お役立ち記事

宮城県仙台に開通したサイクリングロード『仙台亘理自転車道』とその周辺情報

サイクリングにおいて、道路環境は超重要だ。安全で走りやすい道こそサイクリストが最も求ているものかも知れない。

僕の住む仙台市は残念ながら「交通量が多く走りにくい道が多い」と良く言われる。が、先日凄く快適に走れるサイクリングロードを発見したので、今回はそれをご紹介したい。

<目次>
1.仙台亘理自転車道って
2.名取川入口(亘理)
3.サイクリングロード
4.蒲生側入口
5. その他周辺情報

1.仙台亘理自転車道って?

今回紹介するサイクリングロードは、正式名称が『仙台亘理自転車道線(県道277号)』。

仙台市宮城野区岩切〜亘理に渡る約43kmの自転車・歩行者専用道路だ。区間は大きく分けて画像赤色の①七北田川沿(岩切⇔蒲生の東西)と青色の②貞山運河沿(蒲生⇔亘理の南北)の2区間で、この記事で取り上げるのは青の②の区間で約9㎞。

②の区間は東日本大震災で大きな被害を受け閉鎖されていたが、なんと半年ほど前(2019.06)に舗装が新しくなって開通したらしい!

この記事では、その区間②を亘理→蒲生と北上する形でご紹介していく。

 

2.名取川入口(亘理側)

まずは亘理側の入り口から。いきなりではあるが、ここが現在(2019.12)工事中でかなり分かりづらい&行きづらい。

スタートは名取川河口の「閖上大橋」の左岸だが、閖上大橋も含む県道10号線の横断が厄介だ。県道10号線は交通量が非常に多いので、信号のある場所でないと横断はまず無理。しかし、肝心の橋の横には信号が無い…。

そこで、地図の赤線のように信号まで迂回する必要がある。線がぐるっと回っているのは工事で道路が変更されたためで、Googleマップにもまだ反映されていないが、概ね地図のように道路が変わっている。

10号線沿いは西側の歩道&側道となった旧道を通り、ぐるっと回って新道の信号を用いて10号線を渡り、そのまま更地の工事地帯を通過しサイクリングロードへと入る。県道10号は車道を走れなくもないが、大型車の交通量が多く路肩が狭いうえ流れも速い。信号までの短い区間ではあるが、歩道と側道を使うのが安全だろう。

もし多少のグラベル走行も楽しめるなら、青線で描いた橋の下のオフロード を走るという手もある(雨の後は画像↑のようになるが…笑)。

名取川左岸の土手沿いから河原へ降りるスロープがあるので、それを利用して河原へ入り、そのまま橋をくぐって河口付近へ、サイクリングロードの入り口あたりで土手に戻れる。僕はグラベルも好きなのでもっぱらこちら側を使っていて、一応25cのロードタイヤでもギリギリ走行可能な路面だ。万人にお勧めはしないが冒険好きの方はどうぞ。

*赤青どちらの迂回路も、工事の進行で細かい部分が変わる可能性があるので、臨機応変に対応していただきたい。

県道10号を渡ってしまえば、あとは津波避難用の人工丘を海沿いにぐるっと迂回するだけ(画像では右側の道)。まだ工事用車両等が多く、一瞬「あれ?このまま進んでいいの?」と思うかも知れないが、大丈夫なのでご安心を。

 

3.サイクリングロード

さて、面倒な区間をやり過ごすと、いよいよサイクリングロードの始まり!

最近開通しただけあって、路面の状態はかなり良い。

スタートはこんな感じ。いきなりそれらしい道が現れるのでびっくりする(笑)

いやぁ、やっぱりこの路面を思いっきり走れるのは気持ちが良い!!

道幅はそれほど広いとは言えないが、自転車がすれ違うには十分。

見通しも良いので基本的には安全な走行が出来るだろう。ただ、大部分に写真のような柵があるので、パニアパック装備の旅人スタイルでは少々狭いかも知れない。落車の際二次災害の恐れもあるのに、なんで柵なんか作ったんだろ。。

全体の殆どが貞山運河沿の直線路だが、名取川近くに一か所S字のタイトなカーブがあるので要注意。反射材なども無いので、初見で夜中だと運河にダイブしかねない…。

気持ちよく進んでいくと、②区間のちょうど中間あたりに位置するのが、震災遺構の「旧荒浜小学校跡」。サイクリングロードの西側(内陸側)に見える白い建物がそれだ。この辺りは津波で殆どの建物が流され更地と化してしまったので、分かりやすい目印でもある。

