ディスクブレーキのバイクにおいて、ディスクローターも消耗品。
ディスクローターはすぐに交換が必要になるものではないが、ブレーキングの度に少しずつ擦り減っていくし、すり減りすぎると安全性に支障をきたす。
丁度僕のディスクロードもブレーキローターの交換時期になっていて、新しいローターを購入するにあたり「ローターのスペック比較が分からん!」となったので備忘録的ににまとめておこうと思う。
<目次> 1.はじめに 2.スペック比較 3.その他の機能性 4.さいごに
1.はじめに
タイトルに「ロード用ディスクローター」と書いたけど、実はローター径さえ合わせればMTB用のローターでもロードバイクで使用可能。そのためこの記事ではシマノのMTB用コンポのディスクローターも含めて掲載している(ロード用orMTB用はシリーズ名で判断して欲しい)。ただし、ローター径はロードバイクだと140㎜か160㎜のはずだから、MTB用の180㎜や203㎜は省略して掲載している。
シマノの公式互換表を見るとこんな感じ ↓
因みに、比較表に「ナロー/ワイド」と書いているのがブレーキパッドの当たる幅の違いだが、ロード用ディスクブレーキはナロー/ワイド両方のローターに対応しているので気にする必要はない(ナロータイプのブレーキキャリパーは、ワイドタイプのローターにも使える)。
2.スペック比較
前半にセンターロック、後半に6ボルトを掲載。
一応6ボルトローターをセンターロックのホイールに着けるためのアダプターはこんなの ↓ があるけど、基本的には自分のホイールに合った固定方式のローターを選ぶのがいいと思う。
始めに一覧にしたものを掲載するとこんな感じ ↓ 。型番や各スペックは全てシマノの公式HPから引用した。価格は記事作成時にネットで見たときの平均的な販売価格。変動の可能性が大きいので、詳しくは表の下のAmazonリンクの価格等をチェックして頂きたい。
以下、リンクと共に重量等を記載していく。ディスクローターは見た目も大切だろうから、リンクの画像かリンク先からどうぞ。
また、商品を探せなかったもの(上の表で価格が空欄のもの)は省略しているので、ご了承を。
<センターロック>
SM-RT900
160 mm | 118 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 100 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT800
160 mm | 128 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 108 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT70
160 mm | 133 g | フィン ✕ | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 121 g | フィン ✕ | アイス 〇 | メタルorレジン |
RT-MT900
160 mm | 108 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 89 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT99-A、SM-RT99
140 mm | 95 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
160 mm | 118.1 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
RT-MT800
160 mm | 109 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 88 g | フィン 〇 | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT81
160 mm | 122.0 g | フィン ✕ | アイス 〇 | メタルorレジン |
140 mm | 100.5 g | フィン ✕ | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT64
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | メタルorレジン |
SM-RT54
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | レジン |
SM-RT30
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | レジン |
<6ボルト>
SM-RT86
160 mm | 135.0 g | フィン ✕ | アイス 〇 | メタルorレジン |
SM-RT76
160 mm | 141 g | フィン ✕ | アイス ✕ | メタルorレジン |
SM-RT66
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | メタルorレジン |
SM-RT56
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | レジン |
SM-RT26
160 mm | 不明 | フィン ✕ | アイス ✕ | レジン |
4.さいごに
以上、シマノのディスクローターのスペック比較をしてみた。
ホイールに装着するものだから重量が気になるし、バイクの見た目に影響するからデザインも気になるところ。また、ロードバイクでの使用の場合は熱がたまりやすく、ローターのゆがみ防止の為に放熱フィンがあった方が良いという話も良く聞くし、アイステクノロジー搭載の方がブレーキが鳴きにくく長寿命ともいわれる…。
いちおう僕はロードでは放熱フィン付き&アイステクノロジーありのローターだけを使っていて、これまで2万㎞くらい走ったけど不満点はない。フィン無しやアイステクノロジー無しのものと比較したことがないので、このまとめではカタログスペックの比較のみに留めておいた。
このまとめが皆さんのロードバイクのディスクローター選びに役立てば幸いだ。
おわり