ツーリング記

紀伊半島ライド④-南端~大阪の東側280kmを楽しく1DAYサイクリング

目が覚めたのは深夜の04:00。

昨日早く寝たから、ぐっすり睡眠をとってもこの時間に起きることが出来た。近くの自販機で温かいコーヒー買い、朝ごはんの菓子パンを食べる。温かい飲み物があるだけでご馳走だ。

 

海沿いの冷たい風が吹き付ける。うん、この風向きなら向かい風になることはないだろう。おそらく追い風基調だ。

テントを手早く撤収し、出発。テントやマットなどのギアの扱いにもかなり慣れてきて、10分程度で出発準備完了。この時間に出られるなら、今日はゴールの大阪まで走れそうだ。

山側から朝日が昇ってくる

よく眠ったおかげで体の調子がいい。ペースに気を付けつつ、バイクを進める。

自転車道が時折見えたのだが、入り口が全く分からなかった。

紀伊半島の東側でよりたい場所は2箇所あって、波を被りながら入れる温泉「崎の湯」と、真っ白な岩々に囲まれた「白崎海岸」だ。

先の湯はここ↓

写真NGなので湯船の画像はないが、本当にすぐそこが海なので波を被りながら温泉に浸かれる。平日ということもあってかかなり空いていて、のんびり入浴することが出来た。ちょっとアクセスは悪いが、ちょっと変わった温泉なので旅行の思い出にはいいかも知れない。

因みに近くに白浜もあり、(全国各地に「白浜」がある)ここの白浜は本当に真っ白な砂浜だった。

ウエディングの写真撮影をしていた

のぼせた体を冷ましつつ、温泉のご主人と暫し歓談をしたのち再出発。

次は白崎海岸だ。

海岸線沿いに進むと、それらしき岩々が。

白崎海岸は石灰岩に囲まれた地形が有名で、道の駅とオートキャンプ場がある。ダイビングスポットとしても有名なようだ。施設は綺麗だったが、道の駅のレストランは閉店していたので要注意。補給は自販機くらいしかない。

真っ白な岩々のスケール感はかなりのもので、360°囲まれた光景は異様だった。

展望台なるものもあり、そこからは白い岩と海のコントラストが見られる。天気が曇りで、海が輝いていなかったのが残念。

ここも入り組んだ場所で車だと行き辛そうだが、紀伊半島に行くなら立ち寄ってみても良いかも知れない。

さて、観光もそこそこにして大阪へ向かう。当初夕方につくはずだったのだが、海岸沿いの道を走っていたら意外と距離が延びていたようで、和歌山市につく頃はもう暗くなってしまっていた。

ここまで特に道迷いもなく、快適にライドが出来たのだが、和歌山県と大阪府の県境でバイパス迂回に戸惑った。主要な道路はすべて自動車専用道になっていて、航空写真とにらめっこしながら下道を探して走った。

経験上こういうときは、とにかく地図上でグネグネした獲得標高の最も高そうな道を選ぶのが間違いがない。(笑)

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大阪府に入ってからはひたすら北上するのみ。交通量が多いため、安全に気を付けつつも快調に走っていく。

しかし、難波のあたりでリアのシフトワイヤーが切れた感触が。実は朝から違和感はあったが、ついに変速しなくなってしまったので2×1速という不思議なギア構成でラスト10kmを走った。最近フロントシングルが流行ってるけど、こういう時フロントシングルはつらいよね。

 

そして…

国道1号の元表でGOAL

おなじみとなった国道1号の元表でGOAL。振り返ってみると今日で280km走っていたようだった。温泉でだらだらしつつも、いいペースで走れたので満足。

なにより、今回のライド全体では、995km/4泊5日という走行距離。当初の目標通り、200km/日ペースでのテント泊ライドをすることが出来た。一般的なキャンプツーリングでは100km/日ペースで進んでいくから、実に倍の距離を走ることが出来たわけだ。これも軽量装備のおかげだろう。

当然のことながら距離を走ることがすべてではないが、1日でどれだけ遠くに行けるかが、自分の行動範囲を決めるのも事実だ。僕はもっと遠くへ行きたい。

ゆったりとした旅をするならパニアバックが欲しいところだが、走ることに重点を置くならバイクパッキング一択だと確信した。

 

この成功を糧に、次の来たる九州ツーリングに備えるのだった…。

おわり

*2020.01.20:画像サイズや誤字・脱字などの修正を行いました。

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