実売価格も参考にしつつ記載。「コスパ重視」という事で、5,000円前後で購入可能なモデルをまとめていく。記事執筆時点で購入可能な商品ページのリンクも貼るので、是非合わせてご活用を。

 

2.おすすめのモデル比較

では、僕が購入する時に候補に挙げたペダルたちを6種類ご紹介。

①Crankbrothers:Stamp1

Amazonより引用

「MTB用フラットペダルでコスパが良いもの」と言えば、まずこれが出ると思う。クランクブラザーズはペダルメーカーとして有名で信頼性もある。しかも、Stamp1はMTB用ペダルの最安価モデルながら重量は最高級モデルのStamp11と同等、シャフトやベアリングも同じときた。デザインもスタイリッシュでカッコいいし、カラーバリエーションもかなり豊富、スペアパーツも入手しやすい。スペックだけ見たらこれで決まりだとさえ思う。

しかし、ネット情報によると「食いつきがイマイチ」という致命的な欠点がある。ハイトこそかなり低いのだが、ペダルの軸部分が踏み面より高く飛び出しているため、シューズがピンに届かないのだ。この問題については、この記事この記事に書かれている。

僕が使っていた完成車付属のペダルも食いつきがイマイチだったが、その原因はStamp1と同様だった。純正ピンは六角キャップM3×10㎜ボルトなので、M3×13㎜あたりの市販品を購入し交換することは可能と思われるが、市販のボルトも安くはないのでコスパの良さにやや疑問が残る。

⑴食いつき:✕
⑵重量/材質:299g(S), 329g(L)  /樹脂
⑶サイズ/ハイト:100×100㎜(s),110×114㎜(L) /13㎜
⑷見た目:全7色(シロトン、パープル、ターコイズ、ブラック、レッド、ブルー、オレンジ)
⑸信頼性:〇
価格:5,000円前後
公式サイトはこちら

Amazonはこちら

Bikeinn(海外通販)はこちら

 

②HT:PA12A

Amazonより引用

台湾のペダル専門ブランド「HT」。高級な超軽量ペダルが印象的で、MTB用のフラットペダルながら左右セット200gという驚きのペダルも発売している(重量制限があるうえ超高いけど…笑)。

今回紹介するのは、樹脂製の「PA12A」というモデル。HT製品でも最安価の部類で、重量も十分軽い。似たモデル名で「PA12」というより安価なものがあるが、これはピンが交換不可能なモデルなのでご注意を。

海外通販を利用すれば有名ブランドの中ではかなり安価で、信頼性、スペックともに良いといえる。カラーバリエーションが12色と豊富なので、バイクに合わせて選ぶには良いかも知れない。

⑴食いつき:△
⑵重量/材質:354g /樹脂
⑶サイズ /ハイト:W100×L95㎜ /18㎜
⑷見た目:全12色(カラー名称の記載がなかったので、公式サイトの写真をご覧ください)
⑸信頼性:〇
価格:3,000円~5,000円
公式サイトはこちら

Bikeinn(海外通販)はこちら

*HTペダルは国内通販が異様に高いので、海外通販がおすすめ。

 

③Fireeye:Skittlez

公式サイトより引用

日本のネット販売では殆ど見かけないものの、実店舗や海外通販では見かける「Fireeye」。MTBフレームからハブ、リム、ベアリング系などを手掛けるブランドだ。このSkittlesはまだ情報が少ないが、前作にあたるHotcanddyはそれなりにコスパ系フラットペダルとして使用されている模様。日本だとオフロード系ショップさんのブログにしばしば登場していて、一定の信頼はおけそうだ。

横から見た踏み面のピンがやや凹形状になっていて、食いつきも良く考えられているのでは?と思う。

⑴食いつき:〇
⑵重量/材質:363g /樹脂
⑶サイズ /ハイト:105×113㎜ /18㎜
⑷見た目:全8色(ブルー、オレンジ、レッド、ブラック、ホワイト、グリーン、パープル、イエロー)
⑸信頼性:〇
価格:5,000円前後
公式サイトはこちら

MTBショップDimensionさんのオンラインショップはこちら

 

④MKS:Gauss

Amazonより引用

国産ペダルで高い人気を誇るMKS(三ヶ島ペダル製作所)が最近発売を開始したMTB用フラットペダル。価格や信頼性の面でMKSとしては魅力的だが、このGaussは台湾メーカーのOEM製品らしい。(③でご紹介したFireeyeのSkittlesと見た目からスペックまで超そっくりなのは気のせいだろうか?)

