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毎日300㎞走ったロードバイク北海道一周の装備まとめ【バイク・機材編】

僕は2018年夏、ロードバイクで北海道一周をした。

この記事では、その際のバイクや機材について、選んだ理由や使用感をご紹介したい。使った装備の量も多いので長い記事になってしまったが、気になる部分だけでも参考にしていただけたらと思う。基本的に商品名にはAmazonなどのリンクを、「レビュー記事へ」には僕の書いた詳細記事のリンクを貼っておいたので是非合わせてご活用を。

〈目次〉
0.はじめに
1.全体像
2.バイク系
―バック類
―その他小物
3.さいごに

0.はじめに

細かい装備を紹介する前に、「どんな基準で選んだのか?」について簡単に。

僕は「ゆっくり気ままに≒自転車旅」というより「速く効率的に≒ブルベ・ロングライド」というスタイルで走った。計画では1日あたり270km×9日、実際は300km×8日というペース。

よって、僕なりに荷物を最低限まで削っていた。ものによっては快適性を犠牲にしていたりするから、そのあたりは参考程度に捉えてほしい。北海道一周まとめはこちら

ぼっちと孤高の分かれ道
 
1970.01.01
ぼっちと孤高の分かれ道
http://solitary-boy.com/2018/09/08/%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%90%e3%82%a4%e3%82%af%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e4%b8%80%e5%91%a8%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%ef%bd%9c2460%e3%8e%9e-194%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ae%e8%a8%98%e9%8c%b2/

 

1.全体像

まずは全体像、ベースになるバイクから。バイクはスペシャライズド:ルーべSL4DISC。

このバイクはいわゆるエンデュランス系ロード。フレームはカーボンだけど、重量8.8㎏と重め。

2016年モデルながら油圧ディスクブレーキなのがポイント。ロングライドでブレーキが楽にかけられる恩恵は大きく、特に雨の日はリムブレーキと雲泥の差がある。もし旅系ライドがしたくてこれからバイクを買おうと思っている方がいるなら、僕は圧倒的にディスクブレーキをお勧めする。

で、これにU.L.テント泊装備を積載している。

これを ↑

こう ↓

所謂「バイクパッキング」というスタイルの構成。バイクパッキング用品の紹介は次項に回して、先にバイク本体の説明から…。

コンポは6800系アルテグラ。2×11速で、チェーンリングは50-34T、スプロケは11-32Tとロードバイクとしては軽くワイドレンジな選択。僕の脚力がないのもあるけど、積載ありの長距離ライドはこのくらいがいい。また、DHバーを使うなら細かなギア調整が肝なのでギア段数は多い方が楽。ただし、11速チェーンは耐久性に乏しいのでろくにメンテナンス出来ない状況で北海道一周(2,400㎞)使うと相当伸びる。11速を使う方は是非新品に交換してから、完全に旅用途なら高耐久の8速以下が良いと思う。

ホイール・サドル周り・ハンドル周りともに特にカスタムはしていない。他に持っているバイクと比べても、サイズや形状はこれが良くて、スペシャの純正系で固まっている。ホイールアルミ製で、重量は前後で1,650gくらい。(本当はホイールは買いたいけどお金がない笑)

タイヤはビットリア:コルサ25c。転がり・振動吸収性・グリップ、どれをとっても凄くいい、僕のお気に入りタイヤ。レース向けのハイエンドモデルながらも、乗り心地が良くて滑らかに進んでいく感覚が病みつきになってしまう。タイヤは数千円のグレード差でかなり走りが変わるし、メーカーによっても性格が異なる。自分のお気に入りを見つけるとつまらない道も楽しく走れる。

パンク耐性については、ロングライド専用を謳うタイヤに比べると多少弱い。参考までに、タイヤの寿命(約5,000㎞)の間にパンク回数は3回(修理ミスによるものを除く)、北海道一周のうちでは2回だった。因みにチューブはパナレーサーのR’Air

そしてツーリストには特徴的?な、DHバー(ハンドルの真ん中に伸びている棒)を取り付けている。

これは空気抵抗を減らすための道具で、TTバイクに用いられるのが一般的だがロングライドの疲労軽減にも一躍買ってくれる。特に、直線・平坦の多い北海道では絶大な威力を発揮した。おそらく走行時の平坦はほぼ全てDHバーを持って走っていたし、これがなかったら毎日300㎞ペースで走ることはできなかっただろう。

