お役立ち記事

DHバー使用時のライト・Garmin・サイコンの配置について

ロードバイクの便利アイテムDHバー。トライアストンやTT競技のほか、ロングライドでもその威力を発揮してくれる。

しかし、いざDHバーを取り付けるとハンドル周りが狭くなり、ライトやサイコンなどを設置するスペースがなくなってしまうことが多い。

この記事では、DHバー装着時のライトやサイコンの設置場所・使用アタッチメントについて、主にロングライド視点から簡単にまとめていきたい。

<目次>
1.僕の配置例
ープロファイルデザイン エアストライク
ープロファイルデザイン T2+
2.使えそうな製品
ーバーエンドライトマウント
ードロハンアシストバー
ーエアロブリッジ
ーハブマウント固定

1.僕の配置例

まずは使いたい装備の前提をご紹介。

僕の場合、使いたい装備はライト2つ(Volt400、Volt800)、サイコン2つ(CATEYEパドローネ、Garmin etrex30x)。状況によってもう1つ2つ装備が多いこともあるが最低限これだ。そしてさらに、フロントバックなどをハンドル内側にも積載をしたい。

バイクパッキングで走りたい

ライトやサイコンのマウントで有名なレックマウント(⇩)なんかは、フロント積載ができなくなるので使えない。(それに僕にはちょっと高すぎ…)よくあるライトマウント(こういうやつ⇩)もNG。

 

エアストライク使用Ver

そのため、初めに考案したのはこの形。特別なアタッチメントなどは何も使わず、サイコン類とライトを取り付けた。

ライトの配置がわかりにくいが、DHバー先端のつながっている部分に1つと、ステム右側のハンドルのフラット部分に下向きにもう1つ。

サイコン類はバーに固定する方法に落ち着いた。ハンドル中央部に配置が可能なので視認性もよく、操作性にも問題ない。むしろステム付近に取り付けるよりも使いやすいほどだった。

エアストライクはプロファイルデザインでいう「Vシリーズ」で、バーがハンドルの下側から出る。

この場合、腕とハンドル付近のバーの高さに開きがあるので、厚みのあるGarminEtrex30xも邪魔にならない。キャットアイパドローネは、そもそもが薄いのでレイアウトの自由度が高い。

しかし、ライトの配置が課題だった。1つは先端につながっているタイプのDHバーでないと付けられないし、もう1つはフロント積載の陰に隠れがちで、直近の路面をうまく照らせなかった。先端に取り付けていたライトも、手元から遠くて操作しにくかった。

さらに、先端部は走行振動による揺れが大きいのかブラケットが緩みやすいという欠点も…。

 

T2+ 使用Ver

そこで新たなDHバーの導入に伴って、キャットアイのブラケットの改造を試みた。

改造ブラケット

こんな感じにDHバーの縦方向の部分に直接取り付け可能に改造。(改造方法はこちら

さらに、キャットアイのSP-13というVolt50用のブラケットを購入。この2つのブラケットで、ライトを2本ともバー部分に固定することにした。

完成系はこんな感じ⇩

右側のVolt800の方が改造ブラケット、左側のVolt400がSP-13を使った装着だ。

SP-13

SP-13はVOLT50という、見た目はVOLT400のようなリアライトを固定するためのブラケット。もとから取り付けパイプと並行方向にライトが向くように作られているので、非公式な改造をしなくても取り付け可能だ。また、見た目にも悪くない。

改造ブラケットとSP-13のどちらがいいかというと、正直そんなに使い勝手は変わらない。しいて言いうなら、SP-13の方が配置やライトの角度調整に自由が利くのでお勧めだろうか。

また、取り付け部分とライトまでの距離がSP-13の方がかなり長い。悪くいうならライトが少々不安定で、良く言うなら他のアタッチメントと干渉しにくい。

改造を試してみて不安があったりほかのパーツと干渉するようなら、SP-13を購入してみるのもアリだと思う。

サイコンは、バーがハンドルの上から出てくるようになってしまったため配置変更となった。パドローネは今まで通りバー上に配置でOKだったが、厚みのあるEtrex30xは腕が当たってDHバーを使用しにくくなってしまった。

そこで、空いていたステム上に配置。視認性は少々落ちるが、現状そこまで使いにくいことはない。

前から見るとこんな感じ。フロントバックでライトの光線が遮られることがないので、エアストライクを使っていた時と比べて使い勝手がかなりいい。

ただ、ライトを横向きに取り付けるので自分の方にライトの光が若干漏れてくる。走行に支障が出ることはないけど、ふとした時にちょっと眩しいのがウィークポイントか。上方向の配光をカットするガードをつけるか検討中…。

これが改造ブラケット

 

2.使えそうな製品

とりあえず上記の方法でDHバーや下ハンに取り付け可能なことは分かったが、あくまで僕の例なのでうまくいかない方もいるかも知れない。また、Voltシリーズ以外のライトを使うなら、ブラケットがそもそも違う。

例えば下ハンに取り付けることもできる

ライトの配置を考えていた時に使えそうなもののリストを作っていたので、それらを簡単にまとめておく。

 

①バーエンドライトマウント

ミノウラからバーエンドライトマウントなる商品が出ている。これを使えば下ハンのバーエンドにライトを取り付けられるので、ハンドルやステム周りがすっきりするだろう。また、フロントバックとの干渉も避けられそうだ。

しかし、右側バーエンドには後方確認用のミラーを取り付けると左側にしか使用できず、ライトを複数取り付けたい場合には適さない。また、レビューによると固定力が弱いとの情報もある。ロングライドではなく、日中で完結するライドがメインならいいかも知れない?

 

②ドロハン用アシストバー

ゆるふわーくすさんが作っているドロップハンドル用のアシストバー。本来はドロップハンドルの下ハンを握りやすくするアタッチメントだが、これにライトを取り付けるのもありだと思う。構造的に、下ハンだけでなくDHバーにも取り付け可能だろう。

固定力についても問題なさそうで、ライトマウントとしても、本来の用途としても気になる商品。

 

③エアロブリッジ

DHバーで有名なプロファイルデザインが出しているエアロブリッジ。これは下ハンには無理そうなので、DHバー限定品だろうか。DHバーとの相性は良さそうで、ライトに限らずサイコンやGPSナビの取り付けにも可能。用途がDHバーの拡張のみならこれがベストかも。

ただし、これも重積載すると固定力に不安がある。複数のライトやGPSナビを取り付けると結構な重量になるので、これ一つに頼るのではなく、あくまで補助的に使うのがよさそうだ。

 

④ハブマウントを固定

この記事で紹介した改造方法に似ているけど、ハブマウントを固定する方法もある。本来クイックリリースのネジに取り付けハブ軸にライトをつけるものだが、こちらのブログに書いてある方法で固定もできる。サイコンやナビ等ほかのものも装着可能な点は良さそうだ。また、ライトのバッテリーインジケーターの確認もしやすそう。

下ハンやDHバー以外にフォークにも形状によっては取り付け可能なようなので、汎用性も高い。改造なのでこれも自己責任だが、試す価値はありそうだ。

そもそも普通にライトをハブにマウントする方法もあるが、フロントにハブマウントを使うとホイールの固定力が落ちてしまいブレーキのフィーリングに問題があるので僕は使わない。

新スタイルの完成系

 

以上、DHバー使用時のハンドル周りについてまとめてみました。使う機材やニーズによって最適解は異なると思うので、何かのヒントにしていただければ幸いです。

おわり

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