内部も見学可能で震災時の資料もあるので、立ち寄ったことのない方は是非。中の様子は記事にも書いているので、良ければどうぞ→(震災遺構ライドの記事はこちら

旧荒浜小学校から北側は、終点の蒲生に近づくにつれ松の木がちらほらある。

場所によっては道幅が狭くなっている場所もあって、最も狭い場所が↑の写真。雰囲気が少し変わって飽きないが、時期によっては松ぼっくり等に注意。

余談だが、ここから貞山運河の反対側(海側)も小道があって、グラベル走行が楽しめる。25cのロードタイヤでもギリ楽しめるので、興味がある方は是非。いつまで未舗装のままかは分からないが、MTBやグラベルロードの方はこっちを走るのもおすすめだ。

もうしばらく北上すると、終点の蒲生浄化センターが見えてくる。このあたりに2か所道路を横断する場所があり、押し歩きの表示がある。

北上する場合2つ目(浄化センターの横)の横断区間には、写真のような段差もあった。気づかずに突っ込むと最悪大けがをするので、特に夜間は気をつけた方がいい。

 

4.蒲生側入口

蒲生浄化センターの横を通ると、七北田川の河口にぶつかる。ぶつかったところはこんな感じ。

このまま七北田川を遡上する方向(画像左)に行くと、冒頭で紹介した赤色の区間①の部分を走ることができる。今回のライドでは省略したが、こちらも概ね走りやすい道なのでコースに絡めてもいいし、アプローチの際は七北田川沿に走るのが良いだろう。違うバイクで走った時だが、②の七北田川沿いは(↓)こんな感じ。人通りが①よりも多いが、概ね走りやすい道だ。

因みに反対側の海方向(画像右)に行くと海岸に出ることができて、そのまま次項で紹介する防潮堤コースを走ることもできる。

 

5.その他周辺情報

最後に、見つけた仙台亘理自転車道近くのスポットをご紹介。

かわまちてらす閖上

仙台亘理自転車道の名取川入口の、対岸にあるのが「かわまちてらす閖上」。

 

ざっくり言えば道の駅みたいな感じだが、こちらも最近作られたので非常に綺麗で、食事・休憩ができる。綺麗なトイレと自販機は24時間あいているので、ライドの休憩ポイントとしても優秀。

軽食から海鮮丼、がっつりご飯まで
スパイスカレーもおいしかった

仙台亘理自転車道からは閖上大橋を渡る必要があるので、アクセスしにくいのがネック。閖上大橋は交通量が多く危険だが、歩道は道路の反対側にしかない。車の少ない時に車道を走行して橋を渡ってしまってもいいが、迂回するなら矢印のどちらかを使って道路反対側の歩道を用いて橋を渡るのがいい。

赤線はオンロード、青線はオフロード。

 

ロングダート&防潮堤上コース

仙台亘理自転車道と海岸の間には、震災後建設された防潮堤がそびえる。

名取川〜七北田川の間(この記事で紹介しているサイクリングロードの区間)は防潮堤が続いているので、多少の悪路に目を瞑れば見晴らしの良い海辺サイクリングが楽しめる。

Twitterのフォロワーさん情報によれば、夏は海辺に出ている屋台も楽しめるんだとか。天気のいい日に海から日が昇る朝焼けライドをするも良し、夏に海遊びもかねて走るも良しだ。

また、防潮堤の内陸側は未舗装路状態で、ロングフラットダートになっている。こちらは砂浜の砂が入り混じったダートなので、ロード用タイヤではかなり走行が難しい。シクロクロスの練習にはぴったりかも知れないが、細いタイヤは厳しいのでMTBかグラベルロードでの走行をお勧めする。

 

名取川・広瀬川&七北田川沿

ロードバイクでゴリゴリ走りたい方へは名取川or広瀬川と七北田川の河川敷を併せて走るのがオススメ。七北田川の方は仙台亘理自転車道の区間②にあたる。

僕の好きなコースは↓の名取川・広瀬川沿い。

橋をくぐる際に若干ダートがあることに目を瞑れば、信号1つの約17㎞の周回コースが出来る。夜間は人通りが少ないので、先ほどのかわまちてらす閖上をトイレ&自販機の拠点にしつつ思いっきり走れるのでおススメ。

*2020/02追記:土手の工事で一部未舗装になっていたりするが、ロードバイクでも走れる範囲だ。ただし夜間は要注意。

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以上、近隣のおすすめコースも含めて簡単にサイクリングロードをまとめてみた。開通直後ということもあってか人は少ないし、当然路面も非常に良いのでぜひ走ってみて欲しい。

メインで紹介した仙台亘理自転車道の②区間は9㎞程と短いので、他のサイクリングコースと絡めて計画するのがおすすめ。また、当然向かい風の強い日はいいトレーニング()になるので覚悟が必要なのをお忘れなく…。(笑)

おわり

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