僕が使っているのはProfileDesignのAirStrikeで、肘置きが跳ね上がるタイプのやつ。下のリンク左側。

DHバーは今や僕にとって手放せないアイテムの一つ。詳しくはこちらの記事にレビューしているのでどうぞ。別に速さを求めなくたって、辛い向かい風を楽に速く走れるし、長時間ライドで手や手首を痛めるのを回避できるから、旅系の方にもお勧めできる。

 

2.バイクに付いているもの

続いてはバイクに取り付けているものを。

バイクパッキング用品や、サイコンなどのガジェット系をご紹介していく。文字のリンクから飛ぶとAmazon等へ、詳細なレビュー記事に飛べるので、気になったものは是非そちらも併せてどうぞ。

バイクパッキング用品

バイクへの積載はバイクパッキング。総積載量はカタログ値で20Lくらい。

フレームバックブラックバーンのMサイズ容量約4.5L。中にはレインウエアやおにぎり等の大きめの補給食・スペアチューブ等を入れている。サイドの小さいポケットはごみ入れに。かなりゴツイ作りだが、その分耐久性があり酷使してもOK。完全防水出ないのが最大の欠点だが、長らく僕のツーリングを支えてくれている。(レビュー記事はこちら

サドルバックブラックバーンのシートバック容量11L。テント泊用具一式と着替え、モバイルバッテリー等が入っている。(レビュー記事はこちら)他には、ワイヤー錠やテントのポール、大きなゴミを適当に挟んで固定したりしていた。

大型サドルバックには珍しい「ドライバックを取り外せるタイプ」の製品で、これが長期テント泊ツーリングには大きなメリットになる。例えば設営や撤収の際のパッキングは速くて楽になるし、テント内に荷物を持ち込む際にもテント内を汚さず、かつ結露から荷物を守ってくれる。重量は少しかさむが、僕はこのタイプが好きだ。

フロントポーチR250のレギュラーサイズ容量0.8L。補給食や予備スマホを入れていて、ライド中に素早く取り出しができるのが良い。装着場所はDHバーを用いてハンドルの前側に。そうすることで膝に当たらないし取り出しも楽になる。(レビュー記事はこちら

防水性はないが、濡れても良いものしか入れないのでOK。走りながら補給をしたいときに非常に便利なので、ハンドル周りにこういうポーチがあると快適な長距離ライドが出来る。

トップチューブバックはモンベルのヘッドポーチ。容量1.3L。こちらの記事に詳細は書いているけれど、こいつに関しては申し訳ないがお勧めできない。中には予備バッテリーやヘッドライトを入れていた。この位置にバックがあるのは便利なので、ぜひ何かしらのトップチューブバックは活用してほしい。

DHバーの下に付いているグレーのやつはオーストリッチ:L320輪行袋だ。固定方法は、こういうマジックバンドでDHバーにぐるぐる巻きつけているだけ。マジックバンドは何重かにすると固定強度を増せるし、自由な固定が可能。更にライド中に何かを追加で固定する必要が出たときにカットして使える。ただし、ギザギザの面は装備を傷つけることに注意。

積載の注意点やコツなどはこちらの記事 ↓ にまとめてあるので、バイクパッキングに興味がある方はぜひ見てみてほしい。

 

ダウンチューブ下に付いているものはツール缶で、携帯工具パンク修理キットが入っている。

デッドスペースを活用できるだけでなく、取り出しやすく重心も下げられるので、この位置への積載は非常に良い。デメリットは雨天走行で汚れること。防水性のあるケースに入れないと雨で中身がドロドロになるので注意。

ダウンチューブ下への固定・取り付け方法はこちらにまとめている ↓

ツール缶はOGKのものを使っているけど、蓋が走行振動で飛びやすいので、上の写真のように逆さ向きに取り付けると良い。携帯工具は万一にも備えてチェーンカッター付きのものを。他には、長期ツーリングに備えてチェーンオイルもお弁当用の小さな醤油入れ(こういうやつ)に入れて持ち運んでいた。

 

その他小物

ライトはキャットアイのVOLT800を1つとVOLT400を2つ。予備カートリッジを3つ持って行った。北海道一周中はこの予備カードリッジをちょうど使い切る形になり、追加で充電をする必要はなかった。

DHバーに1つと、ハンドルに1つ。そしてもう1つは予備にもっておいて、夜間はヘルメットマウントでヘルメットに取り付けていた(レビュー記事はこちら)。

ヒグマが怖いのでナイトライドは極力避けていたが、毎日300㎞走る都合上、スケジュール的に日が暮れた後も走ることはしばしばあった。北海道はだだっ広いうえ街灯がなく真っ暗な道が多いので、明るいライトは必須(熊以外にも、たくさんいるシカやキツネ等を発見できないと危ない)目安として最低400、出来れば1000ルーメンくらいは確保した方がいいと思う。

