ツーリング記

友人と行く!福島ヒルクライム巡り②金沢峠〜西吾妻スカイバレー

磐梯吾妻スカイラインと磐梯山ゴールドラインのヒルクライムに加え、磐梯山の登山を終えて眠気MAXとなった僕達。

仮眠の後に挑むは金沢峠とR459、西吾妻スカイバレーのヒルクライム3本。既に獲得は3,300mほどだが、さらに2,100m登る計算だ。果たして今日のノルマ完走となるか…?

<目次>
1.隠れた名所:金沢峠
2.腹痛とR459ヒルクライムと
3.福島脱出:西吾妻スカイバレー
4.米沢で就寝

1.隠れた名所:金沢峠

蒸し暑さで目が覚めた。流石に夏の真っ昼間に野宿するのは無理があって、快眠とは程遠い。それでも、あまりに睡眠不足がキツかったので寝られたし、僕らは幾分回復することができた。

この先も長いので、あんまりダラダラしていられない。装備を整え、出発する。

と、Aのバイクに異変が。よく見るとキャリアのネジが1本抜けてしまったらしい。そのままでは危ないので、応急処置にパッキングに使っていたストラップで代用した。ホームセンターにたどり着くまでの繋ぎには十分だろう。

仮眠したおかげか、「こういうミスも、なんか旅っぽくていいかな」と思える余裕があった。うん、なんか行けそうな気がしてきたぞ。

これから向かうのは喜多方付近にある「金沢峠」で、Googleマップでも相当拡大しないと出てこないマイナーな峠。それでも、Twitterに流れてきた1枚の写真がドンピシャだったので、走らずにはいられなかった。

登り始めからThe・林道という感じで、道幅は車1台分くらい。落石や障害物も多く、お世辞にも走りやすい道ではなかった

しかも、斜度が結構えぐい。(笑)

2つの方向から登れる峠だが、緩い方で平均8.4%、急な方だと平均10%を超える。獲得標高は本格的な登り区間だけで750mくらいあるので、金沢峠単体でヒルクライムをしてもお腹一杯になれるポテンシャルを秘めている。

僕らが登るのは緩い方だが、それでも序盤は10%前後の坂が延々と続く。ギアはとっくにインナーロー、友人のAは脚が辛そうだ。

路肩にはガードレールも何もないが、落ちたら助からなそうな崖も時たま見られたし、道路を横切る水路の上蓋が外れている場所もあって、ぼーっと走っていると大事故になりかねない道だった。

先行して道を確認しつつカメラマン。柵も何もなくて道が狭いから、山との一体感が凄い。登山にも似た感覚がある。

僕の方が余裕があるのは明らかだったので、ここはサポートに徹し道の異常に気を配る。

…と、標高800mを越えたあたりから、一気に視界が開けてきた。

これこれ、僕はこれを待っていた…!!

ふふふ。

こんなヒルクライム、最高じゃない??

這い上がってきた九十九折、その奥には喜多方の田園地帯。変わりつつある空の色…。

あぁ…これを見るために走ってきたようなものだ。Aもたまらずため息が漏れる。

登り切ったところからの眺めもすごくよかった。写真だと逆光で少しガスって見えるけど、肉眼ではほんとに良い眺め。

峠のてっぺんで1枚。凄く綺麗だ。

そしてご褒美は反対側にも。雄国沼という湿原が、山頂に広がっていた。

湿原のハイキングも併せたら気持ちいだろうなぁ。。時間と体力に余裕があればそんな遊びも出来たんだけど。

それはまたの楽しみに取っておいて、さっそくダウンヒルに移行する。

下りる方面にも九十九折が広がっていて、ついつい見とれてしまう。が、道が道なので下りにはすごく気を遣った。

平均斜度10%の下りを、対向車や動物・路面の異物に気を付けながら下るのだ。当然スピードを出せるはずもなく、20㎞/h以下を守る。僕はディスクブレーキだからまだマシだけど、安価なキャリバーブレーキのAはしんどそうだった。

これ、リムブレーキのカーボンホイールだと下れないんじゃないか…?訪れる方はどうかお気を付けて。

 

2.腹痛とR459ヒルクライム

無事に金沢峠のダウンヒルを終えると、補給を目指して喜多方市街へ。

道中の「恋人坂」なる道(↑画像)が凄く気持ちよかったので、金沢峠を走る際にはぜひセットで立ち寄ってみてほしい。

Googleマップではここ↓

景色を堪能したらコンビニへ。

サクッと補給し次のヒルクライムへ…といきたいところだったが、僕の胃腸の調子がよろしくない。仮眠で頭はクリアになったけど、睡眠不足の影響で体は本調子じゃないらしい。妙に体が冷える感覚があって、気を抜くとお腹が痛くなる。。

気を取り直して再スタート。

R459の峠に差し掛かる頃にはあたりは真っ暗になっていた。お腹を冷やすと腹痛がおこるので、汗だく覚悟でレインウエアを着こむ。背に腹は代えられない。

相方のAはというと、体調面では大丈夫そうだが脚力面でかなりキツくなってきたようだった。ペースの低下にその影響が表れていた。ここのヒルクライムは獲得600m、平均斜度は5%くらいなのでまだ良心的だが、ここまで4,200m登ってきた蓄積は無視できない。

何とか登りきる頃には、僕は日が沈んだことと標高が上がったことで気温が低下し、余計にお腹の調子が悪くなった。早く登り切って道の駅に着くなり速攻でトイレに駆け込む。(笑)

 

3.福島脱出:西吾妻スカイバレー

道の駅でトイレ休憩を終え、いよいよ本日最後の峠:西吾妻スカイバレーへ。

本格的な登り部分は獲得500m、平均斜度8%くらい。疲れた体に厳しいが、ここまで来たら峠1つくらい気合で越えられる。標高は1,000mを越え肌寒いので、体の冷えに気を付けながら少しづつ登る。

既に真っ暗なので綺麗な景色はなし。ライトに照らされる上り坂を、淡々と登るのみ。

さっきよりも斜度が急なためか、Aの脚には負担が大きいようだった。踏み込むたびに上半身が揺れ、踏み位置でかかとが下がっている。筋力が必要トルクに負けてきた証拠だ。

しかし、それでも彼が脚を止めないことに、僕は正直なところ驚いた。思えばここまで、Aは一度も足つきをしていない。写真撮影で何度も止まって(休んでいる)僕とは違い、彼はクランクを回し続けている。

前回の記事の冒頭でも紹介したが、彼は速さはなくとも無限に走り続けるような強さがある。普通は、辛くなってくるとペースが乱れたり、立ちはだかる坂に心折れて脚をついたりするものだ。それらとは無縁な彼の走りに感服したし、そんな部分を尊敬する。

そんなことを考えていると、峠の最高点に到達!遂にすべての難所を越え、福島県を脱出した。

後は米沢まで下るだけなので、事故に気を付けて市街地を目指した。

 

4.米沢で就寝

米沢市街に付いたのは23:00頃。

福島駅前を出発してから、ちょうど24時間くらいだ。

いやぁ、疲れた。(笑)

後はゆっくりとご飯を食べて、明日に備えて就寝。寝られる時間が短そうだったので、せっかく持ってきたシェルターは立てずに完全野宿スタイルで眠りについた。

今日はここまで232㎞、獲得5,400m。明日は山形まで走り、林道二口線で仙台入りしてゴールだ。

つづく

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