使用者の情報がないので詳細は不明だが、MKSブランドの信頼感はある。Fireeyeよりカラーバリエーションは少ないが、実売価格はやや抑えめ。(あとはどちらのロゴが好きか…?)

⑴食いつき:〇
⑵重量/材質:362g /樹脂
⑶サイズ /ハイト:W105×L114㎜ /ハイト不明
⑷見た目:全3色(ブラック、ホワイト、オレンジ)
⑸信頼性:〇
価格:4,000円~5,000円
公式サイトはこちら

Amazonはこちら

 

⑤Shimano:PD-GR500

Amazonより引用

シマノのMTB用フラットペダル「PD-GR500」。こちらはこの記事でご紹介する中で唯一の金属製で、それゆえ重量はかなり重い。

しかしこいつ、かなりの耐久性らしく「細かいことは気にせずガシガシ使いたい!」という方にはピッタリだろう。信頼のあるシマノ製だし、補修用のスモールパーツが個人でも入手しやすいのも非常にポイントが高い。

また、適合するシマノ製リフレクター(SM-PD64A:1,000円前後)を取り付け可能。更に、ピンに標準装備されているスペーサーを取り外すことでピンの長さ=食いつき度合いも調整可能と機能満載。ツーリングがメインの方には嬉しい設計ともいえる。スペック的には同価格帯の樹脂製ペダルに劣るが、長く確実に使いたいという方にはお勧めしたい。

⑴食いつき:〇(可変)
⑵重量/材質:533g /金属
⑶サイズ /ハイト:W107×L104㎜ /18.7~19.2㎜
⑷見た目:全2色(ブラック、シルバー)
⑸信頼性:〇
価格:6,000円前後
公式サイトはこちら

Amazonはこちら

 

⑹RACEFACE Chester

公式サイトより引用

オフロード系パーツやウエアを手掛けるRacefaceが発売している樹脂製フラットペダル。ネット上に情報が少ないが、横から見たときのピンの出方もそれなりによさそう。

スペックも良く、カラーバリエーションも豊富。見価格はやや高めだろうか。

⑴食いつき:〇
⑵重量/材質:360g /樹脂
⑶サイズ /ハイト:L101×W110㎜ /18.4㎜
⑷見た目:全11色(ブラック、ブルー、グリーン、レッド、オレンジ、パープル、イエロー、マゼンタ、ターコイズ、フォレスト、マスタード)
⑸信頼性:〇
価格:6,500円前後
公式サイトはこちら

Amazonはこちら

サークルズさんはこちら

 

3.僕が買ったのは…

最後に、補足として僕が買ったモデルと使用感を少しだけ。

「で、なにを買ったのか?」というと…2番目にご紹介したHTの「PA12A」。

実はセールで超安くなっていたのにつられた形でもある(笑)。スペックと実売価格を考慮するとほぼ一択だった。

まだ数カ月の使用なので耐久性はこれからだが、乗り味はおおむね満足している。特に樹脂製ペダルの「岩にヒットしたときに柔らかい」というメリットはなるほどと実感。以前使用していたペダルは金属製だったので、ペダルが地面に当たったときの「引っ掛かり感」が凄かった。その点、樹脂製のペダルは金属よりは柔らかいので、力が多少逃げてくれる感があって乗りやすいと感じている。もちろん金属性のガチガチ感も捨てがたいが、林道やトレイルライド念頭に据えるなら樹脂の方が初心者に優しい感がある。

ピンの食いつきについては、純正のものに比べると圧倒的に良いが、横から見たときの形状ももっと考慮するべきだったかなと思う。母指球当たりのピンはよく食うが、つま先とかかと側のピンの存在感が薄い。現状では林道・トレイルを走ってもグリップに不安・不満ともに無いが、ちょっと気にはなる部分。ご購入される方は頭に入れておいていただくと良いと思う。

重量は純正のものに比べ100g近く軽くなり、軽量化の効果を実感した。平坦~登りでは、やっぱり足回りが軽い方が良い。

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以上、僕なりに探した「安くて使えそうなMTB用フラットペダル」をまとめてみた。この中にお気に入りのモデルが見つかるかは分からないが、一つの参考になれば幸いだ。

おわり

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