ツーリング記

【ロードバイク×登山】自走120kmで丹沢山に日帰り登山してみた

以前の立山登山記に続く登山ネタ。

今回は、神奈川県にある「丹沢山」に登ってきた。日本百名山の一つで、標高は1,567m。かなりポピュラーな山でアクセスが良く、様々なルートが存在する。今回選択したのは「大倉~塔ノ岳~丹沢山」のピストンで、登山道の道のりは18.4km、獲得標高2,017m。

この山行(=登山に行くこと)の目的は、山岳部の新入部員の山慣らし。僕は彼らのサポート役だ。

しかし、人が多いうえ森林限界も突破しない山なので、正直自ら進んで行きたい山ではない。出発前日になってもテンションは上がらなかった。うーん、どうしたものか。

そこで、今まで密かに抱いていた「ロードバイクで登山口(=登山道の入り口)まで自走で行く」というアイディアを試してみることにした。

自宅から登山口の大倉までは片道約60km、獲得標高600m。しかも今回は日帰りなので、登山装備がかなり少ない。総重量10㎏ちょっとと、ロードバイクに十分積載可能な量だった。コースタイム(=成人男性が10kgほどの荷物を背負って無理なく歩ける、休憩を含まない所要時間)が9時間40分のルートだから、自走120km≒6時間と足しても16時間程度。つまりは日帰り300kmのロングライドと同じくらい。これなら大丈夫そうだ。

 

自走で行くと決めて、やっとテンションが上がってきた。何か新しいことを試すのって、ワクワクするよね。

チョイスしたバイクは、サブで使っているGIANT DEFY3。

登山にしてはかなり少ないとはいえ、後輩の分の装備や登山靴、ザックも持っていくとなると、ロードバイクの感覚からすると結構な量だ。僕は荷物を背負って50km以上は絶対に走りたくないから、リアキャリアにパニアバックを付け、その中に装備を詰め込んでいった。

登山靴がかなりのスペースをとってしまうので、左右合わせて40Lのパニアバックがパンパンに。いつもの縦走(=尾根を伝って歩くこと)スタイルだとこの倍以上の容量が必要だから、フロントにもパニアバックを搭載して自分もザックを背負わないと厳しそうだな。

登山口に07:30集合だから、少し余裕をもって家を04:00に出発。朝は雨の予報だったけれど、白んできた空には晴れ間が見えていた。これは嬉しい誤算だ。

久々の旅人スタイル。バイクがめちゃくちゃ重い。しかもリアに荷物が集中しているから、バランスも悪くダンシングのフィーリングが悲惨なことになっている。あぁこの感じ、懐かしいな。

次第に太陽が顔を覗かせ、晴天に。寒いのを覚悟で準備したが、その逆でめちゃくちゃ暑かった。

雨上がりの湿っぽい空気のせいで汗が乾かないし、小さな虫が低い位置を飛んで顔にクリーンヒットしてくる。全くもって不快だが、ぶつかった彼らはどうなっているんだろう?巨人に30km/hで衝突されるわけだから、結構痛そうだよね。お互いのためにも、避けるという本能や概念を持ってほしいもんだ。

 

そんなことを考えていたら、無事登山口へ到着した。ここまで予定通り、時間もピッタリ読み通り。脚もいつも通りの疲労感。準備運動をしている登山客を尻目に、僕だけ一人アップ完了だ。(笑)

パッキングを済ませ08:00前に登山開始。僕は先頭を歩くのが好きなんだけど、今回は最後尾で見守りつつ写真係。最後尾はあまり歩かないから、後輩たちの歩き方を見るのも面白かった。

人気の山なので他の登山客がとても多いが、他の山より若者が多いのに驚いた。体力のある若い人は、もっと高い山に行くのかと思っていたけど、そうでもないのかな。お金やリスクを考えてとっつきやすいところから、という感じだろうか。

新入生も体力はあるようで、そこそこいいペースで登っていく。殆どが安全な道なので、他の登山者に挨拶をしつつ先を行かせてもらった。

途中から濃い霧が発生し、辺りは真っ白に。岩場ではルートを見失わないように注意するが、ここでは結果的にその心配は無用だった。本当によく整備された登山道で、斜面の半分近くが階段で覆われているうえ、飲食可能な茶屋が数件あった。初心者向けという理由が良く分かる。

階段になっていると安全性が増すし簡単でいいんだけど、逆に道が単調で飽きるし、単純な体力ゲーになってしまうのがキツイ。これは楽しむというよりトレーニングだ。

程なくして丹沢山山頂に到着。相変わらずの霧で景色はイマイチ。天気が良ければ富士山が見られるらしかったので残念だ。ちょうどお昼になったので、みんなでお昼ご飯。お湯を沸かしてカップ麺を食べながらの談笑タイム。

景色は一人で見た方が綺麗だけど、ご飯はみんなで食べるのがおいしいと思う。

12:00過ぎに下山開始。登山をしたことがある人じゃないとピンと来ないと思うが、脚へのダメージも危険度も下る方が大きい。湿った足元に気を付けつつも、今回は荷物が軽いので比較的楽に降りられた。早く温泉に入りたくて、サクサク下山。

14:45頃登山口の大倉に到着。全員無事に下山できて何よりだ。この後は温泉で汗を流つつ、あれこれ話す裸の付き合いだ。

新入生が今日の山行を楽しかったと言ってくれてよかったし、自転車に興味を持ってくれて「ロードバイク買います!!」なんて言ってくれた奴までいるのが、個人的には一番うれしかったり。(笑) もし買ってくれたら部員の半分が自転車乗りになるのが面白い。着実に布教が進んでいる。←

 

温泉を出ると夕暮れ近くになってきていた。さて、帰ろうか。

長時間歩き続けたあとのロードバイクのスピード感は最高だ。自転車という乗り物の利便性と快感に浸りながら帰路についた。途中、お腹が空いたからかつやで夕食。「下山⇒お風呂⇒豚カツ」という流れは僕の中で鉄板だ。

家に着いたのは20:00頃。

朝04:00出発だから、当初の読み通り16時間だった。温泉タイムを除けば14時間程度で帰宅できるから、十分日帰りと呼べる行程だと思う。疲労感も、300km走るのと同等かそれ以下だった。

 

この「ロードバイク×登山」、オススメ出来るかと言われると微妙だが、翌日に軽い筋肉痛を起こしているので何かしらトレーニングとしての効果はありそうだ。単純なトレーニングとしてのロングライドに飽きた方にはいいかも?

荷物的には日帰り装備でないと厳しいけど、割り切って宅急便で送ってしまうか他メンバーに預ければその可能性は一気に広がる。夏には北アルプスに行く予定だから、せっかく向こうに行くなら自走で行って楽しむのもアリかも知れない。「ビーナスライン⇒松本⇒乗鞍⇒上高地⇒北アルプス縦走」なんてのも楽しそうだ。

その為には、やっぱりもっと脚力を鍛えなくちゃ。レースに出ないのにローラーをしている僕に、彼女はよく「何を目指しているの?」と不思議な顔をするが、「脚力は正義」なのは間違いない。僕には見たい景色があるんだ。

さて、次は何をしよう。

 

【2020.04.20追記】

自転車×登山として、冬山・夏山にいろいろ行ってきました。まとめとしてこんな記事も書いているので、ご興味ある方は是非。

 

おわり

 

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