リアライトはキャットアイのOMNI5を2つ。サドルバックに1つと、リアエンドの右側に1つ取り付けている。

リアエンドへは、フロントハブ用ライトマウントとして売られているやつをリアに流用。シートステーが細くて取り付けにくくてもこれならOK。リアディレーラーの保護にもなるので、旅系の方にもおススメできる方法。使っているのはKCNCのこれ

北海道一周したときはまだ発売されていなかったけど、今は自動点灯機能の付いたOMNI3が発売されている。もし買うなら、使い勝手が良いのでOMNI3の方がお勧め(レビュー記事はこちら)。案外トンネルも多い北海道の海岸線では重宝するはずだ。また、ヘルメットの尾灯も夜間やトンネル内で目立つのでぜひ。

サイコンはキャットアイ:パドローネ(距離・速度・ケイデンス)ガーミンetrex30x(GPSナビ)

道迷いも楽しみのうちというスタンスで走るなら、距離と速度が分かればサイコンは何でもいいと思う。逆に、あらかじめルートを決めておいて、効率よく走りたいならGPSで常に現在地を確認できるデバイスが超便利だ。

自転車用GPSナビはいろいろあるけど、実は登山用のetrexシリーズが良かったりする。自転車用に比べて安価で、単三乾電池駆動でバッテリーの入手性が高く、駆動時間も長くて動作バグも少ない。現在型落ちにはなっているけど、僕が買った頃より万円単位で価格が落ちているのでお買い得だと思う。

サイクルボトル750mlのロングを1本のみ。夏場でも北海道は涼しいので消耗が激しくないし、補給の感覚が開いてしまいそうな時はサイクルジャージのバックポケットにペットボトル飲料を1~2本入れることで対応した。ジャージのバックポケットは本当に便利で、飲料だけでなく場合によっては補給食も詰め込んで走った。

右側のバーエンドにはバーエンドミラー熊よけの鈴

バーエンドミラーは本当に便利なので、ロングライドをするならあった方が良い。熊よけの鈴は無いよりはマシかも知れないけど、僕はこれでも普通にヒグマに遭遇してしまったので効果は何ともいえない。鈴を付けるなら、いつもチリチリ鳴ると煩いのでリンク先の様なワンタッチで鳴る/鳴らないを変えられるやつがお勧め。

他には、テントやマットのリペアツール救急用品も持って行った。

長期ツーリングほど不足の事態は起こりやすいし、装備も身体も消耗して壊れやすい。現地で最善の処置道具が手に入るとは限らないし、北海道では特に「ホームセンターのある町まで150㎞」みたいな状況がよくあるリペア道具も忘れてはならない。

テントポールとマットに使うものは商品購入時に付いてきたものだけど、テントなどのリペアパッチは後から自分で購入した。Gear AidのTenacious Tapeで、簡単に使えるし汎用性も高く耐久性も十分ある。テントの穴はこれでふさいで1年半くらい使っているけど、まだ十分機能している。

 

3.さいごに

以上、僕が夏の北海道一周で使ったバイクパッキング用品などの装備を紹介した。あくまで前提として「ウルトラライト・テント泊スタイル」の装備構成なので、ホテルやライダースハウス等を使うならサドルバックはオルトリーブのLで十分だし、のんびり走るなら僕はリアキャリアパニアを付ける。

実際に使ったテント泊装備やウエア等はこちら ↓ の記事にまとめているので、是非合わせてどうぞ。

僕はかなり攻めた…というか速さを意識した装備構成にしてあるけど、別にゆっくり走るにしても軽くて楽に走れるに越したことはない。各々のスタイルを重視しつつ「最低限絞るならこうなる」という一例として参考にして頂けたらと思う。この記事が皆さんの楽しいツーリングの役に立てたら幸いだ。

おわり

ぼっちと孤高の分かれ道
 
1970.01.01
ぼっちと孤高の分かれ道
http://solitary-boy.com/2018/09/08/%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%90%e3%82%a4%e3%82%af%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e4%b8%80%e5%91%a8%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%ef%bd%9c2460%e3%8e%9e-194%e6%99%82%e9%96%93%e3%81%ae%e8%a8%98%e9%8c%b2/
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