ツーリング記

雪道ツーリング⑦-滑川~白川郷~金沢:ライドの終了へ

前回まではこちら

ロードバイク雪道ライド①スパイクタイヤ導入編(シュワルベウィンター700×30c)

・ロードバイク雪道ライド②ライド計画編

・雪道ツーリング④-横浜出発~諏訪湖編

・雪道ツーリング⑥-上田~糸魚川~滑川ひたすら220km

 

真っ暗な中目が覚めた。

時刻は04:00。左腕につけている、Luminoxが教えてくれる。この時計の針のやわらかい明かりは、いつも僕に元気をくれる。

山ではないとはいえ、気温は氷点下。シュラフの中で、もぞもぞしながらご飯を食べる。ボトルの水は相変わらず霧が峰から凍ったままだ。

 

さっさと撤収し、高岡を目指す。

が、途中でVolt800の台座部分がぽっきり。ああ、ここライドは損失が多い。サイコンは吹っ飛ぶし、テントに穴あけるし、スマホもライトも壊れかけた。(実は昨晩テントをポールで貫通し、スマホは充電端子が曲がってしまった)

壊れたものは仕方がないと、気を取り直して進む。自転車に乗っていれば、その時間と距離が解決してくれる。

さっさと走り終え、156号線へ到着。あとはこの道をまっすぐ走るのみだ…。

やっぱり田舎は景色がいい

ここまでの疲労がたまってか、アップダウンが多いこの道に、じわじわと脚が削られていく。交通量が少ないのが幸いで、マイペースにゆっくりと走っていった。脚はパンパンだけど、天気も良くて気持ちがいい。

そして…到着!

しかし、そこにあったのは夢に見ていた雪景色の白川郷ではなく、綺麗なアスファルトに覆われた白川郷だった。泣

雪のあるところを選んで撮っても、こんな感じ。

ああ、残念。

期待に胸を膨らませてここまで走ってきただけに、ショックも大きい。でもこればかりはどうしようもない。モバイルバッテリーも尽きてしまっていたので、ネットカフェに行くために、山菜そばを頂いてさっさと金沢へ向かうことにした。

気さくな店員さんとお話が出来て楽しかった

途中写真を撮ってもらいながら、少し話をした女子大生2人組。

「どこから来たんですか?」

「横浜からです」

「え?すごいですね!(引きつった笑顔)

 日本一周してるとかですか?」

「いえ、来たかったから来ただけですよ。」

「あ…そうなんですね!(ドン引き)」

…うん、別にいいさ、理解されなくたって。中国人観光客にまみれたバスの窓からじゃ見られないものを、僕は見て、感じてきたんだ。

久しぶりに屋根と壁があるところで寝れるという期待に身を任せ、金沢へ走った。ああそうだ、寝る前に温泉にでも入ろうか。気づけばずっとお風呂にも入っていなかった。

18:00ちょうどに、金沢駅到着。自転車で来るのは2度目だ。

調べておいた温泉に入り、服を洗濯してさっぱりしてから、ネットカフェへ。暖かい場所で寝られるって、本当に幸せだ。

 

ネットカフェの中で、天気予報とにらめっこしながら考えた。どうもこの後気温が急上昇するらしく、雪ではなく雨が降るらしい。雪は濡れないからいいけれど、この時期の雨は最悪だ。

この後の予定としては、残していた能登半島を一周するか、日本海側を走り九州まで行くか。雪景色の能登半島を走りたかったんだけど、それはここまでの道で無理なのは明らかだった。そして九州まで行くにしても、ウェアが濡れて着替えもないまま、5℃の夜を耐え抜く自信はない。

別に濡れて着替えがなくたって、走り続けられれば寒くないから問題ないんだけど、僕にその脚力はなかった。

 

…帰るか。

そう決めて翌朝は市内をふらふらし、ラッシュ時が過ぎるのを待って東京まで輪行。

開館前の21世紀美術館

あそこで「とりあえず1000km走りまーす!」なんて言える脚力が欲しいもんだ。帰ったらまたトレーニングしよう。

なにはともあれ、当初の目的だった霧が峰、美ヶ原、白川郷はクリアした。雪景色の中も走れたし、またひとつ、愛車との思い出を作ることが出来た。

ああ、疲れた。終わりと決まると、どっと疲れが出てくる。

次はどこへ行こうかな?スパイクタイヤを脱げば、もっと遠くへ走れるはずだ。そうだな、紀伊半島あたりへでも行ってみようか…?

そう考えながら、僕は新幹線で眠りに着いた。

ライドまとめ

・走行距離:760km

・獲得標高:8877m

おわり(ロードバイク雪上ライドの記事一覧はこちら

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